くだらな日記(2003年4月)


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4月30日(水)
 謎の白装束集団について飯星景子が「ヘンな宗教ですね」とコメントするのに対し、「オマエには言う資格がない!」とツッコんだ視聴者は何万人いるでしょうか。


4月29日(火)
 選挙の季節もようやく終わり。公明党が各地で躍進したようです。残念ながら、公明党の調子がいいときは、たいがい政治が腐っている。
 有名人がらみでは、サスケの岩手県議に続き、「ショーグン」こと若松市政も芦別市議に当選。てゆーか、議員としてはワカマツが先輩なのですが。「ポーゴ様」こと関川哲夫は惜しくも落選。あの人、荒船清十郎の親戚だというから、地元の地盤は固いと思っていたのだがな。
 微妙な気持ちになるのは長崎慶一。荒川区議に当選したのはもちろんめでたいのですが、新聞報道では「元阪神選手で、85年の優勝にも貢献した長崎さん初当選」と。本人の喜びの声も、「阪神が首位だったのにも助けられた」と。長崎、野球人生の九割かたは大洋ホエールズ(現横浜ベイスターズ:最下位)で過ごし、大洋で首位打者も取っているんだけどな。

 あの白いばかどもの報道を見てふと思い出した。そういえば広島と長崎に原爆を落とされた直後、「白い布をかぶっていれば放射能が防げる」というデマが日本中にとびかったのだよな。ばかは時代を超えて生き延びるということか。


4月28日(月)
 きょうのフジテレビ「とくダネ!」に「我が妻との闘争」の呉エイジ氏が出演するというので見てみる。
 完全匿名希望ということで顔はボカシ、声も変えてはいるが、ありゃ背広とネクタイを見れば奥さんだったらわかると思うぞ。借り着なら別だが。「奥さんに絶対秘密」というのはエンタメではないかという疑惑が強まる。しかし、コンビニでじゃこメシとうどんを買い、あまつさえそれを落として拾い集めるというシーンに関西芸人の底力というか芸魂を見た。
 あとで出た、旦那の悪口を書く主婦が顔をさらしていた堂々とした態度と比べて見ると、ヘタレっぷりが増幅されるようでよろしい。苛立った司会の小倉さんからは、「こんな情けないことするくらいなら、さっさと離婚しちゃえばいいんだよ!」と怒鳴られてヘタレ度も急激上昇。おいしい役だなあ。


4月27日(日)


    阪    // ̄> ´  ̄  ̄  `ヽ  Y  ,)   阪 え
  4 神    L_ /              / ヽ  神  |
  位 が    / '              '    i  !? マ
  ま 許    /               /    く    ジ
  で さ    i   ,.lrH‐|'|   /‐!-Lハ_  l    /-!'|/l   /`'メ、
  だ れ   l  | |_|_|_|/|  / /__!__ |/!トi   i/-- 、 レ!/ / ,-- レ
  よ る    _ゝ|/'/⌒ヽ ヽ/ '/ ̄`ヾ 、ヽト、N'/⌒ヾ    ,イ ̄`ヾ
  ね の  「  l ′ 「1     /てヽ′| | |  「L!    ' i'ひ}
   l は   ヽ  | ヽ__U,     ヽ シノ ノ! ! |ヽ_、ソ,     ヾシ _
ノ⌒レ'⌒ヽ厂 ̄ |   〈     _人__人ノ_  i  く
人_,、ノL_,iノ!  /!ヽ   r─‐-  「  ヨ   L_ヽ   r─‐- 、   u
ハ キ  /  / lト、 \ ヽ, -‐ ノ  ワ    了\  ヽ, -‐┤
ハ ャ  {  /   ヽ,ト、ヽ/!`h)   |     |/! 「ヽ, `ー /) 
ハ ハ   ヽ/   r-、‐' // / |く  イ     > / / `'//


