ログキャビンの無料露天風呂 
           
          ■概要 
           
          道南の日本海側、大成町の内陸部に古くから温泉がある。この臼別(うすべつ)温泉は江戸時代の旅行家菅江真澄が入浴したとの記録がある。1887年に温泉宿として開業され、その後鉱山会社が経営した。 
           
          臼別温泉はランプの宿として知られていたが老朽化のため1994年に廃業した。閉鎖を惜しんで1995年に町が日帰り施設「湯とぴあ臼別」として再開させた。 
           
            
           
          湯とぴあ臼別は臼別川に流れ込む狭い沢の入り口にある。急峻な沢の緑に覆われてログハウス風の小屋がある。 
           
          小屋は男女別の脱衣所と半露天風呂だ。月曜18:00以降、金曜は午前中に清掃があるので利用できない。 
           
          ■所在地 
           
           北海道久遠郡大成町字平浜691 
          TEL:01398−4−5511(大成町役場)  | 
         
            
              
             
            ■印象 
             
            紅葉の季節がすばらしいと聞いていたので、10月中旬の紅葉の盛りを狙って訪れた。木々に埋もれるようにして湯小屋がある。秘湯の雰囲気満点だ。 
             
            脱衣室には清潔なゴザが敷いてあって、トイレもある。浴槽は大きな露天風呂だ。男女の境には大岩と仕切りの壁がある。 
             
            お湯に浸かると頭の上まで紅葉に覆われている。ぱらぱらと落ち葉がおちてくる。渓流や岸壁の眺めがすばらしい。少し熱めのお湯に沢の風がとても気持ちがよい。 
             
            お湯は微白濁、甘味を感じる薄い塩味。かすかに金気臭がある。泉質はナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉(含石膏食塩泉)、源泉の温度は53.4℃。 
             
            地元の人がポツポツと入りに来る。湯量が多く、さっぱりした浴感で、 常連さんも多いようだ。夏場は観光客も来るのでけっこう混むが、この季節は地元の人とのんびりできる。 
           
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        ■営業 
         
        
              
                
                | 営業時間 | 
                  7:00−19:00 | 
             
            
                | 休館日 | 
                  無休(12月−3月閉鎖) | 
             
            
                | 料金 | 
                  100円(清掃協力金) | 
             
         
         
          ■交通 
             
            道央自動車道の国縫ICで降りて、国道230号線で瀬棚町向かう。瀬棚町から国道229号線を南下して大成町に入る。臼別温泉の看板を見つけて左折、臼別川に沿って狭い道をさかのぼり終点。国道からの道は狭いダートだ。駐車場は広い。 
             
             
              
             
            調査日:2002年9月  
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