緊急 差別アンケート反対!

 7月11日、都教職員研修センターから「『通常の学級に在籍する児童・生徒の学習障害(LD)注意欠陥/多動性障害(ADHD)、高機能自閉症等に対応した教育的支援に関する研究』にかかわる調査の実施について(依頼)」に基づき、24日付けで教頭会に文書が出されました。他区の状況は、既に18日の最終職員会議に出されたとか、学校段階でまだ知らされていないとか、様々なようです。

 『通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童・生徒の関する調査』は内容的に『音読が遅い』『ことばに詰まったりする』や『大人びている、ませている』、『独特な表情をしている』など、笑い事ではすまされない項目ばかりです。墨田区に限らず、かなりの問題になっていることと思います。「基礎資料にするため」と教頭会で説明があったようですが、LD,ADHD,高機能自閉症等と新たな傷病名を作り「障害」を拡大しようとする動きには、大きな問題があります。

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第23回同和教育研究集会

1998年11月4日(水)

 墨田教組の第23回同和教育研究集会は、毎年11月に開催し、墨田における同和教育の歩みを刻むものとして定着しています。今年で23回目となります。

 

 実践報告は、「皮革工場・と畜の仕事」と題し、木下川小学校の雁部桂子さんと東京朝鮮第五初中級学校の朴希淑さんにお願いしました。雁部さんは、この授業実践を従来から交流のあった東京朝鮮第五初中級学校の子どもたちと共に学びあいたいと願い、実現させました。「朝日新聞」にも掲載されましたが、なぜ合同学習にしたいと願ったのか、合同学習の中で日・朝両国の子どもたちはどんなことを学びあったのか、報告していただきました。

 

 記念講演は、品川にある芝浦と場で働き、そこの組合の書記次長をされている栃木裕さんにお願いしました。「自分がここで働いていることを、子どもに伝えることもできない」という人がいるほど、厳しい差別の現状の中で、と場に働く労働者は何を、どのように考え、その上に立っていかなる組合活動を展開しているのか、差別問題(部落差別)とどのように闘っているのかなどについて、お話をお聞きしました。