    外    // ̄> ´  ̄  ̄  `ヽ  Y  ,)   外 え
  昼 食    L_ /              / ヽ  食  |
  食 が    / '              '    i  !? マ
  ま 許    /               /    く    ジ
  で さ    i   ,.lrH‐|'|   /‐!-Lハ_  l    /-!'|/l   /`'メ、
  だ れ   l  | |_|_|_|/|  / /__!__ |/!トi   i/-- 、 レ!/ / ,-- レ
  よ る    _ゝ|/'/⌒ヽ ヽ/ '/ ̄`ヾ 、ヽト、N'/⌒ヾ    ,イ ̄`ヾ
  ね の  「  l ′ 「1     /てヽ′| | |  「L!    ' i'ひ}
   l は   ヽ  | ヽ__U,     ヽ シノ ノ! ! |ヽ_、ソ,     ヾシ _
ノ⌒レ'⌒ヽ厂 ̄ |   〈     _人__人ノ_  i  く
人_,、ノL_,iノ!  /!ヽ   r─‐-  「  ダ   L_ヽ   r─‐- 、   u
ハ キ  /  / lト、 \ ヽ, -‐ ノ  メ    了\  ヽ, -‐┤
ハ ャ  {  /   ヽ,ト、ヽ/!`h)   人     |/! 「ヽ, `ー /) 
ハ ハ   ヽ/   r-、‐' // / |く  間     > / / `'//


  タ 埼    // ̄> ´  ̄  ̄  `ヽ  Y  ,)   埼 え
  マ 玉    L_ /              / ヽ  玉  |
  ち で    / '              '    i  !? マ
  ゃ 許    /               /    く    ジ
  ん さ    i   ,.lrH‐|'|   /‐!-Lハ_  l    /-!'|/l   /`'メ、
  だ れ   l  | |_|_|_|/|  / /__!__ |/!トi   i/-- 、 レ!/ / ,-- レ
  け る    _ゝ|/'/⌒ヽ ヽ/ '/ ̄`ヾ 、ヽト、N'/⌒ヾ    ,イ ̄`ヾ
  ね の  「  l ′ 「1     /てヽ′| | |  「L!    ' i'ひ}
   l は   ヽ  | ヽ__U,     ヽ シノ ノ! ! |ヽ_、ソ,     ヾシ _
ノ ⌒レ'⌒ヽ厂 ̄ |   〈     _人__人ノ_  i  く
人_,、ノL_,iノ!  /!ヽ   r─‐-  「  ダ   L_ヽ   r─‐- 、   u
ハ キ  /  / lト、 \ ヽ, -‐ ノ  サ    了\  ヽ, -‐┤
ハ ャ  {  /   ヽ,ト、ヽ/!`h)   イ     |/! 「ヽ, `ー /) 
ハ ハ   ヽ/   r-、‐' // / |く  玉     > / / `'//


  毎 雑    // ̄> ´  ̄  ̄  `ヽ  Y  ,)   雑 え
  週 文    L_ /              / ヽ  文  |
  書 書    / '              '    i  !? マ
  く  き   /               /    く    ジ
  ん と    i   ,.lrH‐|'|   /‐!-Lハ_  l    /-!'|/l   /`'メ、
  だ い   l  | |_|_|_|/|  / /__!__ |/!トi   i/-- 、 レ!/ / ,-- レ
  よ う    _ゝ|/'/⌒ヽ ヽ/ '/ ̄`ヾ 、ヽト、N'/⌒ヾ    ,イ ̄`ヾ
  ね の  「  l ′ 「1     /てヽ′| | |  「L!    ' i'ひ}
   l は   ヽ  | ヽ__U,     ヽ シノ ノ! ! |ヽ_、ソ,     ヾシ _
ノ⌒レ'⌒ヽ厂 ̄ |   〈     _人__人ノ_  i  く
人_,、ノL_,iノ!  /!ヽ   r─‐-  「  ナ   L_ヽ   r─‐- 、   u
ハ キ  /  / lト、 \ ヽ, -‐ ノ  マ    了\  ヽ, -‐┤
ハ ャ  {  /   ヽ,ト、ヽ/!`h)   ケ     |/! 「ヽ, `ー /) 
ハ ハ   ヽ/   r-、‐' // / |く  者     > / / `'//


