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1月13−14日 いよいよ本番・第8回定期演奏会

 鷲宮ウィンドの第8回定期演奏会の本番がいよいよ明日に迫まりました。午前中は中央公民館で個人練習やら秘密の練習をやっていたようです。午後は、本番の会場である西コミュニティセンターで仕込みとゲネプロを行いました。多くの人たちは午後1時に集合し、今回「波の見える風景」で賛助出演をお願いしている地元鷲宮高校からティンパニやビブラフォン、シロフォンを会場まで運びました。この高校の音楽室は5階にあり、久しぶりに運動した感じでした。ひとつひとつのティンパニって本当に重いですね。そう、指揮者の私が率先して運んだのです。鷲宮ウィンドはちょっと他の吹奏楽団とは違います。そう言えば、数年前、浦和の女子高校生がリヤカーにティンパニなどを積んで、近くの練習会場まで運んでいたのを思い出し、今さらながらに彼女らの熱意と姿勢に敬意を払わないではいられませんでした。

 午後3時、ゲネプロ(通し稽古。英語ではドレス・リハーサルと呼ぶ)が開始されました。ゲネプロというより最後の練習といった感じでしたが、まずは今回手伝ってもらう高校生二人(工藤さん・国分さん)と一緒に初めて練習する「波の見える風景」を時間をかけて練習しました(本来は、前週にある程度の練習を望んでいましたが、あいにく雪は降るし---)。シロフォン(英語ではザイロフォンと呼ぶ)のフレーズは結構むずかしいにもかかわらず、よく練習していたらしくまったく問題はありませんでした。ティンパニは、ソロがあるのでちょっと緊張気味。このソロは課題曲版のものとは違って、これも結構むずかしいフレーズになっているのです。ティンパニもなんと5台も使用します(当然、演奏途中で音程を変える必要もあります)。何度か合わせていくうちに、こちらの意図が伝わりました。ここで、たくさんの時間を費やしたので、神経の使う曲はこれ以上は無理と判断しバーバーの「アダージョ」は翌日練習することに決めました。トランペットの荻野くんは、カウント・ベーシーの曲であまりにも高い音を吹き過ぎて、絶不調!(こういう場合は、運動と同じようにクールダウンする必要があるのだそうです。練習後に低音域を吹いて唇を整えると良いようです。) 当初は遅くても午後7時には終了したかったこのリハーサルも結局8時過ぎまでの練習となりました。団員のみなさん、本当にご苦労さまでした。さすがの私もくたくたでした。

 翌日は朝の9時に集合することになります(きつ〜い!)。私は後輩でエキストラのフルート、トランペット、トロンボーンの面々を8時50分に久喜駅まで迎えに行き、ホールへ。メンバーはそれぞれおもむろに音を出していました(=写真)。9時半からゲネプロがスタート。今日はその名の通りの通し稽古です。実際には、むずかしいフレーズ以外はさっと飛ばして体力の温存に務めます。トランペットもオクターブ上の音域はほどほどに。アンコールの曲は、出だしとテンポチェンジ部分、転調部分のみの練習で、本番を迎えます。先週の7−8日、そして昨日・今日との力技と連続技の合わせ技で何とか皆様に聴いてもらえるだけの演奏に仕上がりました。メンバーのみんなとお昼のお弁当を食べながら本番に備えました。演奏曲目については、すでに「すてきな曲目解説」としてお知らせしていますので、そちらをご覧ください。メンバー紹介については、久々に更新した本家ページがライブのように伝えています。

 今回の演奏は、6月の記念コンサートよりも、さらに上達したと感じられたものでしたが、私たちはエキストラの人たちが演奏の核になってくれたことに感謝しなければいけません。一方、練習への姿勢がそのまま演奏に表れたものもありましたので、反省するべきところは反省しなければいけません。
 すべては前向きに、ポジティブにいきましょう。そして、次の演奏がこれ以上のものになるように。ここが音楽のたのしみですね。可能性は無限大。未知から未知への旅はとても素敵です。

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