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kindle版電子書籍

松風集(注釈付) 400円

琉球最後にして最高の歌人、宜野湾朝保の家集『松風集』(明治23年刊)を電子書籍として復刊したものです。

原本をなるべく忠実に翻刻することをめざした「翻刻本文」と、現代の読者にも読みやすいように表記を改めた「新修本文」とを併載しました。

「新修本文」では、特に解りにくいと思われる字句について注釈を作成し、当該ファイルにリンクしています(リーディング・システムによって、脚注が開いたり、当該ファイルへ移動したりと、異なる動作をすることがあります)。

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琉球の五偉人 400円

日本と中国という両つの大国に挟まれ、翻弄され続けてきた琉球・沖縄。その繁栄と近代化の基礎を築いた五人の偉人たち――向象賢・蔡温・宜湾朝保・程順則・儀間真常。政治・経済・産業・教育にわたる彼らの功績を、波瀾の琉球史を背景に解き明かした、「沖縄学の父」伊波普猷・真境名安興の共著になる歴史的名著です。電子書籍として50年ぶりに復活しました。

第一部 三偉人とその背景(伊波普猷)
第二部 蔡温の林政及び農政上の施設(真境名安興)
第三部 教育界の偉人 程順則(同上)
第四部 産業界の恩人 儀間真常(同上)

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會津八一全歌集(舊字版) 600円

昭和26年中央公論社刊『會津八一全歌集』に最小限の補訂を加えた上で電子書籍化したものです。

原本は作者自らの鑑識・校正の目が全篇に行き届いた唯一の全歌集です。

生前刊行した歌集『鹿鳴集』『山光集』『寒燈集』、並びに『寒燈集』以後の歌を収録。本書刊行後に発表された歌や、時局柄削除されたらしい歌は、「補遺」として巻末に収めました。

奈良旅行の伴侶として名高い「南京新唱」を始め、晩年養女を亡くし天涯孤独となった折の「山鳩」など。全876首。

この稀有な文人の歩んだ人生の記録とも言えましょう。第2回読売文学賞受賞。

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会津八一全歌集(新字版) 600円

『會津八一全歌集』の漢字を新字体に改めた版です。

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大伴家持小伝 250円

万葉集の後期を代表する歌人大伴家持の生涯を摘記した、簡略な伝記です。

北は陸奥から南は薩摩まで、当時の日本国の両辺に及んだ家持の足跡を探りつつ、歌人・官人として歩んだ道程を辿ります。

巻末に系図・地図を多数収録。風景の写真も少々載せています。

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校註金槐和歌集(補訂版) 500円

佐佐木信綱著『校註金槐和歌集』に、増補・訂正を加えて電子書籍化したものです。

最も信頼すべき建暦三年本(定家所伝本)を底本とし、金槐和歌集に漏れた実朝の歌も収録しています。『吾妻鏡』の引用から成る源実朝の詳細な年譜附き。

電子化に際しては、漢字は現在通行の字体に改め、年譜の漢文は訓み下し文に改めました。

歌番号から注(語釈など)にリンクしています。リーディングシステムによって、脚注として開いたり、註釈のファイルにリンクしたりと、異なる動作をする場合があります。

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真珠抄 200円

大正三年刊、北原白秋二十九歳の時の第四詩集の電子書籍です。用字・体裁まで可能な限り原本に忠実に復刻しました。

本詩集で白秋は、短歌でも俳句でもない自由奔放な短詩形「短唱」を提唱しています。『梁塵祕抄』『閑吟集』などの影響下、やむにやまれぬ真情を大胆繊細に吐露した白秋独創の詩形は、自由律俳句の荻原井泉水らにも衝撃を与えたといいます。