  人 雑    // ̄> ´  ̄  ̄  `ヽ  Y  ,)   雑 え
  間 文    L_ /              / ヽ  文  |
  の 書    / '              '    i  !? マ
  ク き   /               /    く    ジ
  ズ っ    i   ,.lrH‐|'|   /‐!-Lハ_  l    /-!'|/l   /`'メ、
  だ て   l  | |_|_|_|/|  / /__!__ |/!トi   i/-- 、 レ!/ / ,-- レ
  よ      _ゝ|/'/⌒ヽ ヽ/ '/ ̄`ヾ 、ヽト、N'/⌒ヾ    ,イ ̄`ヾ
  ね    「  l ′ 「1     /てヽ′| | |  「L!    ' i'ひ}
   l     ヽ  | ヽ__U,     ヽ シノ ノ! ! |ヽ_、ソ,     ヾシ _
ノ⌒レ'⌒ヽ厂 ̄ |   〈     _人__人ノ_  i  く
人_,、ノL_,iノ!  /!ヽ   r─‐-  「  人   L_ヽ   r─‐- 、   u
ハ キ  /  / lト、 \ ヽ, -‐ ノ  生    了\  ヽ, -‐┤
ハ ャ  {  /   ヽ,ト、ヽ/!`h)   落     |/! 「ヽ, `ー /) 
ハ ハ   ヽ/   r-、‐' // / |く  伍     > / / `'//


  オ 雑    // ̄> ´  ̄  ̄  `ヽ  Y  ,)   雑 え
  チ 文    L_ /              / ヽ  文  |
  が っ    / '              '    i  !? マ
  な て    /               /    く    ジ
  い い    i   ,.lrH‐|'|   /‐!-Lハ_  l    /-!'|/l   /`'メ、
  と う   l  | |_|_|_|/|  / /__!__ |/!トi   i/-- 、 レ!/ / ,-- レ
  ね も    _ゝ|/'/⌒ヽ ヽ/ '/ ̄`ヾ 、ヽト、N'/⌒ヾ    ,イ ̄`ヾ
  え の  「  l ′ 「1     /てヽ′| | |  「L!    ' i'ひ}
   l は   ヽ  | ヽ__U,     ヽ シノ ノ! ! |ヽ_、ソ,     ヾシ _
ノ⌒レ'⌒ヽ厂 ̄ |   〈     _人__人ノ_  i  く
人_,、ノL_,iノ!  /!ヽ   r─‐-  「  ヘ   L_ヽ   r─‐- 、   u
ハ キ  /  / lト、 \ ヽ, -‐ ノ  タ    了\  ヽ, -‐┤
ハ ャ  {  /   ヽ,ト、ヽ/!`h)   ク     |/! 「ヽ, `ー /) 
ハ ハ   ヽ/   r-、‐' // / |く  ソ     > / / `'//

 などなど数々のインパクトある自虐AA(勝手に自分の環境で読めるよう改変したので、ズレてたらごめん。しかしCSSの行間設定のせいかどうしても間延びするな)で知られるにったじゅんの「奪! 童貞。」をつい買ってしまいました。漫画で読むとAAほどのインパクトはないな。これを発掘したAA職人が偉かったということか。


