奥白根山再登山( 奥白根山:2,577.6m ) 2005.09.18 登山



【PHOTO & 記録 奥白根山再登山 5】

勇壮な奥白根山の姿を左に見ながら、気持ちの良い道を進む。
前方には前白根山が見え、そのザレた斜面が痛々しい。
途中、五色沼への道を左に過ごして、右にカーブしながら前白根山へと向かう。
滑りやすい砂礫の道をゆっくり登る。振り返れば 奥白根山と五色沼が見事な配置を見せている。

しかし、 奥白根山と五色沼の配置は見事であるが、 時期が中途半端であった。
紅葉にはまだ早く、緑萌える季節はとっくに過ぎており、ドンピシャの時期に登れば、素晴らしいこの構図が なお一層映えたであろう。
今は何となく中途半端で くすみがちといったところか。それでも素晴らしいことには変わりないが...。

10時46分、前白根山頂上着。
前回はこの前白根山の尾根に出て初めて 奥白根山の姿に接し、 その荒々しい姿に感動すら覚えたものであった。
今回は今まで見えていた 奥白根山の再確認に過ぎないが、それでもここからの 奥白根山の眺めは素晴らしい。
通り過ぎる雲の影が 奥白根山にかかり、山肌につける濃淡がなかなか面白い。

目を北の方に向ければ、 これから進む五色山へと続く稜線が見える。
この辺は 奥白根山から吹き下ろす風が強いのだろうか。 木々は皆背が低くく、少々高い木はその姿が風の流れそのものを現している形で固まってしまっている。

前白根山から五色山へと続く稜線歩きは、左手に常に 奥白根山と五色沼を見る形となり、なかなか楽しい。
奥白根山を軸に、五色沼を間に挟んでグルリと円を描く感じで進むことになる。
徐々に奥白根山が姿を変えていくのが面白い。

暫く進むと、深田久弥氏が 「日本百名山」の中で、 御釜大割れと紹介していたものと思しき大きな薙ぎが山腹に現れた。
V字型に抉られたようになっているその薙ぎは、右の方がナイフで切ったようにスパッと削がれていて、壮観である。



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