市解説 : '06年で428年の歴史を持つ「市」。小田原城主の北条氏政は世田谷城主吉良氏朝の城下町として栄え、1678年天正6年に楽市(税金を免除した市)を開いたことがぼろ市の始まり。ぼろ市とは野良着のつくろい用やわらじなどに入れるボロを多く扱っていたところから名が付いたらしい。世田谷は北条氏の居城小田原と江戸をつなぐ相州街道の重要な拠点として栄え、毎月一の日と六の日の六回開かれたので六斎市とも呼ばれていた。
豊臣秀吉に北条氏が滅ぼされると、世田谷城は廃止され地域は急速にさびれて、市も12月の15日の農耕具・古着市・歳の市として受け継がれていたものが、明治になり、正月15日にも開かれるようになり、やがて12月15日16日、1月15日16日の二日ずつ開かれるようになった。
現在は和服衣装や骨董品の店が多く食べ物の露天は少ないようだ。農耕具を扱う店も少しではあるが出店している。中古金属メカニカルカメラを売っている店も2店あった。(骨董屋さんにもクラシックカメラはあるが)
'06年1月15日はNHKTVで朝放映したため、晴天で暖かかったのでものすごい人出でした。現在の出展数は800店位。 [以上文責国さん・情報元は東京商工会議所世田谷支部のHP・他]
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