  中 エ    // ̄> ´  ̄  ̄  `ヽ  Y  ,)  買 え
  学 ロ    L_ /              / ヽ  っ  |
  生 本    / '              '     た  マ
  ま 買    /               /    く !?  ジ
  で え    i   ,.lrH‐|'|   /‐!-Lハ_  l    /-!'|/l   /`'メ、
  だ る   l  | |_|_|_|/|  / /__!__ |/!トi   i/-- 、 レ!/ / ,-- レ
  よ の    _ゝ|/'/⌒ヽ ヽ/ '/ ̄`ヾ 、ヽト、N'/⌒ヾ    ,イ ̄`ヾ
  ね は  「  l ′ 「1     /てヽ′| | |  「L!    ' i'ひ}
   l     ヽ  | ヽ__U,     ヽ シノ ノ! ! |ヽ_、ソ,     ヾシ _
ノ⌒レ'⌒ヽ厂 ̄ |   〈     _人__人ノ_  i  く
人_,、ノL_,iノ!  /!ヽ   r─‐-  「  キ   L_ヽ   r─‐- 、   u
ハ キ  /  / lト、 \ ヽ, -‐ ノ  モ    了\  ヽ, -‐┤
ハ ャ  {  /   ヽ,ト、ヽ/!`h)   |     |/! 「ヽ, `ー /) 
ハ ハ   ヽ/   r-、‐' // / |く  イ     > / / `'//


4月26日(土)
「タマちゃんがついに埼玉に上陸したそうだが」
「いや、上陸はしてないって」
「こないだ横浜に上陸して、ニシタマオという住民票をもらったばかりだろ。今度は埼玉県の住民票が欲しくなったのか」
「いや、横浜にも上陸してないって」
「すでにサイタマオという住民票が刷られているらしいぞ」
「そもそもなんでタマオなんだ」
「たしか多摩川にいたからタマちゃんじゃなかったっけ」
「じゃあ埼玉では中川だぞ。サイタマオじゃなくサイナカオだ」
「中川家アザ夫とでもするか」
「酒を呑んで女を殴りそうな名前だなあ」
「そしたら横浜だって、現れたのは鶴見川だぞ」
「ニシツルオにすべきだったなあ」
「西区亭鶴光とか」
「アザラシに乳頭の色を聞かれたくないなあ」
「だいたいなんで、あいつはいろんな県をうろついているんだ」
「きっと関東各県から、タマちゃん巡業の依頼が来ているんだ。イラク情勢と肺炎でぼろぼろになっている観光資源のテコ入れにって」
「するとそのうち、千葉県に行ってチバトネオになり、群馬県に行ってアズマムレオになり、栃木県に行ってトチキヌオになり、茨城県に行ってウシクカスミに……」
「いや、茨城県だけはまずい」
「なんで」
「昔から茨城県には、流れ着いたものはなんでも食うという風習がある」


4月25日(金)
 いまCSでやっている「新・必殺仕置人」がわりと好き。
 こないだ絵草子屋が「勝手にしやがれ」を唄っていたからたぶん1978年ごろの製作だと思うのだが、必殺シリーズ初期の暗さと後期の脳天気な明るさのちょうど中庸といった感じで、なんだかいい。物語のバランスもいい。悪役にひどい目に会う善良な市民は、必殺シリーズ初期だとまず全員殺されていたし、後期だと全員助かるのだが、だいたい死亡率50%というところ。
 それにしても気になること。火野正平がやたらに純愛する話が多いのだが、あれは不倫騒動の前だからああなのだろうか、それとも不倫騒動をひっくり返したギャグ設定なのだろうか?
 そしてまた、やたら出てくる赤ふんどしの芦屋雁之助(もどき?本人?)は、何のギャグ? ちょうど「裸の大将」が売れていたころだったの?


