多摩丘陵・町田市相原の七国峠古道その3 地図はこちら

前のページの写真の切通しの坂を下ると、いったん舗装された道を横切ることになります。山道を抜けて視界のある明るい道がその先は狭いながらも舗装路として北へ続いています。道の右手には新しい住宅が何軒か建っています。舗装路を横切って少し行くと左に斜めに上る山道があります。その道は古道からは離れますが大日如来の石像のある頂きに上る道です。左の写真がその道です。

上の写真左は大日如来石像に向かう途中の道ですが狭いながらもこの道は人がよく歩いている道のようです。踏み跡もしっかりしていて道そのものが整備されているようです。きっと大日様へお参りする人が多いものと思われます。右の写真がその大日如来の石像です。像の前には新しい花が供えられていました。やはり人がよく訪れるところなのでしょう。ここは平場になっているところで樹木に覆われて視界はありませんが、歴史的な雰囲気の漂う空間です。石像の右手の道を行けば七国峠へ出られますがここは説明のために一旦、元の古道へと戻ります。

右の写真は大日如来石像へ上る道に行かずに今まで来た道なりに細い舗装路を北へと進んだところです。写真の付近から再び未舗装の山道になります。訪れた季節は秋も深まり枯れ葉を踏みしめながらの古道歩きでした。

左写真の付近は道の両側が笹藪になっていて、夏場は道が笹で覆い尽くされているのではないかと思われるほどです。笹に覆われているために道が狭くなりっていて道の形態が確認できないところです。

やがて道は左に曲がりそこから一直線で峠へと上っていきます。この辺りは林の中で視界は暗く夏場はさぞかしヤブ蚊などが攻撃してくるのではないかと思われるようなところです。右の写真から坂を上る途中にこんな狭い道なのに車のタイヤの轍が深く残っていて、こんなところまで車が入ってくるものがあるのかと呆れてしまいました。

坂を上りきると七国峠古道のメインハイライトである出羽三山石塔の前へ出ました。石塔は写真中央の塚状の上に立っています。ここは十字路になっていて、今まで上ってきた道は塚状の木が右の方に倒れぎみに生えてるところをくぐり抜けたところです。写真右の切通しの壁には階段状に道が付けられ大日如来石像へと道が繋がっています。写真の真ん中に説明版がありました。


相原七国峠・鎌倉古道の説明版

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