「世界のオタクパワーを借りて日本アニメの海外進出を」では、「スケベ心で巨富を築く技術?テストステロンコンピューティング」を元に、「海外で勝手に字幕をつけてごらんの皆さん」をうまく活かすことはできないか、という話が出ている。むつかしいだろうけど、うまくいく方法はないものか。この blog の元は エログリッドコンピューティング で、その元は Stealing Cycles from Humans。さらにその元は ASRGの投稿
ちなみに「海外で……」の元ネタは「bpS バトルプログ ラマーシラセ」というテレビアニメ作品の3分割バージョンでの最終回での冒頭のナレーション「放映エリア以外で極めて特殊な方法でPCモニタ上などでご覧の皆さん、及び海外で勝手に字幕をつけてご覧の皆さん」より抜粋。Winny や fansub などによる流通自体をアニメ作品のほうでネタにしたもの。この部分は fansub ではどうなったんだろう
さて、bpS については Amazon.co.jp の“アメリカ王”によるレビュー参照。「アメリカ王」は bpS の登場人物名。bpS という作品自体の登場人物は、とある同人サークル(?)の人達が元ネタのようだ。さらにその元は「魔法少女プリティサミー」という作品の天野美沙緒というキャラクター。「魔法少女プリティサミー」は「天地無用!魎皇記」の登場人物を使った魔法少女モノ作品のパロディ (最初はCDドラマだったか) が独立してアニメ化された作品。前述の Amazon.co.jp のレビューは マタヨシイエス の選挙ポスターのパロディ。
引用が引用を、パロディがパロディを呼んでいる
「URI」より「クールなURIは変わらない」および「WiLiKi:開発:エイリアス」へ。Wiki や blog のシステムはとりあえず便利なので導入してしまうけど、まだしっくりきていない。嫌なところを並べてみる。
日本語の文字など、US-ASCII 以外のものが URI encode されてしまうのも嫌だ。wiki.cgi みたいな「実行ファイル」の名前のような「実装についての情報」が入ってしまうのも嫌。同一のものに同時に複数の URI が存在している、というのも座りが悪い。たとえば、個人的によく使っている FSWiki を例に取れば、DirectoryIndex として wiki.cgi を設定しているような状況で、
は同一の内容を指すことになる。mod_alias や mod_rewrite などを駆使してより見栄えのいい「エイリアス」はよく提案されているけど、それでも同時に複数の名前が存在している、という状態を解消されてないことも多い。あと、URI でいえば、一つのサイトに複数のホスト名でアクセスできてしまうのもなるべく避けたい。http://www.example.jp/ と http://example.jp/ が一緒だったりとか、http://www.example.or.jp/ と http://www.example.jp/ が一緒だったりとか、そういうのも嫌だ。どちらを使うかを固定し、それ以外のものからは Redirect で飛ぶ、みたいにしてほしい
嫌だ嫌だ言うてもせんないので、いろいろ…
RSS is raging および RFC: Merge RSS and Atom? へ。RSS 2.0 と Atom を統合しよう。ただし RSS 2.0 への変更は最小限にね、って提案か? むーん。
以上、Syndication Sillyness より。「worse is better はそれが袋小路にある時にのみ成立する。局所解にはなるが、局所解よりは決して抜け出せない」か。どことなく「バッドノウハウ」「グッドラッパー」「はじめからやり直したい症候群」にもつながる話かな
アニオタのための FOAF ボキャブラリ。自分についての「属性」と、自分と知人との「関係」という属性するための表現形式である FOAF に、「アニオタ」用の語彙を追加しようという試み。RFC822形式のためのX-Moe: フィールドのようなものと言ってもいいだろう。
このように FOAF に語彙を追加していくことは、各個人が自由に設置した blog なり掲示板が Web の空間全体で一つの「アニメフォーラム」「アニメSIG」のようなものを出現させることに繋げられるための素地の一つになるのかもしれない。というかなるといいな、と思う。