4月24日(木)
 山本周五郎「楽天旅日記」を読む。
 大名のお家騒動をめぐる時代小説というのは山のようにあるが、そのパロディというかファースというか、そのようなものであるらしい。
 「吉田藩七十万石」というしょっぱなの描写からして、作者が真面目に書く気がないことがわかる。ふつう架空の藩を設定するときには、十万石以下のチンケな藩を設定し、なんとなくもっともらしくする。十万石以下の藩というのはやたらに多く、しかも潰れたり出来たりの盛衰がはなはだしく、そう簡単に嘘とばれないからだ。げんに同じ作者の「風雲海南記」では、西条五万石というのを設定している。
 余談だがこの「風雲海南記」というのはとんでもない駄作で、「戦後長く埋もれたままになっていた幻の大作」だそうだが、そりゃこんなもん埋もれてほしかっただろうなと納得するほどの小説だった。前編で大名の若君だった主人公が、後編ではなぜか倭寇の頭目となって「日本男児の心意気を西洋人どもに見せてやる」というんだからひどいものだ。山本周五郎とか司馬遼太郎とかのビッグネームには、「幻の名作」などというものが存在しえないことを痛感した。あるのは誰でも知っている名作か、作者が幻のまま埋もれさせたかった駄作か、どっちかだ。福田みどり未亡人も、編集者に言われるままに幻の駄作の再版をホイホイ承諾するんじゃありませんよ。
 そんなわけで全編が「ありがちなお家騒動時代劇のファース」となっているこの小説だが、ギャグは「彦左衛門外記」に比べると弱いかな。くすぐり程度で。ラストはいくらファースだからって納得できないくらいのむりやりだし。あんまりやる気がなかったのかもしれないな。とりあえずこのギャグ系列はあと「似而非物語」があるそうなので、また捜してみよう。


4月22日(火)
 近所の沖縄物産展をぼうっと見ているとスクガラスを発見。ほら、なめ茸くらいの瓶に、ちっこい魚がびっしり詰まっている、アレですよ。ほら、全長2センチくらいのちっこい魚をそのまんま塩漬けにした。つい買ってしまった。
 正式名称はアイゴというらしい。魚類図鑑で調べるとアイゴ科とか、生意気に科まで持っていやがる。鰭に毒があるとか書いている。おいおい、そんなのを頭からばりばり食っていたのか。
 それにしても昔と印象が違う。沖縄のなんとか市場で買ったのは、別に観光客向けとかそんなのではないのにちっこい魚がみんな頭とシッポを同じ方向に向けて並んでいて、見るからにきれいだったのだ。昔も今も値段はそう変わらないが、よく見ると、昔のは魚がびっしりぎゅうぎゅう詰めになっていたのだが、今のは塩水の中を魚がゆうゆうと泳げるのだ。それで並び方がグダグダになっているのだ。やはり単価切り下げか。オイルサーディンは、イワシをびっしりと並べた方が原価が安い(オリーブオイルよりイワシの方が安い)という説があって、吉野家のつゆだくもそれに似ている(牛肉よりつゆの方が高い)のだが、さすがにアイゴより塩水が高いというわけにはいかないか。生涯にたった一度だけ沖縄に行ったことがあって、そのとき慶良間で泳いだら、珊瑚礁のところを瓶詰めと同じスクガラスが行列して泳いでいて感激したが、あんなにありふれていても、さすがに塩水よりは高いか。
 で、買ったのだが、これの利用法はひとつしか知らない。豆腐をサイコロ大に切って、それぞれにスクガラスを一匹づつ貼りつけてゆく。淡泊と塩辛さのバランスが良くて、酒によく合う。泡盛なら最適だが日本酒でもよい。沖縄の島豆腐という固めのがこちらにはないが、まあ木綿豆腐をじゅうぶん水切りしてなんとかするさ。


