ブルゴーニュ・アリゴテ白

ラベル

産地:フランス、ブルゴーニュ 年代:1999年
購入:ベルーナサンキュー福袋 価格:6本3939円
購入日:2002年1月21日 飲用日:2002年1月31日
いっしょに食べたもの:チーズトースト、アボカドサワーサラダ、コマイ

 フランスはブルゴーニュの白ワインといえば、シャルドネというブドウの品種から作るものが有名かつ大量。ブルゴーニュ白ワインの王道と言えましょう。
 それに対し、ブルゴーニュ白ワインのFMWとも言うべきなのが今回のアリゴテ種。酸味が強く、キリッとした爽やかさが持ち味で、しばらく置くとその持ち味が失われるので、できるだけ早く飲むのがよろしいとか。クレーム・ド・カシスと合わせてキールを作る材料にもなっているそうです。
 コルクは緻密で堅く締まっているが、キイキイと軋むのが難点。色はかすかに黄金色がかった透明。わずかにブドウの香りがする。甘味はほとんどなく、酸味が主体。かすかに炭酸を舌に感じる。辛口、といえばそうなのだろうが、ちょっと味が薄い印象を受ける。ま、酸っぱくて雑味がほとんどないので、淡い味の料理に合わせてかぱかぱとガブ飲みするにはいいかも。
 キングズレー・エイミスの「酒について」(講談社文庫、吉行淳之介・林節雄訳)では、ブルゴーニュの白について悪口を書いていて、「冷たいチョークのスープとミョウバンのリキュールを混ぜたものに一、二の添加物を加えてちょうど子供のおしっこの色にしたやつにとてもよく似ている」と言っていますが、そんな気配もなくはない。ま、ブルゴーニュの白はプイィ・フュッセやシャブリ、ムルソー、ピュリニィ・モンラシェなど銘柄があるそうですから、甘ったるいドイツワインに飽きたらもっと捜せばいいものがあると思うのですが。ドイツワインは料理に合わせにくいし。

また買いたいかな度:2/5 勝手に値付け:千円前後


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