くだらな日記(2003年6月)


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6月30日(月)
 とりあえずt.A.T.u&トモというネタを思いついた。
「世界中でドタキャンなんでだろ〜」
「いっつもギャラでもめるのなんでだろ〜」
「そのくせタダで銀座で唄うのなんでだろ〜」
「ミュージックステーションでワンマンショーするつもりだったのなんでだろ〜」
「福沢アナすら説教したくなるのなんでだろ〜」
「なんでだろ〜 なんでだろ〜 なんでだなんでだろ〜」


6月29日(日)
 ごめん、ほんまにt.A.T.u.ってぜんぜん知らんかったんや。歌番組やバラエティなんてぜんぜん見ぃひんもんで。で、某掲示板のAAばっかり見てたもんやから、てっきり新手のシャム双生児やと思ぅとったんや。許してんか。
 ……で、結局、洋物の漫才コンビちゅうことでええのんか? ぶっちゃけ、オセロとどっちが美人漫才やのん?


6月26日(木)
 某所で「ふんいき」と「ふいんき」の正誤について苦悶しておられる方がいたので、私も検索してみましたGoogle。
能天気 32,600件ヒット
脳天気 16,500件ヒット
 なんと正解の「能天気」の半分くらいを占めています脳天気。私も使っています脳天気。若きみぎり、新井素子姫の「だぁってこっちのほーが脳みそ天気みたいで感じが出るもーん」というお言葉にイカれてしまったせいです脳天気。
 しかしこれだけではない。
農天気 361件ヒット
 さすがにこれは別な意味で使われていますね。
悩天気 91件ヒット
 脳の間違いなのか、そもそも脳だって間違いなのだからそれの間違いってことはあるのか、悩むところです。
 さらに恐るべき事実が。
脳転機 30件ヒット
 脳が転ぶ機械。もしくは脳を転がす機械。どんな機械なのでしょう。それとも脳の転機か。脳が筋肉になるとかいうアレか。

 などと悩みながら、そして阪神の敗戦にも悩みながら、なぜか果実酒をつけてしまいました。悩みながら。
 ああせっかく熱湯消毒したのに、こんな布巾で瓶を拭いてもいいのだろうか。アメリカンチェリーをいちいち洗って拭くのはめんどくさいなあ。レモンの白いふわふわ、このくらい取っておけば許されるんだろうか。久保田はいったいどうなるのかなあ。氷砂糖はこのくらいでいいんだろうか。パイナップルの皮はやっぱり熱湯消毒した方がいいのかなあ。金沢はなんでこんな投手になっちゃったのかなあ。ああ、このレモン腐ってやがる。また明日買ってつけたさねば足りないのかなあ。これで本当にいいのかなあ。きょうは監督も選手も必死さが見られない試合じゃないかなあ。こんなことでいいのかなあ。連敗するんじゃないかなあ。うまく漬かるかなあ。腐らなければいいんだけどなあ。


6月25日(水)
 中野坂上のラーメン屋「なかむら」を再訪。念願のテールラーメンを食う。
 大きめのドンブリの中、ラーメンの上にひと関節分のオックステール煮込みがどんと載り、さらにその上に葱のてんこ盛り。なかなか豪快な外観だ。他にもエノキやシイタケやタケノコなど具だくさんで、麺が相対的に少なくて淋しくなるほどだ。
 で、スープはというと、いまひとつテールの味がスープに移っていないような気が。いやまあ、テールはじゅうぶん煮込まれていて、箸でつつくと勝手に肉が崩れるくらいだし、テールの脂とゼラチンは約一センチの層をなすくらいにスープに反映しているのですが。薄味で煮込んでいるからかな。テールは鶏ほどはっきりした味が出ないのだろうか。まあともかく、うっかりすると口がねばねばするほどのゼラチンがスープに溶けだしているので、美容にいいことだけは間違いない。
 そのゼラチンでやられました。ご承知のようにゼラチンは脂肪よりも融点が高いのです。つまり、スープがちょっとさめると、ゼラチンがねばねばした薄皮になってしまうのです。ねばねばした薄皮が張ったスープはおいしくない。そのため、さめる前にスープを飲んでしまわねばならぬのです。結果、私の猫舌は熱にやられて、昼食後一時間は冷たいお茶で冷やしてやらねばならなかったのです。

 小島貞二さん逝去。ご冥福をお祈りします。力道山の力士時代を知る人が、これでまたいなくなってしまった。


6月21日(土)
 髪を切った。
 なんとなく伸びてきた髪が目や耳に触ってうっとおしかったので、近所にできたQBハウスに出かけ、いさぎよく「スポーツ刈り」と命じたところ、「長さはどのくらいにしますか長めか短めか中ぐらいか」などと難しいことを問われた。スポーツ刈りといえば全国共通万国規格のものかと思っていたのだが、スポーツ刈りの世界にもファッションの波は訪れていたのか。とりあえず馬鹿が散髪屋に行ったときの合い言葉「普通で」でごまかす。
 私がスポーツ刈りにしたのは五年ぶりである。年号にしていえば1998年。まだ幸せな人生の可能性が残されていたころのことだ。横浜が優勝した年でもある。あれから横浜はローズが退団したり佐々木がメジャーに行ったり戸叶と進藤がトレードだったり金城があぶくのような好成績をおさめたり権藤が退団して森も退団して大ちゃんス球団になったりと激動してきたのだが、私はその間のんべんだらりと髪の毛を伸ばしていたわけだ。忸怩たるものがある。
 あらためて思うのだが、髪を短くするのにはエクスタシーがあるよね。2センチくらいになった髪をじょりじょりと撫でると、そこにえもいわれぬ快感があるのだ。ぞぞぞと髪を生え際と逆方向に撫であげると、そこでアクメに達してしまうくらいだ。もうセックスなんてどうでもいいくらいの快感。髪を短くしないまま死んでしまう奴が哀れに思えてしまうほどの快感。
 残念なことにこれにも副作用がある。そのあと飲酒してカラオケに行ったのだが、ふと鏡に映った自分の姿を見ると、坊主頭で髭面の中年男が「恋愛症候群」などを唄う有様はなんとも常軌を逸している。