4月19日(土)
 ここ二、三日というもの、風邪だか花粉症だかよくわからない。とりあえず微熱でぼうっとしている。眠りが浅いんだけれど長時間寝ている。こんなときは悪夢を見るのが定番だが、昨晩は悪夢だかなんだかよくわからないものを見た。
 ラブクラフト原作と銘打ったもので、ヨグ=ソトトだとかダゴンだとかクトゥルフだとかいった邪神どもが南極に終結して人類の最終殲滅をたくらむという、オール邪神総進撃のような映画。それはそれでいいのだが、邪神がみんなカブトムシやコフキコガネやコメツキムシなどの甲虫の拡大撮影。最終的に邪神はなぜか南極で仲間割れをおこすのだが、その戦闘シーンが、どうみても甲虫どもがクヌギの木の蜜を争っているとしか見えない。てゆーか実際そうだし。映画を見ているうちに、自分がクトゥルフ映画を見ているのやら、ムシムシ大行進を見ているのやら、わけがわからなくなって目が覚めた。
 こういう夢を見るときは症状が浅いのでしょうか、それとも重いのでしょうか。教えて精神分析プリーズ。

チョ、チョ、ゴリ
主体(チェチェ)コリア
悲惨ガマン会
悲惨ガマン会
傲慢主体(チェチェ)


4月17日(木)
 ケーブルテレビで最終回祭りをやっているようなので見てみた。
 「魔法使いに大切なこと」は、主人公の女が頭の上にイラクの超人デストラクションのような触角を生やしているのと、標準語を喋る癖に一人称だけ「あたス」なのと、どっちが変かわからない。真面目に作ってんのか。やる気あんのか。
 「仮面ライダーX」はあんまり見てなかったのでヒトデヒットラーという秀逸な怪人の記憶しかないのだが、いくらサソリジェロニモの息子だからといっても、胸に「JR」と書く必要はないのではないか。それだったらドリー・ファンク・JRも、ジョージ・ブッシュ・JRも、胸に「JR」と書かねばならない。いや、ジョージ・ブッシュは、額に「馬鹿」と書いた方がわかりやすいか。
 「走れ!ケー100」は見そびれてしまった。あれ、どういう終わり方だったっけな。リアルタイムに見ていたはずだが覚えていない。やはりルンルンみたいに「いつかは貴方の街にも来るかもしれません」というアレだろうか。それとも「また、やり直せるさ……」という夢の国を行く帆船パターンだろうか。
 しかし、けっこう見た記憶のある番組でも、最終回がどうだったかというのは覚えていないものですね。ウルトラマンやウルトラセブンのようにインパクトがあるか、宇宙戦艦ヤマトやフランダースの犬のように物語の締めくくりとしてあるかならば覚えてもいるが。「デビルマン」なんか、完全に漫画の終わり方だと思っているからなあ。


4月16日(水)
 プロレスラーのザ・グレート・サスケが岩手県議選で当選。覆面レスラーである彼は覆面での登院を主張するが、知事や他の議員は難色を示している。そらそうだな。
 しかし覆面登院となると、やることはこれっきゃないでしょう。
「しかし、この知事の発言は、○○町の収支にみる福祉予算と合っていません。この差額をどうしたか、はっきりと答えていただきたい!」
「おいおいどうしたんだ。今日のサスケ、別人のように鋭い追求だぞ」
「ばかやろう! くだらねえこと言ってんじゃねえ! このクズ!」
「なんだかヤジも、いつもより大きい声で辛辣なこと言ってるぞ」
「うがー」
「おお、乱闘になったら、とんでもなく強くなったぞ」
「皆さん!」
「おや、なんでタイガーマスクまで登場するんだ」
「サスケを羽交い締めにしたぞ」
「サスケ議員の机の下をあらためてもらいたい!」
「おお、なんだこりゃ。失神したサスケが二人もいるぞ」
「これが最初に質問していたサスケです」
「おお、覆面を取ったらユダヤ系の頭の良さそうなレスラーが」
「これが乱闘していたサスケです」
「おお、覆面の下はごつい蒙古系のレスラーだ」
「そしてこいつが、野次を飛ばしていたサスケです」
「おお、ハマコー系のレスラーじゃないか」
「く、くそっ。このままうまく入れ替わって野次を飛ばせば、つかれきった知事を殺せたものを」
 これをやったら一生サスケ様についていきます。


