本日休魚 金魚が家にやってきた
 金魚の引っ越し
本日休魚


1998/06/15 金魚の引っ越し

98年6月のこと.水槽を設置したときに考えていなかった事態が発生しました.引越しです.

あろうことか,ちょうど初夏の産卵シーズンを迎えた金魚は発情期を迎えていました.オスの金魚が盛んにメスに群がり大変な状態.そうこうしているうちに引越しの一週間ほど前,産卵してしまいました(^_^;) 残念ながら今回は卵の回収はせず,金魚の食べるに任せることにしました.さすがに引越しを控えて金魚の卵や稚魚の面倒までは見られません.親魚だけで手一杯です(^_^;)

さて,水槽を設置して2年間.水槽の水替えや掃除はしていましたが一度も動かしたことはありません.ざっと見積もってみると60cmの水槽には50リットル以上の水,10キロもの砂利が入っています.当然のごとく設置したままの水槽を動かすことは不可能です.とるべき手段は金魚を小口に分けてビニール袋に入れてから水槽の水を抜いて先に新居につれて行くこと.早速ビニール袋の手配と,輸送に備えて「Oストーン」という酸素を出す便利な石を買ってきました.

用意したビニールを2枚重ねにして水槽の水とOストーンを数個入れます.そして金魚を大きさ別に2匹から3匹程度ずつに分けてそれぞれビニールの袋に入れてやります.酸素ボンベなんて便利なものは持っていないので袋をとじるときはOストーンだけが頼りです.ビニール袋を輪ゴムで頑丈に封をして終わり.金魚全部とオトシンクルス2匹,ヤマトヌマエビ4匹(いるはずだったかついに姿が見つからなかった・・・食べられてしまったか・・・)を無事に袋に入れたら,とりあえず暴れないように紙袋の中に仕舞い暗くしてやります.幸いにこの季節にしては涼しいのでそんな次長時間でなければ大丈夫でしょう.

次は水槽の引越し準備です.砂利をすくうためにお店で一番丈夫といわれた魚をすくう網を買ってきました.すでに水槽の金魚をすくうのに使っていましたが,目的は砂利をすくうためです.早速試してみると確かに丈夫.砂利をいっぱいすくってもびくともしません.いちいち水を切りながら10リットルのバケツに2杯の砂利を水槽から移し変えました.これがまたまた重いこと.移動も大変です.

最後に水槽を簡単に洗ってフィルタやさまざまな小道具類をまとめて完了です.といってもこれだけで数時間かかってしまいました.これらを車に積み込んで出発です.

金魚の引っ越し

現地に到着するとまず不動産屋に出向いて鍵を受け取り,部屋に入ります.感傷にふけっているまもなく新聞紙を広げて作業スペースを作り,早速水槽用のラックを組み立てに入ります.位置を決めてからバケツ2杯の砂利を水槽に戻して,とりあえず水槽に水を入れて薬品でカルキを抜くことにします.水道の水を自分で飲んだ感じでは特に塩素臭もせず,浄水機を通さない水でもおいしく飲めました.多分金魚にそんなに影響はないでしょう.

恐る恐る紙袋を開けて,すべての金魚の袋を取り出してみると・・・全員元気(^o^) 心配だったオトシンクルスもぜんぜん問題ありません.ビニール袋ごと水槽につけて温度あわせをします.その間に部屋の掃除をしたりとすっかり夕方になったところで水槽に放して,引越しの準備のためにアパートに戻りました.

翌日,大量の荷物とともに引っ越してきて水槽を見てみると,新しい水にも問題なく適応したようで,金魚,オトシンクルス全員が元気に泳いでいました.というところで久しぶりの餌をあげたのでした.

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