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            八ヶ岳東側、古くからの炭酸泉 
             
            ■概要 
             
             あまり混んでいない静かなスキーを求めて、八ヶ岳の東側のスキー場に行った。その帰りに古くから有名な温泉、稲子湯(いなごゆ)に寄ることにした。八ヶ岳のひとつ天狗岳の北東山腹にある一軒宿の温泉だ。林道を上り詰めて、バスの終点にある。真冬だが雪はそれほど多くない。 
             
            標高1500mにある稲子湯は、八ヶ岳への登山のための基地として便利な宿で、がっしりとした大きな山小屋のような建物だ。訪れたのは登山客が少ないオフシーズンなので、 
            とても静かな雰囲気だ。 
             
              
             
            立ち寄り湯の営業時間を少し過ぎていたが、「空いている時期なのでよいですよ」と入れてもらった。オフシーズンは、立ち寄りの終了時間も柔軟にしてくれるようだ。 
             
            男女別の浴室がある。立ち寄り客向けの休憩スペースまではない。 
             
            ■所在地 
             
             長野県南佐久郡小海町大字稲子1343 
            TEL:0267−93−2262 
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        ■印象 
           
          浴室は3畳ほどの石造りの浴槽がある。窓が小さいので暗い。硫黄のような匂いがする。浴槽からお湯があふれて、床は赤錆色になっている。 お湯はけっこう熱めだ。説明書きによると冷たい源泉で埋める仕組みだ。 
           
          浴槽のとなりに源泉を貯める石の湯桶がある。内側は青白く染まっている。コップがあるので源泉を飲んでみると鉄分を含んだ苦い味の炭酸水のようだ。 
           
            
           
          泉質は単純二酸化炭素−硫黄冷鉱泉 源泉の温度は7.6度、pHは4.9、湧出量は毎分44Lである。温泉の効能は浴用で神経痛・筋肉痛・リューマチ、飲用で胃腸病に効くとある。 
           
          浴槽は加温したお湯なので、炭酸泉の泡を感じることができないが、源泉は炭酸泉を感じる。登山にいくならぜひ寄ってもらいたい。 
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        ■営業 
         
        
              
                
                | 営業時間 | 
                  9:00−15:30 | 
             
            
                | 休館日 | 
                無休 | 
             
            
                | 料金 | 
                  600円 | 
             
         
         
          ■交通 
             
             中央自動車道の須玉ICを降りて、国道141号線を北上する。松原湖入口交差点から県道に入り3km程度。須玉ICから50km程度。駐車場は広い。 
            JR小海線松原湖小海駅から稲子湯行きバスがある。(小海町営バス1時間に1本程度) 
             
               
             
            調査日:2002年2月 
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