Linux導入編
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Linux導入編
1.導入から立ち上げまで!
    1.1 ハードウェア環境を用意しよう
   1.1.1 わたしのハードウェア環境です
   1.1.2 これから購入する方へ
1.2 ソフトウェアを用意しよう
   1.2.1 わたしの使用しているLinux
   1.2.2 Linuxパッケージの入手方法
1.3 インストールをスムーズに行おう
   1.3.1 決めておくこと
   1.3.2 調べておいた方が良いこと
1.4 HDDのバックアップとパーティションを作ろう
   1.4.1 HDDをフォーマットします
   1.4.2 DOSパーティションを作成
1.5 bootdiskとrootdiskを作ろう
   1.5.1 rootdiskの作成
   1.5.2 rootdiskの作成
1.6 ハードディスクを分割しよう
   1.6.1 パーティションを切りましょう
1.7 Linuxをセットアップしよう
   1.7.1 ミニLinuxの起動
   1.7.2 setupの起動
   1.7.3 ネットワーク機能の設定
1.8 カーネルをコンパイルしよう
   1.8.1 カーネルコンパイルの手順
   1.8.2 もっと詳しく知りたい方へ
1.9 日本語キーボードを使おう
   1.9.1 カーネル1.1.54以降を使用している場合
   1.9.2 カーネル1.1.53以前を使用している場合
1.10X−Windowを使えるようにしよう
   1.10.1 X−Windowの設定(xf86config使用)
   1.10.2 X−Windowの設定(XF86Setup使用)
   1.10.3 わたしのハードウェア内容

1.1 ハードウェア環境を用意しよう
1.1.1 わたしのハードウェア環境です
  • マシン:       自作PC
  • マザーボード:    GIGABYTE GA−586STX
  • CPU:       Intel Pentium 133MHz
  • メモリ:       EDO 32MB
  • ハードウェア:    IDE 540MB(*)
  • ビデオカード:    PV70 2M
  • ネットワークカード: ELECOM NE2000互換(*)
  • CD−ROM:    ATAPIタイプ(*)
  • サウンドカード:   SoundBlaster16(*)
  • キーボード:     富士通(*)
  • マウス:       3ボタンマウス(*)
  • ケース:       ミドルタワー (ATX)
(*)は以前のマシン部品を流用しています。以前のハードウェア環境はこちらです。

1.1.2 これから購入する方へ
これから購入しようと考えている方は以下の点に注意をして下さい。
CUPX−Windowを使うでしょうから、DX4/100MHz以上の物を。
(当然のことながら、CPUが速いほど快適に動作します。)
メモリX−Windowを使うでしょうから、20MB以上必要です。 IDE/EIDESCSI
ハードウェア大きいほど良いです(500MBが最低ラインです)。 問題ありません。SCSI−HOWTO参照
CD−ROM.
ビデオカードこれはちょっと曲者です。新し過ぎる物は注意して下さい。X−Windowが使えない物もあります。
詳しくはXFree86−HOWTOを参照して下さい。
ネットワークカードこれは、今は必要ありません。ネットワーク編で紹介します。
サウンドカードなくても動作しますが、せっかくあるのだから使いましょう。使えるハードウェアは Sound−HOWTO
を参照して下さい。

もっと詳しく知りたい方へ
もっと詳しく知りたい方はJFのHardware−HOWTOを参照下さい。
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1.2 ソフトウェアを用意しよう
1.2.1 わたしの使用しているLinuxSlackware3.1です。
Slackware3.1の中身は
Kernel:  Ver2.0.0
XFree86: Ver3.2
あとは面倒だから省略します。

1.2.2 Linuxパッケージの入手方法
 一番簡単なのが 本屋 に行くこと! UNIXコーナーのある書店であれば置いてあるはずです。
書店でCD−ROM付きの本を選んで買ってきて下さい。
 市販のパッケージソフトがほしい方はパソコンショップに走って下さい。でも、どこにでもあるものではありません。
私の知っているショップでは ぷらっとホーム(株) にありました。
 あと、わたしはやったことはありませんが、インターネット上からも得られます。しかし、手間と時間がかかるでしょう。
また、どうせ入門書も必要になるのだから、この際パッケージを買って来た方が良いでしょう。
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1.3 インストールをスムーズに行おう
これからのインストールをスムーズに行うために、事前に知っておいた方が良いものをリストアップしておきます。
1.3.1 決めておくこと
  1. HDDの分割の仕方(各パーティションのサイズ)
  2. Linuxマシンのマシン名(ホストネーム)

