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百名山登頂目指して


更新日:2016.6.29

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 山での 1枚 :  下山時、白毛門よりジジ岩、ババ岩、白毛門沢を望む (先はまだまだ長い)

下山時、白毛門よりジジ岩、ババ岩、白毛門沢を望む (先はまだまだ長い)  2016/6/18

 WHAT'S NEW    《 2016年 6月29日 記 かなりの長文ご容赦 

6月1日(水)に木曽駒ヶ岳に登ったものの、その後 梅雨入りしたこともあって、 なかなか山に行くタイミングが掴めない状態が続いていたのだが、漸く 18日は自身の都合と天候とがマッチし、山に行くことができるようになる。
但し、土曜日であるため、前から行きたいと思っていた山は余程 早く着かない限り駐車場が満員になると思われたので断念することとし、 3度目となる群馬県の朝日岳に登ることにする。
この地域の天気が良いとの予報が出ていることに加え、前回 宝川温泉からこの朝日岳に登った時には山頂にてガスに覆われてしまい、 予定していた土合方面への下山を断念したことが少々気になっていたからである。
そして、今回は 10年ぶりに土合側から登って、余裕があれば土樽駅方面へと半馬蹄形縦走を行うことにする。

6月18日(土)、3時30分に横浜の自宅を出発する。 横浜ICから東名高速道に入り、海老名JCT経由にて圏央道に入る。
4時を過ぎると周囲はかなり明るくなり、この時期 山に登るのならばもっと早い時間に出発すべきだったと少々反省をしながら車を進める。
空は薄い雲に覆われており、快晴とまではいかないが、果たして朝日岳のある地域はどうであろう。
八王子JCTを直進してそのまま圏央道を進む。イメージでは東京都をもっと早く抜けられると思っていたのだが、結構これが長く感じられる。 周囲が明るいこともあると思うが、後で考えると、この時 既に身体が不調のシグナルを出していたのかもしれない。

青梅ICを過ぎて漸く埼玉県に入った後、 暫く進んで鶴ヶ島JCTから関越自動車道に入る。水上ICを目差しているのだが、そこまでの運転もかなり長く感じられる。
先日 木曽駒ヶ岳に登った際に利用した伊那ICと比べると、横浜ICからの距離は水上ICの方が 16km程短いのであるが、 今回の方がずっと長く、そして退屈なのである。南アルプスや中央アルプスなどの心躍らせる山々が見えないことも理由の一つなのかも知れないが、 とにかく運転が面倒と思えて仕方が無い状態であった。

それでも道は空いているので順調に進み、水上ICからは国道291号線に入る。 途中、川上の交差点を左折したりするが、道自体はずっと国道291号線を進むことになる。
みなかみの街並みを抜け、湯桧曽駅、土合駅を過ぎて上越線の踏切を渡ると、やがて土合橋に至るので、橋の手前を右折して国道を離れる。 そこから少し進めば広い白毛門登山口駐車場である。到着時間は 6時9分。
駐車場は 50台ほど駐車できるとのことであるが、この時間で既に 8割方埋まっている。梅雨の晴れ間の土曜日とあって、 多くの人が山に入っているようである。
なお、関越自動車道通行中に見た谷川岳方面は雲に覆われていたが、新潟方面は午後から晴れることになっているのでこれは想定内。
一方、予報では群馬側は朝から晴れることになっているのだが、今の状況は薄曇りである。

身支度をして 6時14分に出発し、駐車場の奥へと進む。
東黒沢にかかる橋を渡る手前に置かれている 『 谷川連峰馬蹄形概念図 』 を見ると、 馬蹄形縦走の半分でしかない土樽駅までであってもかなり遠く感じられ、18時9分発の水上駅行きの最終電車もギリギリのように思われる。
まあ、電車に間に合いそうもない場合はピストン登山に切り換えれば良い訳で、そういう意味では少し気が楽である。
橋を渡り、樹林帯に入って平らな道を進むと、本来はジグザグに登る道が崩れており、ロープを使って斜面をよじ登ってショートカットすることになる。 その後 暫くは緩やかな登りの道が続き、ブナ林の中を進む。
やがて、『 笠ヶ岳・朝日岳入口 』 と書かれた標識の所で、道は左に直角に曲り、ここから厳しい登りが始まる。時刻は 6時21分。

