本日休魚 金魚が家にやってきた
 金魚産卵
本日休魚


1998/08/25 金魚産卵

ある夏の日
一瞬だけ暑い日が続き水温上昇対策で躍起になっていましたが,あれよあれよという間に涼しくなって水温も27度前後で落ち着くようになりました.ふと気をつけて見てみると,水槽の中の金魚が妙に元気(?)で盛んにメスを追いまわすようになりました.ちょっと早いけれども発情期に入ったようです.水槽の中はというとたいした水草もなく(アヌビヌスナナがあるだけ),産卵巣が準備できません.そうこうしているうちに一回目の産卵があったようで,水槽の中に親魚に食べられずに残ったわずかな卵を発見しました.

その翌日
これでは・・・ということで早速産卵用に予備水槽を立ち上げ,池袋西武に行ったついでに産卵巣としてホテイアオイを買って帰りました.予備水槽にホテイアオイを入れてメスの朱文金の引越し.翌日にはオスの朱文金2匹も引っ越してきて産卵準備完了です.ところがそれから数日なかなか産卵行動に入りません.ひょっとすると水が合わないのかなと思って,予備水槽の水をそっくり普段の水槽の水に入れ替えてやりました.するとどうでしょう,あっという間に元気になってメスを追い始めました(^o^) その翌日,ホテイアオイにはたくさんの卵がついていました(^o^)

2〜3日後
卵の中に小さいながら稚魚の目が見えるようになりました.経験的にはあと2日ほどでたくさんの稚魚が孵化するはずでした.ところがその翌日.なんとほとんどすべての卵が白濁しカビが発生しました.念のためにカビが生えた卵だけ取り除き,残りの卵の様子を満たしたが,これも同じ.翌日にはすべての卵が死んでしまいました.無性卵だったのか,産卵後の扱いが悪かったのか今のところ原因は不明です.

気を取り直してカビた卵をすべて除去して,もう一度朱文金のペアをいっしょの水槽に入れたらなんとわずか30分ほどで大量の卵を生み始めました(^_^) これにはびっくり.今度こそは無事に孵化するようにと祈るばかり・・・

それからそれから
1日・2日と過ぎ,今度は卵にカビも生えずに小さな黒い目と背骨がしっかり成長しているのが観察できました.そろそろかなと思った3日目の朝.卵の中にかなりはっきりした稚魚が見えるようになりましたが,まだ卵.気になりつつも会社に行って,夜帰ってから水槽を見ると・・・\(^o^)/・・・稚魚がたくさん(^o^)v・・・38匹まで数えましたが挫折しました.卵を引き上げるときに親に食べられなければもっと多く生まれたかもしれませんが,水槽の大きさからこの程度の数が限度でしょう.卵から孵った稚魚はガラスに縦向きに背骨をいかにも伸ばして固まるのを待っているかのように貼りついています.世話をする水槽がひとつ増えることになりました.みんな無事に育つように・・・

そして2週間が過ぎ
卵を生みつけたホテイアオイがすっかり枯れてしまい,何か新しく水草でも入れようと考えていたとき,小田急百貨店の熱帯魚売り場でアヌビナス・ナナの切れ端が(^_^;)く売っていたのでこれをたくさん買ってきました.とりあえず砂利に植えただけなので根が張るまでは時間がかかるでしょうが,稚魚も隠れ家が出来て周りをうろちょろしています.この時点で確認できた稚魚は実に60匹近く・・・.

このころになると,小さいながらもすっかり魚らしくなってきて,餌も良く食べるようになります.今までは近くに漂っていた餌を食べるという感じだったのが自分で餌を探し始めるようになりました.生まれた時期が微妙に違うのか,餌を食べる量が違うのか,稚魚の大きさは早くもまちまちになって仕舞いました.大きいのはどんどん大きくなって行くし,小さいのはいつまでも小さいし.こういう稚魚は自然界では淘汰されて行くのでしょう.

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