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自然の造形
Nature in Queen Charlotte Trail

リゾート近くでのトレイルでのショット。パンガから垂れ下がった枝というか気根のように見えるのが、熱帯の造形を彷彿とさせています。なかなかの小径でした。

 海外でゆっくり山歩きというのも、やっていそうであまりやっていません。大昔ドイツでノイッシュバンシュタイン城を下に眺めながら、山の上歩いたり、同じくドイツでホーエンツォーレン城の帰りにずーっと山の中歩いたりという記憶がありますが、ここクイーンシャーロットトレイルは、殆ど一日歩いていたことになります。遠目には日本の山に近い風景なのだけれど、よく見ると結構違いが一杯あって楽しませてくれました。
 
 先ずはパンガでしょう。マオリ語で、銀のシダという意味だそうです。樹高が約10mにもなるという、木のシダです。遠目には椰子の木のような見え方もしますし、垂れ下がった枝がマングローブに近いものも感じますが、あくまでもこれはシダです。多分伸びるのも速いのでしょうね。(竹ほどではないでしょうが)

 あとは、道すがらいろいろなものが飛び込んできます。とても大きな松ぼっくり(テニスボール位あります)、一転して可憐で小さな花、そして飛べない鳥ウェカまで見ることが出来ました。そんなことで道草しているから、宿の人が2時間で行くという行程を3時間半もかかって着いてしまう訳だ。でも本当に飽きることのなかったクイーンシャーロットトレイルでした。

これもパンガの木のてっぺん。シダが木になるなんてちょっと信じられないのですが、確かに葉はシダです。
そして芽がご覧のようにニョキニョキというか、ぐるぐるとういか、ゼンマイの大きな先端がその丸まりを解きつつ、上へ上へと伸びていくのです。何かムカデが空に登っていくような。
パンガの新芽(?)が目の高さにあったのでそれを撮ってみました。力強い形です。これがマオリ族の伝統的な模様である'Koru'(コル)のベースな訳だ。
こちらは地衣類にも見える草。色がとてもよかった。
道端で見かけた、飛べないWekaという鳥。キーウィの親戚のようです。特に逃げ出すわけでなく、おとなしい鳥でした。 こちらはいろいろ咲いていた中の花の一つ。釣鐘草の仲間でしょうか。冬なのに結構あちこちいろいろ咲いていて楽しかった。
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