| 
            
            源泉が楽しめる湯治宿 
             
            ■概要 
             
            熱海は歓楽向けの大きな温泉旅館しかないようなイメージがあるが、昔ながらの温泉場の雰囲気を残す施設も残っている。今回は温泉ファンの間で知られている福島屋旅館を訪れた。 
             
            熱海温泉の中心部、大湯に続く銀座通りから折れて熱海駅に向かう坂の入り口に福島屋旅館がある。 
             
              
             
            古くからの木造の建物に通りに面した側だけモルタルの壁になっている。昭和始めというようなレトロな雰囲気だ。温泉街の中心部にあるので周囲は商店や大型旅館が並んでいる。 
             
            福島屋旅館のすぐ隣に、熱海市で整備したモニュメント、熱海七湯のひとつ風呂の湯、水の湯がある。 
             
            ■所在地  
             
            静岡県熱海市銀座町14−24  
            TEL:0557−81−2105  
           | 
         
            
              
             
            ■印象 
             
            裸電球のともる脱衣場は昔の銭湯風のたたずまい。古い模様タイルで内装された浴室は意外に広い。男湯側は大浴槽と、お湯を入れていない小浴槽がある。 
             
            浴槽はけっこう深くて底にお尻をつけられない。 年季のために浴槽のふちには白い析出がある。 
             
            お湯は無色透明、やや熱めだ。とろりとした感じで、弱いキシキシ感もある。 パイプを使って底の方からお湯が注がれてかけ流されている。なめてみるとほんのり塩味がある。 
             
            泉質の表示や分析表は残念ながら掲示されていない。最近熱海で配られている立ち寄り温泉マップによると、泉質はナトリウム・カルシウム−塩化物温泉。 
             
            同浴の人に聞くと、銭湯代わりに毎日通っているという。安いしお湯がいいからとのこと。熱海の本来の泉質を味わうのにとてもよいところだ。 
           | 
         
        ■営業 
         
        
              
                
                | 営業時間 | 
                  11:00−19:00 | 
             
            
                | 休館日 | 
                無休 | 
             
            
                | 料金 | 
                  350円  | 
             
         
         
           
          ■交通 
             
          小田原厚木道路の小田原西ICを降りて国道135号線で熱海へ。熱海市街に入ったら国道を右に折れて銀座通りに入る。銀座通りから右折して熱海駅に向かう坂の入り口近くに福島屋旅館がある。有料駐車場は市役所隣にある。そこから歩いて数分。 
           
            
           
          調査日:2006年4月 |