現実的には昔でいえば NIFTY-Server や PC-VAN や多数のほかの BBS、現状でいえば 2ch のような掲示板、進行中のものでいえば orkut の community のように、一つの所に囲いこんでしまうのが実装は楽ではあるんだけれども、RSS や FOAF などの登場して、それなりに存在が認知されつつある現在、実装は容易かもしれない。
すでにあるものを見ていくと、「はてなダイアリー」におけるキーワードの機能がある。これは、はてなにおけるコミュニティ形成に役立っているが、これは「はてな」に閉じている。キーワードそのものは一般に利用な形で公開はされているが。
「アニオタ」の「アニメ」のところを「Apache」なり「Debian」なりに置きかえ、RSS を使い、単純に時系列で並べたものとしては、「Apache」なり「Gnome」なりに関わっている人達の blog の RSS を aggregate した PLANET APACHE や Planet GNOME など、PlanetPlanet を利用した公開 RSS aggregation サイト群がある
Wiki は人間が入力しやすい記法を採用している。XML は機械が読みやすい記法を採用している。そして SGML は古典的な「コンパイラコンパイラ」である。ということで、SGML の強力な記述力によって一般的に使われている Wiki の文法を定義し、SGML 処理系によって Wiki 記法のテキストを XML に変換する、という記事。SGML においては タグの区切りなどに使う < や > といった文字は自由に切り替え可能であるし、また、タグの省略といったことも可能である。
SGML はその強力な記述力ゆえに実装に困難を極め、結局、XML という簡略記法へ取って代わられつつあるのであるが、Wiki の記法の乱立に SGML 処理系に再登場願う、というのは面白い
以上、eto.com/d経由で
日比谷映画劇場で4人でイノセンスを見た。ひたすら語り続けるのがあるにせよ適度に抑えられていたし、アニメーションとしてもいい感じだ。ただ画面は暗いし、地味な話なので疲れた時に見ると眠くなるな。
ところどころの CG の嘘くさい質感もまた意図の通りなのだろうな。ひたすら現実に近づくような絵作りの方向への発展が、リアルな中わざと嘘っぽい絵作りができるようにまでなったということなのだろうかな。内容は、まぁ、ビューティフル・ドリーマーの延長とも見れるか
.jsp と .vm を切り替えるには Administration Console → Edit Flavors → Modify a blog flavor において、html flavor の template を html.jsp に変更すればいいのか。あとは WEB-INF/dispatcher.properties の定義に従い、適切な dispatcher が呼ばれる、と。ふむ。他のテンプレートエンジンも使えるかな
出力の文字コードを UTF-8 以外にした場合は…あちらをたてればこちらがたたず、ってな感じでなんかおかしいな
FVA解説ページと英語の説明 を読もうとして RSS での実体参照の定義と使用の問題は気づいたのだが、それはともかく、「アニメの情報についてのスキーマ」の整理にさっさと見切りをつけておきたいな、と個人的 TODO を見て思う。長いこと更新を停止している Anime Resource List のリニューアルのためにデータベースを使おうと、ここで使われている情報用のスキーマを何度が作っては捨て、作っては捨て、ということを繰り返していた。いつまでたっても更新が再開できてない原因の一つだ。
そうなるのは、情報をちゃんと網羅しようとすると、「作品名」「タイトル」「放映時期」の羅列のような単純ものではうまくいかないからだ。そもそも「作品名」とは何か、「放映時期」の定義、「話数」の定義、登場人物の定義までいろいろややこしくなるような例外事項がいろいろと発見されたり生み出されたりするのだ。まぁ古典的問題ではあると思うのだけど。
現時点で放映されている作品でいえば「A15&R15」の枠で放映されている作品など、その状況を厳密に記述するにはどうすりゃいいのか悩む。単純には「キャラ名」「中の人」「登場話数」で構成される行を並べていけばいいのだけど (それだけでも大変だが)、「中の中の人」をどう表現するか、「話数」の分割の基準をどこに置けばいいのか、微妙に違う形態である1周目と2周目を区別する必要はあるか、DVD 版をどう表現するか、などややこしい。