6月19日(木)
パーティ参加の女子学生を輪姦した早稲田大学生ら5人を逮捕
少女を使って美人局の早稲田大学生ら5人を逮捕
 てっきり同一犯行グループかと思って犯人名簿をチェックしたのですがまるっきり別人でした。早稲田大学としては犯人が学内に十人いるのと凶悪犯が学内に五人いるのとでは、どっちが幸いなのでしょうか。


6月15日(日)
 昨日は母親、弟夫婦と、お茶の水の山の上ホテルにある中華レストラン「新北京」へ。土日の昼は五千円で食い放題というメニューがあるのだ。
 売り物の北京ダックは昼のメニューにはないが、芝エビのマヨネーズ炒めは、エビがぷりぷりしてうまい。ホタテのクリーム煮もちょうどいい味加減。薬膳スープは、二日酔い気味の身にはありがたい味。ひとり一品のみの特別料理はタラバガニの冷製。ほのかに甘いのがいい。点心もよかった。ひすい餃子もフカヒレ餃子も具がいい味付けだったし、小籠包はスープたっぷり。
 しかし点心はみな、ひとくちで食いきれないほど大きい。小ではなく大籠包だ。こんなのを十皿食べたというしゃあさんは、やはり尋常な食欲ではない、と思う。


6月12日(木)
 「機上の奇人たち」(エリオット・ヘスター:文春文庫)を読んだ。成田空港で買ってバンコクのホテルで読んだおかげで、帰りの飛行機の中では「おお、これが非常口のドアモードを手動から自動に切り替えるってことなのか」と楽しめてしまいました。何の役にも立たない知識って素晴らしい。それにしても、欧米のユーモアエッセイの書き手はエリオット率がやたらに高いような気がする。気のせいだろうか。


6月11日(水)
 「マトリックス・リローデッド」がもしヒットしているとしたら、それはきっと「前作でいちおうのSF考証はしといたから、今回はもう何やってもいいや」という投げやりかつ適当な態度で作ったからだと思います。つーかこの映画、「はっと目が覚めたら夢だった」みたいなもんだろ。イメージ的には
 マトリックス・リローデッド=(ファイナルファンタジーX2+ルパン三世【カリ城以降】)/2
 という感じでしょうか。
 ちなみに、おっさんやおばはんがなにやら重大そうな話をするのは、ファイナルファンタジーX2のアカギ隊員の話や、クラリスがなんか祈ったりするどーでもいい設定と同じく、ただの飾りです。なんの意味もありません。ただひたすら、カーチェイスをやったり車を斬鉄剣で切ったりリュックが乗っていそうな変なマシンで闘ったり増幅する竹中直人の中のどれが伊武雅刀かを当てたりするのを楽しむ映画です。ところで、あの双子の中にはきっと筋肉少女帯の本城が入っていると思う。
 ところでこの映画を二回見ましたが、一回目は英語音声タイ語字幕で途中まで、二回目は英語音声英語字幕でところどころ寝ながらですから、物語を誤解していることにはかなり自信があります。戸田女史の字幕だったらきっと「もとのモクアミだぜ」とか「私がトレビアーンなのはおフランスだけざんす」などと訳してくれるんだろうなあ、と期待しつつ。


6月10日(火)
 Pさんへ。ジャーナリストとして日々活躍のよし。おめでとうございます。今回はまたも阪神あぶく景気への便乗企画にて、自他共に阪神ファンのたわけた言動あればご報告頂きたいとのご依頼のこと、赤貧に喘ぐ我が身なれば飛びつきたき仕事なれど、残念ながら私は阪神に人生を賭けておれど、貴殿の望むような形では賭けておらず。また我が乏しき交友関係の中には、とうてい貴殿の欲するような人生喜劇の演技者はおらず、よって今回の企画はご辞退させて頂きたく候。
 もう以前のような馬鹿な企画にて、「阪神はいいところまでいって負けるのがチームカラー」などとほざくような低脳馬鹿とは、金輪際接触を断ちたい所存にて候。あの馬鹿どもは、いったい野球というゲームの規則をどう考えているのか。きっとマスコミという馬鹿馬鹿しき世界に染まりすぎ、客観的認識を失えりと当方にて独断したり。大兄にもその危険性なかりしとは言えずと思われしゆえ、このうえは自重を望みたき所存に候。


6月5日(木)
 田舎から梅酒を送ってくる。ちょっと飲んだのだが甘すぎてとてもそのままでは飲めない。まるでシロップだ。ふと思いつき、ソーダで1:2に割ってみたらいい味になった。もうひとつ思いつき、焼酎で1:2に割ってみたら二日酔いになった。


6月4日(水)
放送禁止ドレミの歌
 ドは土人のド
 レはレプラのレ
 ミはみつくちのミ
 ファはファックのファ
 そこは旧部落
 拉致家族は出しゃばるな
 遺伝子が壊れてる ああ天皇家


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