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「24 -TWENTY FOUR-」を見ました。 -2006.05.06Up
(先ずはネタバレなしで)
うわさの「24 -TWENTY FOUR-」を見ました。友人がシーズン1〜4のDVDを全部貸してくれたので、ほぼ一気に!目がショボショボです!でも精力的に見て連休初めには見終わったので、連休は当初の予定で過ごせました!?。。。とにかくうわさ通りの面白さで、見始めると止まりません。米国FOX−TVのシリーズだが、政府機関「テロ対策ユニット(CTU)」のジャック・バウアーが、テロ計画を阻止しようと活躍するドラマで、事件の起きた日の24時間を、ドラマでの事件進行が現実の時間と同時進行するというものだ。事件や問題が次から次に起こって頭を休める暇がありません。。。お見事!と言わざるを得ない。脚本・演出・演技などなど見事である。内容的におかしいところや矛盾など多々あるが、そんなことはどうでもよくなる面白さがある。「息もつかせぬ」とはまさにこのドラマのことだ。
テロの概要は以下のようですが、とにかく複雑でからくりも一杯です。まだ観てない方は是非どうぞ。。。
- 大統領予備選の当日、候補のパーマー上院議員の暗殺計画
- その一年後、ロスを標的とした核爆発計画
- 更にその三年後、猛毒(?)のウィルスを使ったバイオテロ計画
- 更に一年三ヶ月後、原子力発電所を狙ったテロ計画
【重要】 尚、このドラマを途中でやめるコツを伝授します。見始める時、普通は「今日はこの第何話で終わりにしよう」と決意するのですが、これが間違いです。最後に引きずるシチュエーションが必ずやってきて、もう一話だけ…と止められなくなります。
ですので、「この第何話の半分のところでやめよう」と決めればよいです。前話の最後で気になったところは決着し、次の布石段階なので止めやすいです。
(以下ネタバレあり)
以下、感想など思ったことや感じたことなど書きますが、当然ネタバレもあるので要注意!!
- このドラマの原点は、当然911の同時多発テロにあるといえる。ボクはその時アメリカのボルチモア市、つまりテロ現場から比較的近い都市にいてある種の特殊な体験をした(雑記:その時アメリカにいた!)が、いろいろと蘇るものがある。
- 誰がいつ死ぬか分からないというのがこのドラマの特徴だ。主役のジャックが死ぬことはないはずだが、他は捜査官だろうが一般人だろうが正義の味方だから助かるという構図ではない。ちょっと死にすぎという感もあるが、これが引き付ける一つの理由だ。こうしたドラマとしては、「マイアミバイス」を思い出す。もう古く10年以上前だが、面白かったなあ〜。正義が勝つとは限らないというドラマの進行は、見るときの精神的負担が大きいが、先が読めない予想外の展開になってとても面白い。。。
- 人種や男女問わず様々な人間が登場する。アメリカという国柄、こうした配慮が必要なのだろうと思った。個々の個性も明確でかつ多様だ。なので、それぞれの意見の衝突に説得力がある。
- ジャックがセリフの最後によく言う ”now!” が耳にのこる。
- それにしてもCTU側で警備する者が弱い。何かにつけて当然警備をつけるのだが、いつも敵にあっさりやられてしまう。
- ジャックがいない時の敵は強い。その点、ジャックが戦う時の敵はいつも弱い。ジャックは超人的に強いのだ。
- ここぞという時に敵の位置を探るときは、衛星を使おうが逆探知だろうが電波を解析しようが時間がかかるが、敵の探査能力はいつも凄い。
- CTUはスパイが入り込みやすい組織だ。
- みんな携帯の番号とか良く覚えている。
- 二度の飛行機墜落にもかかわらずいずれにも生存者がいるのは凄い。ジャックとニーナはピンピンしてるし。。。
- ボクには、最初で印象が強いこともあるが、シーズン1が一番よくできている気がする。次は4、そして2。シーズン3の出来が今一つかな…という感じ。
- 悪者は、手下には厳しくて怖い存在だが上にはとっても弱い。上司にペコペコして部下には高圧的という人間は実社会にもいるけどね〜。
- 現代の悪者は、中東アラブ系、東欧セルビア系、中南米麻薬系ということだ。中東はアルカイーダに代表されるテロ組織、東欧は現代で民族浄化を実際に行った連中、中南米はいうまでもなく麻薬組織だ。一昔前ならソ連とかの共産圏だったけど。。。