足下には石がゴロゴロしていて、所々で木の根が剥き出しになったブナ林の斜面を登る。
ブナというと、その幹に地衣類がついて模様ができているものが多いが、この辺のブナの幹は灰白色のままでなかなか美しい。
一方、登りはかなりキツク感じられ、最初から息が上がる。
6月1日の木曽駒ヶ岳以降、ほとんど運動らしいことをしておらず、体力が落ちていることは間違いなく、 加えて、本日は気温も高いようで、額から汗が滝のように流れ落ちる。体調もあまり良くないようである。

苦しい登りが続くが、漸く傾斜が少し緩んでくると、 左手樹林越しに谷川岳方面がチラチラ見えるようになる。
しかし、その頂上付近は雲に覆われており、見えるのは西黒尾根、ラクダのコル、東尾根のみであって、その上部のトマノ耳、オキノ耳は見ることができない。
道は尾根のすぐ左下を登るようになっており、時折 尾根上、あるいは尾根の右下を進むことになる。
尾根の右側を進む場合、東側の展望が開けるが、見えるのは周辺の緑多き尾根のみで、これといった山が見える訳ではない。
天候の方は薄曇りではあるが、時折 日が差してかなり暑い。

周囲はブナ林から松などを含む雑木林に変わり、時折その中に檜の大木が見られるようになる。
時に道は緩やか、あるいは平らになるが、基本的には登りがずっと続き、体調が今一つの身にとってはかなり苦しい。
もうこの時点で半馬蹄形縦走は無理と諦め、後はどこで折り合いをつけて戻ることにするかということだけを考えながら登る。
樹林帯を進むため、時々左右の展望は見えても、前方は見ることができないのだが、一瞬、樹林の向こうに松ノ木沢ノ頭と思しき高み、 そしてさらにその後方に白毛門の山頂が見えるようになる。
しかし、そのかなり遠いことに唖然とする。このように感じるのは体調が悪い証拠でもあろう。

樹林の中の登りから徐々に周囲は灌木帯に変わり、 さらには露岩帯も通るようになって変化が生じてくるが、辛いことに変わりはない。
しかも、再び灌木帯から樹林帯へと変わって、少々ガッカリさせられる。
滑りやすい岩と土の混ざった溝状の道を登る。
高度を上げるに連れ、周囲は再び灌木帯に変わり、足下には落下したベニサラサドウダンの花が目に入るようになる。 不思議なことに、周囲を見回してもサラサドウダンがなかなか見つからない。
喘ぎつつ溝状の斜面を登り切ると、鎖場のある岩場に出る。但し、鎖はそれ程必要とはせずに登っていけるレベルである。

ここで展望もグッと開け、谷川岳方面がよく見えるようになる。
相変わらずその頂上部は雲の中であるが、その右側の一ノ倉岳は雲の中からしっかりと顔を出している。
しかし、谷川岳の頂上は見えずとも、マチガ沢、一ノ倉沢、幽ノ沢それぞれの上部にある岩壁はよく見えており、その迫力に圧倒される。
また、来し方を振り返れば、辿ってきた尾根の向こうに谷川岳ベースプラザ、上越線、そして土合駅を確認することができる。
そして、その岩場を越えてさらに灌木帯を進めば、前方に白毛門の姿がよく見えるようになり、 その少し先にて松ノ木沢ノ頭に到着したのだった。時刻は 8時12分。

かなりバテてしまったので、岩に腰掛け、ペットボトルの水を一気飲みする。
少し落ち着いた所で周囲を改めてよく見回すと、東の方角には目差す白毛門が台形の頂上を見せており、その後方には白い雲が湧き出ている。 ただ、そのさらに上方には青空が見えており、結構日差しが強い。
そして、白毛門の頂上直下にはジジ岩とババ岩が仲良く並んでいるのが見える。
谷川岳方面に目をやれば、先程よりも雲が北に移動したらしく、左側のトマノ耳が姿を見せ、オキノ耳ももう少しで見えそうな状況である。
反対に先程までよく見えていた一ノ倉岳はやや雲に飲まれそうで、その右後方にある茂倉岳は全く見ることができない。

