「マック錯誤録」 (その2) 1998/3/8
このまえ、Performa5260のHD(IDE)を2GBにしましたが、我が家のフラッグシップ7600/132のHDが1.2GBしかなかったのに、調子をこいてVirtual PCなんぞインストールしたもんで、残り200MB足らずになってしまいました。 OS・アプリケーションのアップデートもますます増えてくるし、Windows95用のアプリケーション(MS Office97 仕事用)もいれたい。 ここはひとつ夏のボーナス前借りでっ、という気持ちでお店に行きました(いつもながら、計画性の無さを露呈。一体誰に似たんだろう?) 行き先はGoodWill四日市店。 鈴鹿市内じゃMAC関連のお店ってほとんどないし、名古屋・大阪まで出かける元気もないんで、四日市の方までしか行かないんです。(名古屋・大阪でも秋葉原ほど安くはないし。)
出物があれば、と思いながら手作りハムならぬ、DOS/V手作りパソコンコーナーでハードディスク(ベアドライブ)のショーケースを覗いたら、SCSIはやっぱ高価なんですね。これが。 2GBクラスだと、IDEとか、ATAI?とかゆー規格のやつが、2万円を軽く下回るくらいなのに、SCSI規格のものは、2万円を軽くオーバー。3GBクラスなんて4万円近くする始末。 もうしばらく待つしかないかなーと思った瞬間、目を疑いました。
「IBM,SCSI-4.3GB \34,800!」 えっ? ホントー?
よくみると「5台限り」なんてゆー、いかにもって感じの売り方。 少々警戒心(なんの?)を持ちながら、店員さんに聞いてみました。「このハードディスクの性能はどのくらいなの? 回転スピードとか、シークタイムとかって。 で、マックにもつけられますよねー。」って。 答えて店員さん、躊躇することなく「はっきり言って、そこに並んでるほかのメーカーよりも間違いなく高い値段の(性能の)ものですよ。ただ、いまはもうメーカーの保証が付いてないんで安いんですよ。 もちろん不良品は交換に応じます。 マックにはもちろん取り付けられます。 ただし、フォーマッターは別に購入が必要ですけど。」
あとは、言うまでもありません。フォーマッター"B'sCrue ver2.0"と共に買って、いそいそと家路につきました。(結構市販ハードディスクにはフォーマッターも添付してるの考えれば、ホントに安かったのかどうか? それでも、外付けHD4GBの値段はかるく¥50,000以上はしてたから、まっ、えーか。)
うちへ帰ってから早速組み替え作業です。HDの組み替え自体は15分もあれば充分ですが、アプリケーション・データの移動は一日掛かりになってしまいます。こうした場合、やっぱりコピーでやってしまおうというのが、無精な私の性格です。(結局、システムごとコピーして使えなくなったのは、どうやらMS
OFFICEだけのよう。)
やり方は簡単。
1: 新しいHDを内蔵拡張用SCSI端子につなぐ。(もちろん電源も。)
このとき、HDのSCSIのID設定を前もってやっておく。調べたらID=2に空きがあったのでそれにした。 ジャンパー端子が3個あってどれかな、と少々びびったけど、何のことはない、SCSI IDは二進数そのものでした。
2: 新しいHDをイニシャライズ(初期化)する。
どうやら、買ってきたIBMのHDは MAC OS 8 そのものでイニシャライズは出来るようだ。 でも、後述するように"B'sCrue"を使った方が後々便利そうなので(別に、買ってしまったからしょうがなく使ったのでは決してない。 決して。)、この状態(IBM
HDをぶら下げた状態)で7600(の現行の1.2GHD)に"B'sCrue"をインストールした。 それでもって"B'sCrue"を使って新しいHDをイニシャライズ(初期化)した。
同時にHDドライバー(HDアクセス用コントロール・プログラム)も"B'sCrue"のものになりました。
3: 丸ごとHDの内容をコピー。
本来は、システムをインストールしてから、アプリケーションをインストール、ファイル/書類データはコピーという方法が順当かつ正統な手段なのかな? まー、だめ元でこのような荒技(?)を使ってみました。
やり方は簡単。現行HD(7600 1.2GB)のHDフォルダを開き、すべて選択、それを新しいHDアイコンにドラッグ。 さすがに1GB近い容量のデータのコピーには20分ほどかかりましたが、うまくコピー完了。
4: そして再起動。
コピー完了後、起動ディスクを新HDに切り替えて再起動(リスタート)。
問題なく起動しました。HDの作動音もなかなかいいサウンドを響かせてます。
新HDの音は半角カタカナの「チチチッ、カリカリッ。」て感じなんですね。 これに対して、旧(もう、旧という表現になってしまった。)のものは全角ひらがなの「じ・じ・じっ。ごりん。」。 この表現、わかりますか?(高野さん、わかるよねー。)
5: そして効果は?
