三保小学校総合学習を終えての感想
7月にある会合で隣に座られたのが三保小学校の3年生の担任の先生でした。なんと家の長女の小学校1年生のときの
担任の夫人ということがわかる迄そうは時間を必要としませんでした。初対面でしたが20年もの既知のような不思議な雰囲気でした。
夏休み前に栽培できるキノコということでを培養してあったマイタケを持っていって子ども達と一緒に伏せこみました。どこを見渡しても適地はありません。キノコの発生がなくてもその原因を調べるということでもいいかなと思い、分散して2箇所にしました。
10月に全校朝礼で20分くらい地域の人に話をしてほしいいといわれ、ミニ森林教室を行いました。その帰りに世附のフィールドを使わせてもらえないかというお話があり11月12日に決まった次第です。
11月12日に先立ち子ども達に手紙を書きました。フィールド内に鹿が入り込んで樹木を傷つけ困っているのでなんかいい考えはないだろうかという相談の手紙です。12日の前の打ち合わせに担任の先生にどうでしたと伺いました所、それがね、そんな悪さをする鹿は殺して食っちまえというんです。子ども達の家庭では農作物を荒されて困っていることと、猟期になれば
ふんだんに食卓に鹿刺しがでる環境で、保護ということは子ども達の間では出てこなかったといわれました。鹿はかわいいもの、弱いもので保護するべき対象という先入観は吹っ飛んでしまいました。ある意味でのカルチャーショックでした。でもまさに
教育の原理に触れたという想いがしました。
教室の中身は出来るだけ子ども達に考えてもらい、時間の配分も子ども達ですることを基本としました。たいがい先生がすべて仕切り、子どもはロボットですが、ここの担任は違います。これだけでも嬉しくなります。そう言うこともあり私にとってはとても楽しい森林教室でした。子どものすばらしさに助けられた森林教室だったと思います。
02.11.26
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