- 今回は9人グループだった。初日は須川温泉に泊まり温泉に入って英気を養った。露天風呂からは鳥海山が見えた。
- 翌朝は曇りだった。朝食前に外を見ると登山者が次々と登って行くのが見えた。
- リーダーのAさんを先頭に出発した。紅葉に染まる山頂方面が見え期待が高まった。少し登ると蒸し風呂が有った。蒸気は出ていなかった。振り返ると遠くに焼石岳が見えた。
- 名残ヶ原の湿原に出ると栗駒山山頂が見えた。遊歩道との合流点で小休止した。周囲の紅葉はちょうど見頃だった。
- 湿原が終わると紅葉のきれいな森の登りになった。三途の川を渡ったところで次の休憩をした。下ってくる人が多くなった。風が冷たかった。
- 産沼では視界が開けて眺めが良かった。下からは霧が沸いてきていた。産沼を出発すると霧の中の登りになってしまった。下りてくる人がたくさんいた。もうすぐ山頂というところで最後の休憩を取った。
- 山頂はあいにく霧に覆われていた。強風が宮城県側から吹き付けていた。笹と灌木の陰で風を避けながら昼食休憩にした。登山者が30人ほど風を避けながら休んでいた。
- 下りは宮城県側に向かった。正面から強風を受けたので、すぐに風よけにレインウェアを着た。レインウェアのズボンをはくのに少し手間取りみんなより遅れてしまった。
- 東栗駒山コースと中央コースとの分岐まで下るとサブリーダーのBさんが待っていてくれた。予定を変更して中央コースを下って行ったことをを教えてくれた。
- やがて霧の中を慎重に下るみんなに追いついた。登りの登山者は、ひっきりなしだった。風は下るに従い次第に和らいだ。石畳のまっすぐな下りが多く、少し単調な感じがした。最後になって雨が降り出した。石畳が滑りやすくなったので注意しながら下った。
- いわかがみ平には予定よりだいぶ早く着いた。すっかり本降りになっていたのでレストハウスに入って雨宿りしながらバスを待った。
- バスは5台に増発されていた。バスがくりこま高原駅に着く頃に、ようやく雨が小降りになった。見上げると次々と南に向かう渡り鳥の群れが見えた。