8時20分に出発。ここからは完全に灌木帯となり、白毛門を見ながらの登りが続く。
ありがたいことに傾斜の方も少し緩み、バテ気味の身体には大変ありがたい。とは言え、頂上まではアップダウンが待っている。
少し高度を上げて振り返れば、先程の松ノ木沢ノ頭の後方に、ロープウェイ天神平駅のある天神平、そしてその後方に天神山が見え、 天神山の左後方には台形をした吾妻耶山がうっすらと見えている。
右手にはジジ岩、ババ岩が大きく見えるようになってきており、特にババ岩のドッシリとした姿はなかなかのものであるが、 それに比べてジジ岩はやや弱々しく、女性の強さを象徴しているようである。

足下の方は草つきの露岩帯へと変わり、 染み出る水で濡れた岩の上をジグザグに登っていく。
途中、ロープに頼って身体を引き上げねばならない所があったものの、さほど問題なく登っていくことができる。
吹く風も意外と強いため、暑い日差しにほてった身体を冷やしてくれて心地よい。
やがて白毛門の山頂部がよく見えるようになるが、山頂にはかなりの人がいるようである。
谷川岳の方は相変わらずトマノ耳は見えているものの、オキノ耳は見えそうで見えない状態である。

道の方が少し右に曲がって頂上からの尾根上に出ると、 左手に笠ヶ岳、そしてその右に小烏帽子、大烏帽子が見えてくる。
その背後は白い雲に覆われており、ともするとその雲が小烏帽子、大烏帽子の山頂部分を覆う。
かなりバテている状態のため、これを見て登高意欲がグッと下がる。
そして、鎖のついた大岩の上には登らずに大岩の下を巻いて少し登れば、白毛門の山頂であった。時刻は 9時6分。
山頂には方位盤、笠ヶ岳・朝日岳の方向を示す案内標識の他、ピッケルが埋め込まれた手製の標識が置かれている。
なお、山頂は下方から見たとおり登山者で満員状態のため、少し先に進んだ所にある岩場で休憩する。
大勢の登山者はどうやら高校の登山部のようで、皆 元気。小生の方は岩に腰掛けてグッタリである。

朝日岳を目差すには、目の前に見えている笠ヶ岳、小烏帽子、大烏帽子を越え、 さらに小さなアップダウンを繰り返しながら進まねばならず、そこまでの登りもかなりキツそうに見え、 さらには先に述べたように小烏帽子、大烏帽子には雲が掛かったりしているのを見て、かなり気持ちが萎える。 体調が悪いこともあってこのまま下山することも アリと思いながら、とにかくユックリ休むことにする。
周囲を見渡せば、谷川岳は相変わらずオキノ耳が見えそうで見えない。
その右にある一ノ倉岳は再度その姿を見せつつあるが、さらに右の茂倉岳はその山頂部分に雲が掛かっている。
さらにその右側に目を向ければ、武能岳がハッキリと見えている。
また、気温が高いためか、全体に展望はぼやけ気味であり、本来ならば東側に良く見えるはずの武尊山も、 その姿はうっすらとシルエット状に見えるだけである。

やがて、山頂を占領していた高校生達が笠ヶ岳方面に向かって移動し始める。
この先、ずっと山頂を占領されるのはイヤだなと勝手なことを思い、それを理由にこのまま下山することも考えていたところ、 何と高校生達は途中からルートを外れ、ヤブを漕ぎながら東に派生する尾根を進んで行くではないか。
手元の地図を広げると、その先には武能岳 (= 丸山。茂倉岳の北に位置する山とは別の山。) があるが、その後 どちらへ進むのだろう。
背中のザックはかなり大きかったので、山中一泊し、宝川温泉へと下るのかも知れない。
こうした高校生の姿を見て、このまま下山するのは名折れであると思い、とにかく行けるところまで行くことにする。
9時31分、笠ヶ岳に向けて出発する。

この白毛門で 25分も休んだことになり、小生としては異例の長時間休憩である。
しかし、そのため身体の方も少々回復基調となり、また当面は下り斜面が続くため足が進む。
途中、高校生が縦走路を離れたと思われる場所に赤い布を見つけたので、この先はバリエーションルートとしてそれなりの扱いを受けているのであろう。 しかし、かなりの藪漕ぎを強いられることは間違いない。
道は目の前に見える笠ヶ岳、小烏帽子、大烏帽子を見ながらドンドン下る。ということは、帰りにここを通る際、かなり厳しい登りとなる訳で、 実際 振り返れば、先程まで居た白毛門がかなり高く見える。

