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ショスタコーヴィチ音階(と僕が勝手にと呼ぶ、メシアンの分類によれば移調の限られた旋法第2番。ポップス系の呼称では、Combination of Diminish Scale。) | ||||
半音と前音が交互に並べた音階。DSCH音型がピタリとはまる。
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全音半音の上行順次進行 |
交響曲第10番全楽章の基本動機。チャイコフスキ「悲愴」,ムソルグスキ「ボリス・ゴドノフ」もこの3音で始まることは興味深い。同じく順次進行で始まるチェロ協奏曲第2番(1966)第3楽章の旋律は、ムソルグスキの引用と思われる。 |
交響曲第10番第1楽章冒頭![]() 後半の分散和音(減三和音)による上昇は疑問符のように響く。 全体として思索的・哲学的な響きである。 |
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チャイコフスキ「悲愴」冒頭![]() (ため息をつくような)下降音がつくため、より感傷的な気分である。 |
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ムソルグスキ「ボリス・ゴドノフ」プロローグ冒頭![]() |
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チェロ協奏曲第2番第3楽章より![]() |
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交響詩「十月」(1967)も、同じ3音の順次進行(全音半音の上行)で始まる。十月への交響的捧げ物(交響曲第2番,1927)も、よく似た4音の順次進行(半音全音半音の上行音型)で始まる。 |
交響詩「十月」冒頭![]() |
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交響詩「十月」より「パルチザンの歌」![]() 交響詩「十月」作曲のきっかけとなった曲。 メロディの一部に順次進行があらわれる。 |
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参考: オリジナルの「パルチザンの歌」 映画「ヴォロチャーエフカの日々」(1937)より ![]() ここには順次進行は現れていない。 |
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参考:十月(革命)への交響的捧げ物第1楽章冒頭![]() 後半に出てくる歌詞の冒頭部分:「我らは行進する。 仕事とパンを求め。我らの魂は悲しみに打ちひしがれ...」 |
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