4月14日(月)
 けっきょく今回の統一地方選挙は、政党のオール負けという結末となったような。
 自民党は各地で議席減。「自民党なんだけれど、無所属という形で戦った人が多い」と、山崎幹事長は負け惜しみを言っていたが、それこそは自民党というレッテルを誰も有り難がらなくなってきたという由々しき証拠。
 民主党は北海道を落とした時点で負けが決定でしょう。
 共産党は各地で議席を落とす。「党を全面に出して戦ったのはうちだけ。党名を隠している卑怯者が多い昨今、それだけでも価値がある」と負け惜しみを言っていたが、だいたい田舎の市や町の選挙でイラク情勢を問うてなんになる。最近の共産党のコメントは、どうもこういう負け惜しみが多すぎる。
 社民党、自由党、保守新党はすでに党としての体裁をなしていないので論外。
 けっきょく公明党が政党としてはひとり勝ちしたという結果こそ、まともな人が選挙に興味を失っていた最大の証拠といえましょうな。

 愛子嬢の報道を見るたびつくづく思うのだが、幼いころからあんな監視ずくめで、まともな大人に育つはずがないよなあ。私は皇室の人権を認める立場から、現在の皇室制度の撤廃を強く訴えたい。いま、皇室に人権はないしね。しかし、あの幼児虐待にも近いありさまを、皇室マニアたちはどう思ってみているのだろうか。なにも思っていないのだろうか。


4月9日(水)
 円谷プロの特撮作品は「新マン」や「タロウ」に至って子供相手のドラマになって質が低下した、とよくいわれるが、それが必ずしも正しくないことは、いま「ウルトラQ」を見直すことでわかった。円谷プロは、昔っから子供の登場するドラマの部分はへたくそだ。
 たとえば「鳥を見た」や「東京氷河期」や「虹の卵」では、なぜ子供を登場させたのかわからない。子供の登場するドラマ部分は時間稼ぎか、番組のテンションを下げるだけの役割を果たしているのだ。というのは、腕白にしろいたいけにしろ、子供のキャラクターがあまりにも平板というのかありきたりで、先が読めすぎるのだ。「カネゴンの繭」を名誉ある例外として、ウルトラQのほとんどがそうだ。むしろ、新マンの「怪獣使いと少年」「天使と悪魔の間に」あたりのほうが、子供の使いかたとしては進歩しているかもしれない。後に引き継がれなかったが。
 そして「育てよ! カメ」は、そういう子供のドラマが全編を占めているため、なんでこんなもん作ったんだよ、という作品となってしまっている。あーあ。
 そういえば円谷英二の生涯の夢は「かぐや姫」を映像化することだった、とどこかで読んだ気がする。そんなものを作りたがるあたり、ひょっとしたら子供に限らず、ドラマはへたくそだったんじゃないかな、円谷英二。

 ところで今日コンビニで「ボブサップ弁当」を見ました。去年、阪神タイガース弁当を売っていた(6/27)のと同じところです。Bクラスに転落してスカスカだった阪神の弁当ですら脂っこかったのですから、ボブサップの弁当がどんな味付けか容易に想像できます。だからちょっと手を出しづらいのです。


4月7日(月)
 FFX−2はクソゲーと公言していた人にゲーム進度で負けていたことに気づき、屈辱と衝撃を味わう。ええい、そんな暇があったら花見に来て寿司食いやがれ。
 ところでそろそろシーズンを終わって欲しい気分です瑠架さん。これ以上いいこともそうなさそうだし。なんか、「戦力ボロクソで打ち合いになったら必ず負けるけど継投で接戦はものにする野村監督と、戦力充実して打ち合いなら負けないけれど、投手出身とは思えないクソ継投で接戦は必ず落とす星野監督、どちらを選ぶ?」という究極の選択を迫られている気分です。近鉄もロッテに打ち負けるようではそろそろですね。
 ということで荒んだ心は2ちゃんねるで見つけた名スレッド「キマリの部屋」でようこそ。特に305がすばらしい。392とか。キマリ、明日は会社に行かないと御山が危ない。