ササ原の斜面をドンドン下り、少し小さな高みを登り越した後、 笠ヶ岳への斜面に取りつく。ここはササ原の気持ちの良い斜面になっており、風が時折強く吹く中を登っていく。
気持ちの良い斜面ではあるが、やはり本日は身体に応える。それでも先行する 2人組との距離が縮まっているのを励みに登り続け、 最後は少しザレた道を登って、笠ヶ岳頂上には 10時22分に到着する。
白毛門から 51分、コースタイムを若干下回る状況であるが、現在の調子を考えればまあまあで、意外と早く着けたことに自分でも驚く。
やはり、タップリと休憩したのが良かったのかも知れない。

笠ヶ岳の山頂は狭いものの、三等三角点と立派な標柱が立っている。
ここから本日初めて朝日岳を見ることができるようになるが、そこに至るには目の前に大きな障害物のように立ちはだかる小烏帽子、大烏帽子を越えて行かねばならない。 これを見てまたまた気力が萎え、この後の行程を億劫に感じてしまう。
しかし、ここで引き返すのでは何とも中途半端であり、また白毛門−笠ヶ岳間にてまあまあの足運びができたので、とにかく朝日岳まで行くことにする。 あまり長く休んでしまうとこの決心が鈍ると考え、ノドを潤し、少し休んだだけで先へと進む。
10時25分に出発。折角稼いできた高度を吐き出すように斜面を下る。
カマボコ型の避難小屋の横を通り岩の目立つ斜面を下る。草原となった鞍部からは小烏帽子に向けての登りが始まる。
この鞍部から見上げる小烏帽子は美しいピラミッド型である。

ここの登りも急斜面ではあるが、この辺は開放感に溢れていることもあって、 苦しいけれども先程の松ノ木沢ノ頭までの登りに比べれば楽しく登っていくことができる。
振り返れば谷川岳、一ノ倉岳の急峻な岩壁をバックに笠ヶ岳が見え、その形は確かに菅笠のようである。
また、その左手下方には白毛門が見え、笠ヶ岳まで辿ってきた尾根も見えているが、そこを戻ることを考えると少し気が滅入る。
漸く急斜面を登り切ると暫く平らな道が続き、先の方に 2つの高みが見えてくる。奥の高みが大烏帽子であろう。
小さなアップダウンを繰り返しながら進む。アカモノなどの花が足下に咲く道を進み、大烏帽子の頂上を巻くと、さらに先に 3つの小ピークの連なりが見えてくる。 朝日岳までは障害物競走のようにこれらのピークを越えていかねばならない。
その 2つ目のピークに達した所で、先の方に朝日岳の山頂部が見えてくる。朝日岳までのルートもよく見え、 ここからは一旦下って 3つ目のピークを越え、そこからさらに下った後、小さな高みを越えて最後の登りにかかるようであるが、 本当に障害物競走のようである。

ハイマツ、ササ、シャクナゲの生える道を進む。
吹く風が心地よいので助かるが、この頃になると太陽光がかなり強くなってきており、下山後は日焼けで悩まされそうである。
目の前の朝日岳は大きな山容の山で、こちらから続く尾根の右側には岩が目立ち、左側は緩やかなササ原の斜面が続いている。
気持ちの良い稜線を歩く。左手を見れば、武能岳から続く稜線上に七ツ小屋山が見え、その後方に大源太山も見えている。
大源太山は 『 上越のマッターホルン 』 と呼ばれ、見る方向によっては鋭角な山頂が天に突き上げているのだが、 こちらから見る大源太山はゴツゴツした岩の固まりのようである。それでも、その姿は周囲の山の中で異彩を放っている。

