芸術とか娯楽とか、考証とか時代性とか、過剰とかリアルとか、そんなのどうでもいいよ、面白いってのはこういうことだ、境界線のない無条件の面白さ。見ている人を無条件に「お客さん」にしてしまう力。初めて見た時は叫びたくなった。今見ると言葉も出ない。
――KKZ



知人から勧められ始めて見たのは半年前・・・!?21歳の一若者さんが書いてらした「もっと早く出会いたかった」、・・・それは私。せめて10年前に出会っていたら、進む道違っていたかもしれない。わざわざ映画館に足を運んでも、ビデオで見ればよかったかもと思う作品が多い今日この頃・・・ビデオで見て、映画館で見てみたいと思ったのは貴重な体験でした。制作されてから20年もたった今、作品を通じて人と出会えたり、まわりの人の活力を感じられるのがまたすごい。
――まりこ



10年程前、学生時代に名古屋のシネマスコーレで、初めて観ました。 場内は爆笑の連続!! 次々と意表をつく展開にドキドキしながらも笑いが絶えませんでした。最後の文太のゾンビぶりにも大爆笑。 すげえとしか言えない映画でした。 以後、ビデオや名画座で何度みたか知れない。DVD化万万歳です。
――ささき



久しぶりにゴジの「太陽を盗んだ男」をDVDを購入して観ました。やはりいいね。学生時代にリアルタイムで観たけど、当時はハチャメチャぶりがついていけなくてよく映画仲間と口論していましたっけ。でも、あの当時の映画のパワーは衰えず。凄い映画は時代をも超越するんだよ。この映画をカルトにしてはいけない。カルトにさせたのは長年、映画を撮らなかったゴジにも責任があるぞ!早く新作撮ってくれよ。
――下倉功



とってもいい映画ですね。DVD買うか迷いましたが、買って大正解でした。大阪では1年前に深夜に放送して以来御無沙汰でしたが、またこの作品に出会えてとても嬉しかったです。洋画ではゾンビが好きですが邦画ではこの作品がナンバ-ワンだと思います!
――ROM



すばらしい!最高!こんなの観たかった!洋画、邦画を問わず、片っ端から映画を観てきましたが、この映画は全然タイトルさえも知らなかったのです。今日DVDを買って初めてみました。この映画をこの状態で初めて観れた事を神に感謝したい!一般に今日では逃げられがちなものが、この映画には全部はいってる!やって欲しい事をみんなやってくれてて最高です。溜飲が下がりました。ネコが死んでく部分や、プールの場面を観れば、決して粗略な物を狙っただけではないのが分かるはず。監督、どうか「連合赤軍」、実現させて下さい!!!!!!しかしこんなのが小学校の頃にやってたなんて....絶句。
――そらりす



リアルタイムで見た!邦画最高だ!その後大学の文化祭で見た。感動が蘇った。就職してLDを買おうと思ったら、12800円もするので(定価です)迷っていたら廃盤になってしまった!(号泣)サントラは買った。台詞も皆覚えた。感動した。音楽と画面が一体になっていた。そして、2年前LDが再発売された!迷わずGETした。思わず頬擦りした。2枚も買った。嬉しかった!さらに、ついに!DVDが出た!予約しているが、まだ取に行っていない。土曜になるんだろうけど、またあの感動が蘇るのだろう。東京ではイベントで盛り上がっているようであるが、ここ福岡ではやはりマイナーなのか、盛り上がらない!でも構わない!この映画は私にとっては、どんな映画よりも最高な映画なのだ!!!!
――てつ



ところで終わりのテロップのスクロールで出演者に「香山リカ」ってあるけど、あの香山リカとは関係ないよね、よくカウンセリングなんかでテレビ出てる人です。
――tokijiroh



これは何年前の映画なんでしょうか?ジュリーが若い。若いジュリーは、核爆弾つくる男にぴったり、はまりやく。子供だった私はそんなこと気づかずに、、、この映画はまるで、今。現代。この監督が、今何かを撮るとしたら、、、いったいどんなことを撮るのでしょうか?この人の撮る、主婦が主役の、、、みたい!そんなのとんないか?
――モカ



