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デンハーグ
Den Haag

 オランダの最初はデンハーグ。こちらのコロナホテルに週末割引があること。アムステルダムのハウスボートが週末は3泊、平日が2泊というミニマムステイという関係で、週末から始まる旅はデンハーグから訪れることになりました。アムスにするか、デンハーグにするかは、単にスキポール空港から北に20分か南に30分行くかだけの違いですから。本当小さな国は便利です。

 スキポールで国鉄の切符を買おうとして、改めてびっくりするのは家族向けの"Railrunner"という制度です。子供の鉄道料金は4歳以下はただなのですが、4から11歳は19歳以上の大人が同伴していれば"Railrunner"により国内どこまでもNLG2.5でよいという料金体系なのです。家族割引で、子供が一人分ただというのは時々ありますが、国内一律約200円というのは今までにお目にかかったことがありません。有り難く使わさせていただきました。特にそれ以外で特に子供に優しい訳でもないのですが、家族連れにはいい制度です。

 そしてここデンハーグの目的は、マウリッツハイスとマドローダム、市立美術館、そして足を延ばしてデルフトです。大体ここを訪れる人はそんなところでしょう。そのためにビネンホフ徒歩数分の所に宿を取り、2泊3日の滞在が始まりました。

トラム、自転車の町

 町中の交通機関といえば地下鉄、バス、トラムといったところが思い浮かびますが、オランダ、ベルギーではあちこちトラムが大活躍。ストラスブールのように低床型を入れたりはしていませんが、昔ながらのトラムが町中は勿論、郊外をもネットワークしています。やはり旅行者にとってバスより遙かに使いよいし(バスで何度間違えたことか)、速度もあるし、何より環境に優しいし。都市交通にとって一週遅れのトップランナーになろうとしています。ここデンハーグでも北海に面したスヘフェニンゲンでもデルフトでもトラムで行くことが出来るのです。コロナホテル前のブイテンホフ広場や、市庁舎前からあちこち利用しました。

 そして自転車。これもデンハーグに限ったものではなく、オランダ全体が自転車立国と言っていいほど、自転車利用が盛ん。平らな地形があるとはいえ、その対応方法は日本と随分違います。あちこちに自転車専用道路があるし、鉄道にも折り畳むことなく乗せられます。市民権を得るために、きちっと使っているのです。

日曜は休み

 アジアの活気ある都市から来ると、お店が日曜日に休んでるなんてのは信じられないことですが、安息日は安息日らしくせよということなのでしょう。ようやく昔の経験が蘇ってきます。イギリスあたりは少し緩んできていますが、オランダはほぼ完全に休み。お買い物は月曜で、というのも慣れないとやはり面食らいます。そう買い物をするわけではないですが、開いているのに越したことはない。特にウインドーに綺麗に飾ってると、なおさらです。だんだんヨーロッパに来た気になってきました。


ハーグ市立美術館前の自転車専用通行帯。日本のように歩道を走るなんてことは絶対にありません。それをやると違反で捕まります。でも駐車スペースを避け、この位置にあるというのはそうはないか。左側の街路樹の中にはトラムが走っています。(停車場が見えます)

明け方6時頃のハーグ、中心部の街並み。時差の関係か、珍しく娘が早く起きたので、2人でホテルの近くを散歩。どこかの店には、酔っぱらいが一部残っていました。こっちの人もちゃんと酔っぱらう。(その分たち悪いけど)それ以外の街はとても静寂です。

突然レトロなトラムが走ってきたので、急いで撮りました。観光用という雰囲気でもなし、一般車両ともやはり違う。不思議な一時でした。

ビネンホフで一枚。タイマーで撮っているので、アングルが下になってしまった。内部はみている時間はなく、単にマウリッツハイスに行くときに通り過ぎただけ。