さて、その効果ですが。 ナイスです。 グッドです。
今までの内蔵ハードディスクはもちろんマック購入時の内蔵HD。メーカーはQuantum製。 (クレヨンしんちゃんの好きな「クァンタム・ロボ」の名付け元ではないかと思ってましたが。関係ないですよよね。)
これと比べて以下が良くなりました;
1)作動音が静か。
上記の「チチチッ、カリカリッ。」は小気味よく、かつ静かです。
2)ディスクアクセスが早い。
何が早いって、システム・アプリケーションの立ち上がりが5〜20%程早くなりました。(システムの立ち上がりが、80secから65secに! Windows95立ち上がりも76secから70sec。) きびきび感が随所に感じられます。(よいしょしすぎか!? でも、\40000以上の投資なんだから、自分を慰める意味でも、よいしょ、よいしょ。)
3)HDが余裕のよっちゃん。(うーん、死語をつこうてしまった。)
あたりまえだのくらっかー(えーい、やけのやんぱち、死語の2連発。)ですが、1.2GBから4.3GBへの変更ですから、新HDの中身はすかすか状態です。これで、今年発売予定のMAC用Microsoft
Office 98も、Windows95用アプリケーションソフトも(そしてそして、少しだけ大好きなムフフの画像もムービーも)入れることが出来ます。
(でも、ムービー入れ始めたら、あっという間に一杯になりそうですけど)
余談ですが、先日アドベンチャーゲーム「EVANGELION 鋼鉄のガールフレンド(GAINAX、CD-ROM)」を買ってしまいました。特にテレビでエヴァンゲリオンを観ていたわけではありませんし、ましてや特別のファンでもありません。 が、オリジナルがWindows版で発売され、予定の無かったMAC版がエヴァ・ファンの嘆願書によって移植されたといういわく付きの物だったので、思わずMAC ファンの一人として(?)買ってしまいました。 これをフル・インストール(約1.7GB!)して観てます。 さすがに、HDの威力は絶大っす。 (かったるさに)ためいきしながら、観ていた「鋼鉄のガールフレンド」ですが、いまはさくさくストーリーしてます。
4)旧のHD(1.2GB)を"Po0wer Mac 6100/66 AVもどき"に移植。
さらに余談となりますが、取り外したHDは6100/66へ使おうと思案中。現在内蔵350MBですから、交換すれば腐っても1.2GB、 これに取り替えるだけで、パフォーマンスはぐっと向上するはず。
Quadra800もどきIIviにとってかわる日も近いッ!?
(閑話休題)
うちには、Apple純正外付けHD230MB(中身は前述のQuantum製)があります。あれこれ4年程前に購入したものです。 当時、栃木へ引っ越ししたて(H6.4月、埼玉県より栃木県へ転勤)の頃、ある事情から買いまして、約¥70000しました。(もちろん分割購入です。)
最近、あまり使っていなかったのですが、Virtual PC &Windows95をインストールするんで、7600/132のHDのデータのバックアップをとり、ついでにノートンさんの"SPEED
DISK"でHD内を整理しようとしたところ途中でスタックしてしまう。
あれっ?と思い、ついでノートンさんの"DISK DOCTOR"で診断してみると、不良セクタが発生しているよう。 やっぱり、あるんだなー、こーゆーことって。
幸い、データの方は支障無く、また、(不良セクタを削除して)イニシャライズし直して、だましだまし使えるようになったけど、お蔵入りする日も近いのかなー。
この、筐体はAppleのロゴもはいっているし、なかなかかわいいのでPM6100/66から押し出される350MB HDを内蔵して、まだまだ現役として活躍してもらおうと思います。(いまの内蔵230MBは、こんどは、Classic2(現在、内蔵125MB)にでもいれようかしらん。)