あと、東京のキー局で放映されて、あとは同時に、または時期が少しずれて放映される、のようなタイプならばキー局の放映日のみを代表して記録すればよかったのかもしれないが、最近のように独立系 UHF 局や CS にばらまかれて放映される場合は単純に「最初に放映された日」でいいのか考えてしまう。R.O.D みたく、CS とテレビとDVDで修正のかかり具合が違う場合とか、エステバンや、メルモ、古くは「がんばれ!マリンキッド」と「海底少年マリン」のような対応といった場合のような、「リニューアル版」はどうするか、とか。結局はすべての放送局のすべての放映日と時間を記録する必要になるのではないだろうか。まぁ、ある程度は「補足コメント」で逃げていくことになるだろうけど。あと、最初はインターネットで放映され、DVD が出て、CS で放映されたもの、とか。
「作品名」「サブタイトル」も考えどころだ。アニメージュのデータで採用してるように「画面に表示されたものをタイトルとする」が基本ではあろう。アニメージュの誌面では最終的にはすべて「空白」になっているが、手元のデータでは「空白」「改行」「改ページ」の情報は残して保存している。JIS X 0201 や JIS X 0208外の文字はできる限り数値実体参照や、独自の実体参照にしている。
画面の表示を基にすると、「アウトロースター」は「星方武侠 OUTLAW STAR. FUTURE HERO NEXT GENERATION」になるし、「ナデシコ」は「機動戦艦ナデシコ Martian Successor NADESICO」となる。日本語表記と英語表記が並ぶ場合、単なる直訳の併記であれば文字の大きい方を採用するが、異なるものであれば併記したものを作品名にする、みたいな。あと読み仮名。「魔法騎士 レイアース」は「まじっくないと れいあーす」という情報も欲しい。
画面表示については、それでいいのだが、「太陽の使者 鉄人28号」のように実際には画面の表示には「太陽の使者」は出てこない(らしい)けれど、新聞のテレビ欄などでの表記で「太陽の使者」が記載されてる(か何か)のために、一般には「太陽の使者」版として知られているという事実をどう収容するか、という情報はどうしよう。国産テレビアニメ初期における新聞紙面と作品名の対応状況をちょっと前に調べた限りでも、こういった情報をオンライン化しないのはもったいない、と思ってしまった。
最終的にはすべての属性について「属性名」「属性の値」「その値を採用するための判断となったソース」の組みで表現しておきたい衝動にも駆られる。引用の場合の著作権の扱い、といったクリエイティブコモンズでも問題になってそうな話、あるいは Xanadu で対応しようとしていた(している)ことにも繋ってくるのだろうな。
なんにせよ、無用にややこしくしてしまってるのは、「作品」そのものではなく、それが発っせられた、また、置かれた状況まで手を広げるからこういうことになるのだけど。とりあえず割り切ってちゃっちゃっと作ってしまってオンライン化し、あとから直せばいい、んだけどね。
ゆうべのマリア様がみてる#11「白き花びら」はアニメ作品として面白く見れたように思う。もともと原作をすべて読んでることもあり、どうしても「展開が早い」といった感想を持ちがちではあるが、それをさし引いたとしても、「バストアップで延々と会話し続ける」みたいなシーンが多いのは原作からして仕方がないものか、とは半ば諦めてはいた。
それでも#9「紅いカード」の最後のほうでは突然に枚数が使った演技も見えてオッとは思ったものの、効果的にはなりきれてないようだった。なんにせよ、この尺の制限からいえばよくやってるな、というのはあったけど。原作を知らない人の反応も良さそうではあったし、それなりにうまくいっていただろうな。
で、ゆうべの回であるが、冒頭で走ってるシーンを見て「おお、動きがある」とまず気をひかれた(わりにどうでもいいことではあるが)。あと、声の面から言えば高山みなみ(魔女の宅急便のキキとか、名探偵コナンとか)のような中堅どころ、麻生美代子(サザエさんの磯野フネとか)といったベテランの起用というのはいい感じ。そしてなによりも「手」を使った演技が目をひいた。温室のシーンでの髪や手を使った絡みのシーンはパトレイバー劇場版のラストシーンでの南雲と柘植のシーンを連想したりしたのはイノセンスを見たばかりだからか。あと、手を聖のほうに延ばした「先代ロサギガンティア」の視点に始まるカット (訂正: 聖が前に出してる手のすき間から現われた蓉子)、冒頭でのマリア像に向かって空に差し出した聖の手、後から聖の肩に置かれた先代ロサ・ギガンティアの手、など。