先程見えた小さなピークを越えると、少し下った後、登りが始まるが、 様相に反して 頂上まではもう 1回アップダウンがあるようである。
尾根の下を進んだ後、岩場の尾根を通る。尾根通しにも行けるようであるが、道の方は左下に少し下って進むのが正解のようである。
ここを下ると、目の前に記憶通りの大岩が見えてくる。登りに入り、その大岩の左を進む。
大岩は 3つほどの岩からなっているようであるが、その隙間には小判でも挟まっているような、信仰の対象としたくなる雰囲気を持っている。
しかし、どうやら名前は付いていないようである。
そして、左手斜面の下方に地塘を見て、背の低い高山植物が生える斜面をジグザグに登っていくと、やがて朝日岳頂上であった。
到着時刻は 11時24分。先程までの身体の状況を考えると、良くここまで辿り着けたものである。

頂上には標識の他、二等三角点、そして地蔵尊が置かれている。
残念ながら少しガスが出てきており、あまり展望は得られない。前回、宝川温泉から登った時ほどには悪くないものの、 この朝日岳ではあまり展望に恵まれない運命にあるようで、谷川岳方面は完全に靄っている。
しかしそれでも、笠ヶ岳、大烏帽子など、ここまで辿ってきた尾根はしっかりと見ることができ、北側にはジャンクションピークとそこまで続くササ原、 そしてその中に作られた木道が見え、木道の右側には未だ残る雪、そして地塘が見えている。
ただ、ジャンクションピークの右後方にある大烏帽子山は霞み気味でほとんど見ることができない。

南東の岩場に立つ石祠まで往復した後、標識近くの岩場にて暫し休憩する。
しかし、風が結構強く、汗をかいた身体に吹きつけて体温を奪っていくため、あまり長居はできない状況である。
さて、ここからは往路を戻るつもりであるが、障害物のように続くアップダウンが非常に苦痛に思えたため、 当初の目的である土樽駅までの縦走を検討してみる。
しかし、ここから土樽駅までのコースタイムは 7時間半以上となっており、余程頑張らないと最終の水上駅行に乗れないと分かり、 素直に往路を戻ることにする。もっと体力をつけ、さらにはもう少し早い時間に出発しないと、このコースは無理である。

11時36分に下山開始。往路を戻る。 しかし、思った通りこの道は下山時でもかなり辛い。
何とか笠ヶ岳頂上まで戻って来たものの (12時38分到着)、軽い頭痛を覚え、オマケに足が攣る症状まで出始める。
水分を補給し、さらには吹く風にて身体のほてりをとることで漸く症状が治まったが、道はまだまだ長い。
12時50分に笠ヶ岳を出発し、ササ原の斜面をユックリと下る。運動不足に加え、これまで家に閉じこもり気味で強い日差しをほとんど浴びていなかったため、 直射日光がかなり応え、またまたバテ気味になる。
従って、懸念した通り、白毛門への登り返しがかなりキツく感じられる。

喘ぎつつも何とか登り切り、白毛門には 13時31分に到着。
ここでも水分補給を行って休みを取り、13時39分に出発する。松ノ木沢ノ頭には 14時14分に到着。ここでも 9分ほど休む。
この頃になると、谷川岳方面に掛かっていた雲は取れ、トマノ耳、オキノ耳、そして一ノ倉岳と続く稜線がよく見えるようになるが、 バテているためあまり興味が湧かない。
なお、この松ノ木沢ノ頭までは足がそれなりに進んだのだったが、樹林帯に入って風がほとんど当たらなくなってからは、歩みがかなり遅くなり、 しかも歩くことが苦痛に感じられるようになる。加えて、出だしは岩と土の混ざる道のために滑りやすく、余計に体力を消耗する。
それでも何とか下り続けるが、時折見える谷川岳ベースプラザの建物はなかなか近づいてこない。
そして、ついに気力・体力も限界となり、樹林帯の中にあった岩場にて大休止する。ここは樹林の中であるにも拘わらずかなり風通しが良く、 身体を冷やしてくれて気持ちが良い。
20分程休んだお陰でかなり体調がスッキリし、漸く下り続ける気力が湧いてくるようになったが、この間に何人もの人に追い抜かれる。

その後はさらにユックリと下る。
そして、長く続く斜面の下りに辟易しながらも何とか下りきり、16時5分に東黒沢に架かる橋に辿り着いたのであった。
橋を渡れば駐車場はすぐであるが、ここは東黒沢の方へと下りて川の水で顔を洗う。冷たい水を期待していたのだが、 意外に温く感じる水に少々ガッカリである。それでも顔に吹き出た塩を拭い去ることができてサッパリとする。
そして、駐車場には 16時10分に戻り着いたのであった。