1.3.2 調べておいた方が良いこと
  1. HDDのタイプ(IDE?SCSI?)
  2. CD−ROMのタイプ(IDE?ATAPI?Other?)
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1.4 HDDのバックアップとDOSパーティション
1.4.1 HDDをフォーマットします
 今回は、PCをLinux専用にしますので、HDDのバックアップを取っておいて下さいね。新品の方はべつにとらなくていいよ。
 次にHDDをフォーマットして下さい。つまり、まっさらなHDDにしてしまいます。
1.4.2 DOSパーティションを作成
 フォーマットしたHDDにDOSパーティションを作ります。DOSのFDISKコマンドで、10MB程度のDOSパーティションを作って下さい。
 作成したDOSパーティションでDOSを起動し、CD−ROMが読めるように設定しておいて下さい。(注:DOSの使い方は事前に学んでおいて下さい。)
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1.5 bootdiskとrootdiskを作ろう
 ここからは、わたしの使用しているSlackware3.1をもとに話を進めていきます。
まず、DOSでフォーマットしたFDを2枚用意して下さい。

1.5.1 rootdiskの作成
 まず、イメージファイルの選択をしなければなりません。
次の3つについて確認をして下さい。この質問によってイメージファイルが変ります。
  1. SCSIを使用しているかどうか
  2. CD−ROMドライブの種類は?
  3. インストールしようとしているHDDの種類は?
上の質問から下の表を参照して下さい。
インストール元
のメディア
HDDの種類
 IDEタイプSCSIタイプ
HDDbare.iインターフェース名.s
SCSI
CD−ROM
インターフェース名.sインターフェース名.s
IDE/ATAPI
CD−ROM
bare.iインターフェース名.s
その他の
CD−ROM
*注*注
*注:非SCSI非ATAPIのCD−ROMを使用している場合はパッケージソフトのBOOTDSKS.144のWHITCH.ONEを参照して下さい。
 わたしの場合はATAPI(CD−ROM)、IDE(HDD)でしたので、イメージファイル名は
bare.i
でした。
 どのイメージファイルを使うかが決まったら、一枚目のFDをドライブに入れてRAWRITEコマンドを実行して下さい。(カレントディレクトリは¥SLACKWAR.1¥BOOTDSKS..144¥です)
すると”Enter source file name:”と聞いて来ますので、決定したイメージファイル名を入力してENTERキーを押して下さい。次にFDを入れたドライブを入力して下さい。
 しばらくドライブが音を立てた後に終了すれば、bootdiskの出来上がり
1.5.2 rootdiskの作成
 作り方はbootdiskの時とほとんど同じです。
 まず、カレントディレクトリを¥SLACKWAR.1¥ROOTDSKS..144¥にして下さい。
 次に、2枚目のFDをドライブに入れてRAWRITEコマンドを実行して下さい。
すると”Enter source file name:”と聞いて来ますので、何も言わずにCOLOR.GZを入力してENTERキーを押して下さい。次にFDを入れたドライブを入力して下さい。
 しばらくドライブが音を立てた後に終了すれば、rootdiskの出来上がり
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1.6 ハードディスクを分割しよう
1.6.1 パーティションを切りましょう
わたしの場合は、ハードディスクが小さかったので次のように切りました。
DOS:10MB
root:60MB
スワップ:32MB
User:413MB
 切り方は自由です。参考程度にroot用に100MB、スワップ用にメモリと同程度の容量、User用に400MB以上あれば良いでしょう。
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1.7 Linuxをセットアップしよう
 以上が済んだら、いよいよLinuxパッケージのインストールです。インストールの方法は各パッケージにしたがって下さい。
1.7.1 ミニLinuxの起動
 bootdiskをFDDに入れ、リセットして下さい。boot:が現れたらリターンを押します。
次にrootdiskに入れ替えてリターン、login:が出たらrootでログインします。
1.7.2 setupの起動
 setupコマンドを実行し、後のインストールの方法は各パッケージに従って下さい。
1.7.3 ネットワーク機能の設定
 ネットワークの設定は、netconfigで設定できますので、とりあえずloopback onlyで設定しておきます。
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1.8 カーネルをコンパイルしよう
カーネルのコンパイルの方法は特にテクニックなどありません。ここでは、手順を紹介するに止めます。
1.8.1 カーネルコンパイルの手順
  1. カレントディレクトリを/usr/src/linuxにして下さい。
  2. make config の実行
    (すでに、X−Windowが使える方は、make xconfigが扱いやすいです。)
  3. make dep の実行
  4. make clean の実行
  5. make zImage の実行
    (20分ぐらいかかります。お茶でも飲んでいて下さい。)
  6. make zlilo の実行
  7. あとは、rebootして再起動して下さい
1.8.2 もっと詳しく知りたい方へ
もっと詳しく知りたい方はJFのKernel−HOWTOを参照下さい。
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1.9 日本語キーボードを使おう
 パッケージをそのままインストールするとキーボードの設定は101KeyBorad用になっています。
日本語106KeyBoradを使用するには少し設定をかえてやらねばなりません。
(中には、インストールの時点で設定出来るものもあるようです。その場合は読み飛ばして下さい。)
1.9.1 カーネル1.1.54以降を使用している場合
  1. テキストファイル106keyboard.mapダウンロードして下さい
  2. 106keyboard.map/usr/local/etc/コピーして下さい
  3. viエディッタで/etc/rc.d/rc.local編集します
  4. /etc/rc.d.localに以下の1行を追加して下さい