Paolo on Havoc's thoughts (by Miguel) より。Java, Mono, or C++? (高林さんによるサマリ) への Mono 開発者からの反応。
Mono の状況については Will Mono Become the Preferred Platform for Linux Development? [onlamp.com] などといったレポートもあり。
本研でNANと合流し、上野駅まで歩く。上野駅2Fの牛タン屋で昼飯。13:00発の草津5号に登場し、他の面子と合流。さっそく焼酎を空けてまったり。上野草津原に15:36。JRバスに30分ほど揺られ、草津のバスターミナル。ホテルの送迎バスでホテル櫻井。とても大きなホテル也。H"でなんとかIP reachableに。
夕食のバイキングで腹いっぱい。ホテル内で湯もみや太鼓のアトラクションを見る。そして部屋で酒を交じえて某氏を取り囲んで問いつめる会
朝、雪が降り始めていた。昼前に西の河原へ。雪が降り積もる中、なかなかに風情があって良い。昼飯は湯畑横のホテルそばの店で稲庭うどん。茶房ぐーてらいぜで一息
夕飯の前に外にまた出てみたら雪はさらに積もってる。おそるおそる坂を下りて、草津ガラス 蔵をひやかす。夜は+2000円な個室で特別コース
チェックアウトして、大滝乃湯へ。以前、草津に来た時にも入ったことがあるので二度目か。
湯畑の前のイタリアン・トマトでバスまでの時間を潰す。FREE SPOTがあるのでネットサーヒン。
バスで長野原草津口駅。草津6号で上野。上野駅構内ので2人と別れ、5人で駅構内の定食屋ちゃぶぜんで夕飯。さらに2人と別れ、3人で上野公園、不忍池を散策。上野公園は満開のちょっと手前で、いい具合に咲いたので写真を撮りまくる
なか卯の豚角煮丼で昼飯。歩いて秋葉へ。創刊号復刻版が付録の I/O と、新・電脳なをさん(1)を購入。
二木の菓子でつまみを買い、上野公園そばのコンビニでビールとレジャーシート。パセラの前で合流して上野公園内へ。よさげな場所を確保したのでシートを引き、花見。
18:00ごろ。つまみも酒も切れてきたので夕飯に行くことに。いくつかの店を周りつつ、結局、秋葉原の万世で焼肉
Debian の experimental から入れた Spatial な外観になった Nautilus 2.6.0 で音楽データをクリックしたら、Rhythmbox が起動。メニューを見ると、「音楽 CD のインポート(A)...」という選択肢がある。選択してみると Sound Juicer を要求されたので sound-juicer パッケージをインストール。
操作も簡単で便利だ。トラックごとに曲名とアーティスト名を入れて「切り出し」すると ogg なり mp3 になってディスクに書き出される。タグもちゃんと打たれる。ファイル名などは UTF-8 になるが、書き出し先の領域にした jfs なファイルシステムに iocharset=utf8 オプションが付けられてなかったのでマウントしなおす。そうしないと見ることも消すこともできない。ls すらエラーになる。
GNOME のアプリとの相性もあるので、ファイル名などはすべて UTF-8 化することを心に誓う。メロディック・ハード・キュアの 16 曲目の「Agapē (水の惑星Ver.)」も素直に入力できるといった利点もある。
Sound Juicer の欠点 (というか GNOME/GTK+ の問題) だが、Ctrl-J が CD のイジェクトに割り当てられてるということだ。skkinput 使ってるとハマる。CD がイジェクトされたとたん、今まで入力されたのがすべてクリアされてしまう。ゲイツちゃんのように「ムキー」となる。
Ctrl-J なのを止めるには、/usr/share/sound-juicer/sound-juicer.glade の、
<accelerator key="J" modifiers="GDK_CONTROL_MASK" signal="activate"/>
という行をコメントにするなどすればいいのかな。まだ試してないが。
3/29 21:42追記: 試してみた。
<!-- accelerator key="J" modifiers="GDK_CONTROL_MASK" signal="activate"/ -->
というふうに変更すれば OK。さて、あとはエンコ済みのファイルのタグの修正をどうするか、だな。