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FISM2000
◆FISM2000/ WOLID MAGIC LISBON 2000 レポート(1)

第一日目(72日)出発日

1205分、AF275便にて、リスボンに向かって飛び立つ、11時間の長い長い空の旅が始まった。機内食後、少しウトウトして目が覚めるとまだ4時、足を伸ばせないので、段々と疲労が増してくる。周りの仲間も食後の一休みで眠っている。

北見マキ氏、松旭斎すみえ師、藤山新太郎氏、ブラック嶋田氏、ヒロ・サカイ氏、小野坂東氏、ナポレオンズなど日本で活躍しているマジシャンの大移動である。同じ空間にいるのが不思議な気がしてくる。

時朝食、カップヌードルとおにぎりとサンドイッチの軽食に、ワインやジュースをフリーサービスにて、にぎやかな食事風景が繰り広げられている。ドリンク・コーナーに行ったらナポレオンズのパルト小石さんが、ジュースをついでいる所に行った。

一寸迷っていると、気軽にジュースを二つ作って下さり、ニッコリ笑って私にどうぞ、、、、恐縮してしまった。いつも無口でお話をした事が無かったので、意外な一面を発見とても素敵な笑顔に嬉しいのと幸せな気分とで、ハッピーな機内の旅に興奮している。

パソコンをやっている人、カードに興じている人、話に盛り上がっている人など、それぞれの楽しみ方で過ごしている。藤山新太郎氏がグラスを片手に色々話をしてくれた、SAMの大会が8月に長崎であり、情緒あふれる町なので、とてもいい大会になりそうだとか、2001年は東京、2002年は札幌で開かれるそうだ。北海道は行って見たいとかねがね思っていたので、是が非でも行きたいものだ。マジックを通して旅行が出来る事は幸せである。

やっとパリの空港に着陸と思ったら、悪天候の為1時間も上空で旋回、パリのシャル・ド・ゴール空港に降り立ったのは、現地時間にて530分、12時間30分もかかってやれやれである。だがまだ旅は続く。パリより乗り継ぎにてリスボンへ向かうのだが、これまた出発時間が遅れており、搭乗口の待合室ロビーには、日本中のプロのマジシャンが集まったような賑わいである。

850分にようやく出発、2時間半ほどでリスボンに到着、心配されていたマジックの道具も無事であり、滞在先のアルティス・ホテルにてまずは、ほっとしている所である。

第二日目(73日)

食事が出るのは朝食だけ、後は自分達で何とかして食べなくてはならない。730分ホテルにて朝食、9時交通手段を知る為にホテルを出て、地下鉄と路面バスを利用して見たが、40分もかかり乗換えが多く、何処で降りるとか乗るとか不安がつきまとい、次からはタクシーを利用する事にした。

そして会場のベレン・カルチャー文化センター施設はとても広く立派である。それだけに場所の把握が大変であるごった返している。その間を縫って、情報収集に必死、言葉が解からないので、仲間からの情報は貴重である。

会場の雰囲気はとても和やかである。1130分セレモニー会場オープン、1500人ほど入るとても素敵な舞台である。席を確保して周りを見渡せばもう満席。オープニングセレモニーは、ブラック・シアターで幕開け、そして大会関係者の挨拶とFISMに貢献している世界のトップ達の紹介で終わり、なんとあっけなくて寂しい幕開けに、一寸物足りなさを感じてしまった。

30分ほどで終わったので昼食タイム、ところがあたりは何も無く、ジェロニモ修道院と海洋博物館、そして発見のモニュメントに囲まれた閑静な所にて、ポリスに聞いてもレストランは20分位歩かないと駄目だと言われ、お店を探しながら散歩ファーストフードに入り、お腹を満たす事が出来た。

会場に戻りディーラを覗いたりティータイムを取ったりして530分のガラショーまで過ごしたが、ホテルから離れているので、兎に角疲れても帰る事が出来ないのが、とても不便である。オープニングガラショーはAIi Bongo、John Gaughan、Pierre Edernac、SaIvano、Topper Martyn、Richard Ross、若手がいないのがちょっと残念。

昔の彼らとダブらせながら見ていたが、華やかさや目新しい場面がないせいか、なんとなく消化不良を起こしている。レクチャーは言葉の問題があるのでパス、早めにホテルに戻りその近辺のレストランを探して夕食タイム、こちらは午後の9時頃まで真昼のように明るいので、一日がとても長く感じられる。

(つづく)
江沢ゆう子

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