4月2日(水)
 先週から花見のシーズン。29日はヤケ酒を飲んだため二日酔いと寝坊で参加できなかったため、5日はなんとかと思っている。しかし天気が微妙である。
 予報によると5日は雨の確率が50%。ここで問題なのは、花見弁当を作るかどうかということである。せっかく前回の料理教室で岡山の祭り寿司を習い、火曜日から休みを取ってまでも寿司に燃えている(かなり誇張あり)のだが、せっかく作っても雨ではどうしようもない。
 ひとりで食いきれる程度の量だけ作ろうか。しかしちらし寿司というものは、大量に作ってもちょっとだけ作っても、経費と労力は同じなのだ。いっそ作るのを断念しようか。まあ、それがいちばん堅実かなあ。


4月1日(火)
 昨日の第四試合で十五回を投げきったチームを今日の第一試合で再試合させるって、高野連の糞ジジイども、おまえら投手をなんだと思ってる。金ヅルか。抵抗しない朝日新聞も毎日新聞も同罪だ。てめえらに野球を語る資格はない。みんな死にやがれ。
 こんな事態でなくても日程がムチャなのだ。せめて準々決勝の前に一日休みをとれ。決勝の前にも一日休め。なに、春休みが終わる? 日程が組めない? じゃあてめえらの決めたくだらない二十一世紀枠だとか希望枠だとかをやめろ。三十二チームだけ選んで、準々決勝まで一日四試合組め。それでできるだろ。そんなこともできないなんて、てめえら老齢で脳味噌が溶けてますか?

 まあ両チームの監督は高野連ほど狂っていなかったとみえて、両方とも昨日の投手を先発させなかったのはめでたい。でも我慢できずに使っちゃった。あーあ。しかも延長戦で無駄に投げさせられて。あーあ。
 最後はサヨナラ暴投か。あーあ。ま、そらあんだけ投げたら握力もないだろ。肩も痛いだろ。違和感もあるだろ。コントロールもないだろ。福本は泣いてよし。やるだけのことは立派にやった。泣くだけの理由は充分にある。自業自得で打たれただけの木佐貫とは違って。
 福本はきょうの試合の余韻を楽しめ。アンは明日の準決勝を楽しんでこい。たぶん福本は今日、アンは明日が野球人生最後の花道だ。両投手が松坂ほどの怪物なら別だが、あれほどのスタミナの化物は日本野球史上でも十人といるもんじゃない。
 それにしても花咲徳栄、あんたらにはサヨナラ勝ちしかしちゃいけないという戒律でもあるのか?

 WEWの中継をちょっと見る。こないだ死んだ冬木の団体だ。
 おそらく冬木の最後の登場。スタッフに腕を抱えられて、もはや立つことも辛そうな状態で登場。伊藤豪のプロデューサー就任を告げ、「もしオレに何かあっても、これでWEWは続く」と語り、ついで五月五日の橋本戦への抱負。そこへ金村が登場し、「冬木さん、あんたには無理だ。俺にやらせてくれ」と迫る。さらに橋本も登場。その後、インタビューに答え、「五月五日、もしリングに立っていれば、それだけで冬木の勝利だ」と語る橋本。棒読み演劇ながら、この場面だけはちょっと感動した。
 しかし後はよくない。理不尽大王のキャラクターと、ときどき真面目に語る冬木は好きだが、プロデューサーとしての冬木はまったく評価できない。しかしなんだって、WEWの選手は、吾作といい非道といい金村といい鮫といい、レスリングも演技も寒い奴ばっかりなんだろう。サムさと客の引き具合を楽しむかのようなリング上の光景。とても見ちゃいられない。


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