- 数多い登場人物のなかでも、私はシーズン3から登場した クロエ・オブライエン がいいね〜〜。ボクはクロエファンになってしまった。あのいつも不満げな表情や目つきは異彩を放っていた。職場に赤ちゃんを連れて来ちゃって、なんだこいつは!って感じで最高。銃を撃ったシーンはとっても格好良かったし。。。メアリー・リン・ライスカブ( Mary Lynn Rajskub )というコメディー女優らしいけど、シーズン5にも出てるとのこと。
http://en.wikipedia.org/wiki/Mary_Lynn_Rajskub によれば、
Mary Lynn Rajskub (prounounced "RICE-cub") (born June 22, 1971) is an American comedic actress from Trenton, Michigan.
Recently she has ventured into more dramatic roles, most notably her role as CTU tech analyst Chloe O'Brian on 24, which she joined in 2003 at the start of the show's third season.
Her character was a hit with viewers and critics and was one of the few cast members to return in the show's fourth season. After being a regular guest star for one season, Rajskub became a main cast member in the show's fourth season and has continued into the fifth season, which started in January 2006
- 他に好感をもったのはトニー・アルメイダとパーマー大統領かな。。。
- シーズン1: ジャックの娘キムの行動は最後の最後までイライラさせられる。パーマー夫人のシェリーも徹していて凄い。
- シーズン2: 核爆弾ってあんなに小さいのだろうか??。。。ここでもキムの行動にはイラつかせられるが、ここまで来るともって生まれたものに違いない。被爆した時の症状はあんなに早くない。要は身体の細胞の新陳代謝ができないということなので、2、3日はピンピンしてるはず。(参照:被爆治療83日間の記録−臨界事故で被曝した大内さんの壮絶な記録です)
- シーズン3: あのウイルスは何故発病してからでないと感染能力がでないのか?最初に感染するときは試験管からでも感染するのに。。。ウイルスは常温で試験管内では長く生きられないと思うのだが。。。感染はいつ起こるかわからない(検査している間に感染するかもしれない)のだから、防護服がきた時点で着ておかないといけないのに何故か着ない。ウイルスが本物かどうか緑の光で調べているがあれは何をやっているのか???現代科学のレベルを遥かに超えていて凄すぎる。
チェイスは左の手のひらを拳銃で撃ち抜かれたはずだが、焼きごてで治療しただけで、その後の活躍は凄い。シャペルは憎々しいやつだったが、可哀想だった。テロ犯は娘がそんなに大事なら、旅行でも良いから国外に出してからテロをすればよいのに!ましてや感染力の凄いウイルスをばらまこうというのだから。。。パーマーはもっと清廉潔白だったはずだが、このシーズンでは。。。そしてシェリーの憎々しさはお見事!
- シーズン4: シーズン4は、しきり直しという感じで良かった。国防長官の娘オードリーは弱いかと思えば強気になったり、かと思えば急に弱気だったり訳分からん女だ。。。テロ犯の一人が息子を使うが、いくら鍛えるとはいってもそんなリスクはさすがに負わないだろう。アホすぎる。ところで、あの息子はどうなっちゃったんだろう。。。やっぱやられちゃったのかな〜。
- シーズン5: 今アメリカで放送中。そろそろ終了か。。。とっても楽しみ。
なんだか文句ばっかり書いてますが、ここまで面白いとチャチャも入れたくなるものだし、またそんな部分もたくさんあるので。。。批判ではなくて、それを楽しんでいるというところかな。。。とにかく面白いです!
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