      /usr/bin/loadkeys /usr/local/etc/106keyboard.map

    (わたしの/usr/rc.d/rc.localを紹介します。)
  5. rebootして下さい
(詳しく知りたい方は106keyboard−HOWTOを参照して下さい。)
1.9.2 カーネル1.1.53以前を使用している場合

   わたしは良く知りませんので
106keyboard−HOWTOを参照して下さい。
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1.10 X−Windowを使えるようにしよう
 設定は簡単です。が、それは一度でもXの設定をやったことのある場合でしょう。一度、経験してしまえば簡単です。
以下にわたしの設定方法を紹介します。
1.10.1 X−Windowの設定(xf86config使用)
  1. 設定に入る前に以下の事を確認しておいてください
    1. ビデオカードのチップセット名
    2. ビデオカードのメモリサイズ(VRAM)
      (1、2はSuperProbeコマンドを実行しても調べられます)
    3. マウスのタイプ
    4. マウスのつながっているデバイス名
    5. ディスプレイの水平走査周波数
    6. ディスプレイの垂直走査周波数
  2. xf86configコマンドを実行して、設定ファイルXF86Configを作成して下さい。
    (わたしの
    XF86Configを紹介しておきます。ヴァージョンは3.3.1です。)
  3. 設定項目を入力し終ったらX -probeonlyコマンドを実行します
    (設定項目については、本を参照して下さい)
  4. ここでエラーが出なければX−Windowは問題無く起動するでしょう。
  5. エラーが出た場合は、エラーを修正します。たぶん、マウスのエラーがでるでしょう。
    (わたしの時はマウスタイプを”PS/2”に修正するだけでした)
  6. はい、これでX−Windowは動くようになったでしょう。 startxコマンドを実行してみて下さい。
1.10.2 X−Windowの設定(XF86Setup使用)
  1. 設定に入る前に以下の事を確認しておいてください
    1. ビデオカードのチップセット名
    2. ビデオカードのメモリサイズ(VRAM)
      (1、2はSuperProbeコマンドを実行しても調べられます)
    3. マウスのタイプ
    4. マウスのつながっているデバイス名
    5. ディスプレイの水平走査周波数
    6. ディスプレイの垂直走査周波数
  2. XF86Setupコマンドを実行して、指示にしたがって進めていきます。
  3. 終了したら、startxコマンドを実行してみて下さい。
  4. うまく動いたら、おめでとう。
1.10.3 わたしのハードウェア内容
ビデオカード
チップセット
PV70
ビデオカード
VRAM
2048KB
マウスタイプPS/2マウス
マウスの
デバイス名
/dev/mouse (*注)
ディスプレイ
水平走査周波数
24KHz−65KHz
ディスプレイ
垂直走査周波数
50Hz−90Hz
*注:インストール時に適当に設定している場合はシリアルポートかマウスデバイス名が必要です。
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