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アカデミー絵画館
Akedemie Museum

48 12 05.01N,16 21 53.03E

 ここのガイドブックでの記述に、ヒトラーも受験したとあります。美術を志していた彼は、ウィーンを訪ね、リンクシュトラーセの美しさに感動し、あまりうまくないデッサンを一杯残し、アカデミーの受験に失敗してウィーンを去った過去があります。そして再度ここに登場した時は征服者として凱旋し、人々に熱狂的に迎えられたという過去を、この町は持っています。

 ここはボスの「最後の審判」の祭壇画が有名、というか殆どそのためにあるような美術館です。しかし見れば見るほどすごい祭壇画と言わざるをえません。扉は無彩色の抑えた表現ですが、それを開くと彼独特のおどおどしい地獄的、煉獄的絵巻が繰り広がれている。おいそういえば天国は何処だ・・そうか上の方に目立たなくあることはあるか。依頼者はそれを覚悟していたとはいえ、実際に完成し、対面した時の心情はどんなものだったでしょうか。でも、今も人を惹きつけてやまないその力と、それを受け入れていた当時の社会にも感服します。だからこそここまで足を運んだのですから。

ギャラリーは3階にあり、その途中にはこんなアーチが連続しています。ルネサンスのアーチのように実に軽やかで気に入りました。
ギャラリーの入口。古風なアーチとそこに設けられたネオンとの対比がなかなか。というので一枚撮りました。
中央下、地獄部分のアップ。彼の最も得意とする場面ではないでしょうか。いっくらじっくり見ていても、次の発見があります。
ボスの「最後の審判」閉めたときに見える裏側も見ることが出来ます。彼の大作はプラド美術館に多くありますが、ウィーンにもあるのですね。これも正にハプスブルク家の関係だと思います。

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