1.大江健三郎の六十年代の後半に行われた講演録集に「核時代の想像力」という本があるが、そのタイトルをこの映画のことを考えると思い出す。 原爆は最強の武器であり、最高の力を持っている。 それを使用すれば人類は全滅してしまう(無意味な死による人類の運命共同体)だろうし、それが故に戦争の抑止にもなっている。 したがって、それを所有している8つの国家は最も力を持っている。 その力を所有・管理していることによって国家はその威厳を保っている。 本来は国家を構成し、包窃されるはずの一個人=木戸誠が原爆を所有する。 個人が力という面で国家と同等になってしまう。  それは一匹の虎が「トラ」という概念自体を体現してしまったかのような痛快さだ。 だから国家を管理運営していた人々は慌てふためく。 日本対俺(しかし、脅迫できるのは、日本政府だけではないのでは?) たとえば、国家は、国体の護持、イデオロギー闘争、植民地獲得などのために力を行使する。 一方、木戸にはイデオロギーもなければ、自分以外の守るべきものなど、ない。すくなくとも作中には描かれていない。力を無方向に行使するしか無い。 ナイター中継を延長せよ、ローリングストーンズ日本公演を実現せよ.... その無方向さが愛おしい。 おい、勿体ぶってないで言ってみろ、お前はなにがしたいんだ...!? しかし、木戸には勿体ぶるまでもなくなにもないのでは??2.この映画の主人公、木戸誠-学校ではぐうたら教師、通勤する列車の中では満員の乗客達に硝子で顔を潰される程の無力さ。 ところが、自分の部屋でたったひとり(正確にはひとりとニャロメ×一匹)の時には妙に表情にも行動にも張りが出て生きづく。 ウルトラマンレオをブラウン管に映す、ト−キング・モジュレーターでのひとり遊び、鉄腕アトムを口ずさみ、ボブ・マーリーにひとりはしゃぐ、そして、いわずもがな、原爆製造へのマニアックなこだわり....... まるで、ひとりでいられる、自分の部屋は彼の自由でいられることを保証する空間、ユートピアの相を呈してはいないか? オタク、という言葉はまだ当時流通していなかったはずだ。 そんなひとりの個人が、無差別大量殺戮兵器を使って、国家に無方向的に挑む。まるで個室の鬱血的自由の中で醗酵させた夢想の数々をその部屋以外の外の世界、自らを囲う島、日本にぶっつけ、「日本列島を俺の夢で埋めてやる」といささか震え乍ら吠えているようだ。 それは、自分の身の回りを見回してから考えれば、現在でもとてもリアルな
――寺岡裕治



自分は何年か前に大井町の武蔵野館で、長谷川監督の全作品(ボクの知る限り笑)を特集上映で見させていただきました。 太陽を盗んだ男、はサイコーでした。マジかっこいいっす。 沢田ケンジが黙々と原子爆弾をつくっていく過程、常軌を逸した・・・でもなぜか説得力のある(?)要求。 普通にキレテいるジュリーがまた見たくなってきたっす。 某サイトでリメイク版つくるとすれば誰が主役をやればいいか投票するお遊びコーナーがあり、浅野忠信、窪塚洋介らが候補にあがっていました。 大沢たかおとかもおもしろいかなって思いました。 
――ティンバランド



DVDで観ました。とても楽しく観ました。観てつくつ`く思ったことですが、物づくりという作業は信じられないほどの苦しみを伴うのだなと今回も痛感しました。一週間に必ず映画を観るぼくですがこの「太陽を盗んだ男」のような過去に前例のない題材で前人未到の領域に踏みこんだ長谷川監督の「生みの苦しみ」は、ぼくには想像できません。しかしおおいに勇気が出てきた作品でもありました。というのも、ぼく自身も物を作っている人間だからです。以前ぼくは講談社の週刊モーニングという雑誌で連載されていた「ナニワ金融道」の作者 青木雄二先生のもとでアシスタントをしていた経験があり、2,3年前に精神科の病院で看護士の見習いをしていた経験をもとに今回まんが家デビューを考えている者なのです。とりあえず32ペイジの短編ができたのはいいのですが、こういう題材は日本ではタブーに近いのでなかなか出版にこぎつけられずにいて四苦八苦している状況です。リサ−チのために他の精神病院や精神病患者やその家族に接触を試みているのですが警戒されて、思うようにいきません。(よく考えてみたらあたり前のことなんですけどね。)ぼくとしては「カッコーの巣の上で」を超える作品を作りたいだけなんですけど・・・しかし長谷川監督の作品をみて、「苦しんでいるのはぼくだけじゃない。」とやみくもに勇気がわいてきました。(笑)長谷川先生、あまり頑張りすぎないでくださいね。先生が精一杯やっていらっしゃるのは、先生の作品を見れば誰でもわかることですから。          お体にお気をつけて
――楠山英輔〔くすやま えいすけ)



23年前に、劇場で見た時は、こどもだったんでしょうね。今回の方が、ずーっと面白さがわかる。見終わって、すぐまた見たいと思った映画は、久しぶりです。城戸先生が支えている板に書けるなんて幸せ。。。
ミー



DVD購入しました。話では何度も聞いたことがあった「太陽〜」。やっと見ることが出来ました。 まず見終わってから「なんだこれは!なんだこれは!」とニヤニヤしてしまいました。日本映画がこんなにも面白く、エネルギッシュに感じた作品はこれが初めてです。確かに内容的に荒削りな部分もあるのですが、それがどうした!とばかりに展開していく長谷川監督のパワーに圧倒されました。本当にいい映画を見ることができた。という気持ちでいっぱいです。山下警部のアクションでのハリキリぶりは最高ですね。あのヘリコプターからのダイブの瞬間は、ちょっと笑ってしまいましたが・・・(なんで平気なんだよ!!って小声でつっこんでしまった・・)
――岡村