海外でゆっくり山歩きというのも、やっていそうであまりやっていません。大昔ドイツでノイッシュバンシュタイン城を下に眺めながら、山の上歩いたり、同じくドイツでホーエンツォーレン城の帰りにずーっと山の中歩いたりという記憶がありますが、ここクイーンシャーロットトレイルは、殆ど一日歩いていたことになります。遠目には日本の山に近い風景なのだけれど、よく見ると結構違いが一杯あって楽しませてくれました。
先ずはパンガでしょう。マオリ語で、銀のシダという意味だそうです。樹高が約10mにもなるという、木のシダです。遠目には椰子の木のような見え方もしますし、垂れ下がった枝がマングローブに近いものも感じますが、あくまでもこれはシダです。多分伸びるのも速いのでしょうね。(竹ほどではないでしょうが)
あとは、道すがらいろいろなものが飛び込んできます。とても大きな松ぼっくり(テニスボール位あります)、一転して可憐で小さな花、そして飛べない鳥ウェカまで見ることが出来ました。そんなことで道草しているから、宿の人が2時間で行くという行程を3時間半もかかって着いてしまう訳だ。でも本当に飽きることのなかったクイーンシャーロットトレイルでした。