今回は天候を優先して白毛門、朝日岳に登ったが、日頃の運動不足がたたり、 身体がついてこないなど反省点の多い山行であった。
また、安易にこの山域を選んだのは失敗で、この山域は秋に登るのがベストであり、炎天下の登山には適さないと心から思ったのだった。

なお、余談であるが、かなり塩が吹き出たということは以下の問題点があると帰宅後に知る。
汗には良い汗と悪い汗があり、良い汗の場合、水分が大部分を占めていて塩分などのミネラル分は汗腺で再吸収され、体内に戻っていくらしいのだが、 運動不足などで汗腺機能が衰えていると、悪い汗をかくようになり、体に必要なミネラルを再吸収できずに水分と一緒に排出してしまうらしい。 これもバテの原因だったようである。
尤も、急激に大量の汗をかいて発汗スピードが上がった場合でも、汗腺におけるミネラル再吸収速度が発汗速度に追いつけず、 ミネラルは体外に排出され、塩分を多く含んだ汗になるとのことであるから、小生の場合は、どちらにも当てはまるということになる。

そして、この発汗時に水分のみ補給して塩分を補わないと、 『 低ナトリウム血症 』 ( = 疲労感、運動能力の低下、頭痛、吐き気、ひどくなると痙攣や昏睡を起こす) を招くとのことで、 大量発汗時には必ず水分と一緒にミネラル分の補給もせねばならないということである。
今回、小生はポカリスエットを飲んだのだが、ポカリスエットのナトリウム量は 100ml当たり 49mg。 この 49mgのナトリウムが全て食塩から由来していると考えた場合、食塩相当量は 0.125gということになり (計算式省略)、 およそ 0.12%の塩分濃度ということになる。
一方、運動時の汗の塩分濃度は 0.3〜0.9%と言われているので、ポカリスエットを飲んだだけでは足りないということになり、 経口補水液 (0.3%の塩分濃度) の摂取やその他の塩分補給を考えるべきということが分かったのだった。今後の参考にしたい。

(注) なお、この汗に関する記述は、主に 『 汗ナビ 』 から引用させて戴きました。

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 更新記録

 6/29 かなり古新聞ですが、簡易登山記録に 木曽駒ヶ岳 (上松Aコース) を掲載しました。  
 6/10 かなり古新聞ですが、簡易登山記録に 鎌倉アルプス II を掲載しました。
 5/28 古新聞ですが、簡易登山記録に 和名倉山 を掲載しました。
 5/15 かなりの古新聞ですが、簡易登山記録に 十石山 を掲載しました。
 4/29 かなりの古新聞ですが、簡易登山記録に 天狗岳 を掲載しました。
 4/14 古新聞ですが、簡易登山記録に 地蔵岳 を掲載しました。
 3/26 古新聞ですが、簡易登山記録に 大山三峰山 を掲載しました。
 3/16 古新聞ですが、簡易登山記録に 鉢伏山 を掲載しました。
 3/5 かなり古新聞ですが、簡易登山記録に 杓子山、鹿留山 を掲載しました。
 2/25 古新聞ですが、簡易登山記録に 三ツ峠山 を掲載しました。
 2/15 古新聞ですが、簡易登山記録に 相州大山 を掲載しました。
 2/9 古新聞ですが、簡易登山記録に 塔ノ岳、丹沢山 を掲載しました。
 1/30 古新聞ですが、簡易登山記録に 塔ノ岳 (尊仏岩跡) を掲載しました。
 1/16 古新聞ですが、簡易登山記録に 竜ヶ岳 毛無山 を掲載しました。
 2016/1/6
かなり古新聞ですが、簡易登山記録に 竜喰山 を掲載しました。
 12/29 古新聞ですが、簡易登山記録に 硫黄岳 を掲載しました。
 12/20 かなり古新聞ですが、簡易登山記録に 鎌倉アルプス を掲載しました。
 12/1 今更ではありますが、簡易登山記録に 天狗岳 硫黄岳 を掲載しました。
 11/7 古新聞ですが、簡易登山記録に 根石岳 (天狗岳敗退) を掲載しました。
 10/27 またまた古新聞ですが、簡易登山記録に 北 岳 を掲載しました。
 10/16 かなり古新聞ですが、簡易登山記録に 水晶岳 を掲載しました。
 10/7 かなり古新聞ですが、簡易登山記録に 鷲羽岳 を掲載しました。
 9/27 古新聞ですが、簡易登山記録に 瑞牆山 を掲載しました。
 9/19 相当な古新聞ですが、簡易登山記録に 奥白根山 を掲載しました。
 7/20 かなり古新聞ですが、簡易登山記録に 金峰山 を掲載しました。
 7/1 かなり古新聞ですが、簡易登山記録に 雨飾山 を掲載しました。
 6/17 かなり古新聞ですが、簡易登山記録に 常念岳 を掲載しました。
 6/5 かなり古新聞ですが、簡易登山記録に 太郎山 を掲載しました。
 5/23 古新聞ですが、簡易登山記録に 黒金山 を掲載しました。
 5/13 かなり古新聞ですが、簡易登山記録に 鉢盛山 を掲載しました。
 4/21 かなり古新聞ですが、簡易登山記録に 横岳 (杣添尾根) を掲載しました。
 4/9 古新聞ですが、簡易登山記録に 倉掛山 を掲載しました。
 4/2 古新聞ですが、簡易登山記録に 美ヶ原 を掲載しました。
 3/23 古新聞ですが、簡易登山記録に 御正体山 を掲載しました。
 3/15 古新聞ですが、簡易登山記録に 節刀ヶ岳 を掲載しました。
 3/1 古新聞ですが、簡易登山記録に 武甲山 を掲載しました。
 2/19 2年前の蔵出しですが、簡易登山記録に 雁ヶ腹摺山 を掲載しました。
 2/17 古新聞ですが 簡易登山記録に 大菩薩嶺 を掲載しました。
 2/8 古新聞ですが 簡易登山記録に 雲取山 を掲載しました。
 1/25 古新聞ですが 簡易登山記録に 黒金山 (敗退) を掲載しました。
 2015/1/15 古新聞ですが 簡易登山記録に 北横岳 を掲載しました。
 12/31 古新聞ですが 簡易登山記録に 乾徳山 を掲載しました。
 12/18 古新聞ですが 簡易登山記録に 燕 岳 を掲載しました。
 12/1 古新聞ですが 簡易登山記録に 四阿山 を掲載しました。
 11/22 古新聞ですが 簡易登山記録に 焼 岳 を掲載しました。
 11/13 かなり古新聞ですが 簡易登山記録に 平ヶ岳 を掲載しました。
 10/20 古新聞ですが 簡易登山記録に 槍ヶ岳 を掲載しました。
 10/8 かなり古新聞ですが 簡易登山記録に 笠ヶ岳 を掲載しました。
 9/19 かなり古新聞ですが 簡易登山記録に 荒沢岳 を掲載しました。
 8/17 古新聞ですが 簡易登山記録に 美ヶ原 を掲載しました。
 8/10 古新聞ですが 簡易登山記録に 悪沢岳 を掲載しました。
 8/3 古新聞ですが 簡易登山記録に 大滝山 を掲載しました。
 7/19 古新聞ですが 簡易登山記録に 妙高山 を掲載しました。
 7/6 古新聞ですが 簡易登山記録に 越後駒ヶ岳 を掲載しました。
 6/22 古新聞ですが 簡易登山記録に 白馬岳 を掲載しました。
 6/8 古新聞ですが 簡易登山記録に 鳳凰山 を掲載しました。
 5/19 古新聞ですが 簡易登山記録に 女峰山 を掲載しました。
 5/6 古新聞ですが 簡易登山記録に 日留賀岳 を掲載しました。
 4/20 古新聞ですが 簡易登山記録に 甲武信ヶ岳 を掲載しました。
 3/30 今更ではありますが 簡易登山記録に 男体山 を掲載しました。
 1/29 簡易登山記録に 茶ノ木平 を掲載しました。
 2014/1/18 かなり古新聞ですが、簡易登山記録に 麦草岳 を掲載しました。    

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