三種の短歌連作を併録。原本の表紙や挿絵なども高精細カラー画像で収録しました。

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一葉歌集(電子複製版) 200円

一葉歌集

大正元年十一月博文館より出版された本の復刊です。
一葉の和歌は厖大な数に上るようですが、本書は佐佐木信綱が精撰した四百五十余首を収めています。
以前ちくま文庫から出た『樋口一葉和歌集』は佐佐木信綱の撰歌をそのまま使っていたので、収録歌は全く同じになります。
本書では附録として、一葉の和歌観を知る手がかりとなる一章を含むエッセイ集『随感録』を巻末に収めました。「切なる恋の心は尊ときこと神の如し」「学者に無学多く、法律家に不法のことゞも多きは、今にはじまりけるにもあらじ」といった名句・警句の宝庫とも言うべき、知る人ぞ知る名エッセイです。

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祇園三女歌集(口語訳付) 500円

祇園三女歌集

江戸時代中期、京都祇園社(八坂神社)の茶店で三代にわたって女将をつとめた祇園梶子・百合子・町子(池玉瀾)の歌を集めた『祇園三女歌集』(明治四十三年祇園風流刊)の電子書籍版です。
他本を参照して最小限の補訂を加え、また口語訳を附しました。
読みやすく整定したテキストと、原本を忠実に翻刻したテキストと、両つを揃えています。

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蓮月式部二女和歌集(注釈付) 400円

蓮月式部二女和歌集

大正三年十二月に珍書会から刊行された『蓮月式部二女和歌集』(宮崎璋蔵校訂・発行)を電子書籍として復刊したものです。幕末の二大女流歌人、大田垣蓮月と高畠式部の秀歌を部類し、交互に並べるという面白い趣向の歌集に、蓮月の味わい深い一文「大仏のほとりに夏をむすびける折」を併載しています。
諸書を参照して最小限の補訂を加え、また注(語釈)を添えました。巻末には、原本が底本とした金屏堂蔵板本の画像(国立国会図書館提供)と翻刻を収めました。

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藤原定家全歌集(補訂版)(電子複製版) 1500円

藤原定家全歌集

昭和十五年十月に文明社が刊行した冷泉為臣編『藤原定家全歌集』を原本とし、電子書籍として復刊したものです。
定家自筆本『拾遺愚草』『明月記』を始め、多くの写本・刊本等にあたって原本の誤りを正しました。また旧字体を現在通用の字体に改めました。
附録の年譜は、電子書籍のレイアウト上の制約から割愛しました。新たに「重出歌・小異歌一覧」「員外之外参照文献一覧」を作成して附しました。

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訳注久坂玄瑞全歌集 500円

久坂玄瑞全歌集

詩人としての久坂玄瑞は漢詩を本領としましたが、余技として少からぬ和歌も遺しています。歌風は平明な古今風から雄渾な万葉風へと変化を見せ、時代の奔流に巻き込まれる早すぎた晩年にあっては、事にふれ、思う事ある毎に、万葉調の和歌に感慨を吐露するようになりました。壮烈な死までの激動の数年間、玄瑞がどのように悩み、憂い、またどのように心を奮い立たせたか、その時々の心情は、彼が遺した和歌によって最もよく知られるでしょう。

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美しい江戸かるたと読む百人一首 700円

美しい江戸かるたと読む百人一首

和歌・書・やまと絵という我が国の三種の伝統芸術を、小さなカードの画面にコンパクトに詰め込んだ、百人一首かるた。日本の風雅の精粋を、これほど手軽に味わえるものはないでしょう。本書は江戸時代後期の木版かるたの読み札(絵札)・取り札の高精細カラー画像全二〇〇を収め、各歌についての簡略な訳注・解説、および作者略伝を添えた書です。美しい彩色を留める歌人絵と、御家流の達筆になる書とともに、百人一首の歌をご鑑賞ください。和歌の翻刻も掲載していますので、くずし字解読の入門にもぴったりだと思います。
この書籍はDRMフリーなので、コピーしての無償配布などが可能です。

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●復刻版・補訂版

定家歌集(補訂版) 200円

定家歌集 定家歌集サンプルページ 定家歌集サンプルページ 定家歌集サンプルページ

明治42年12月、博文館より『袖珍和歌文庫』の第1巻として刊行された佐佐木信綱(1872~1963)撰『定家歌集』を電子書籍化したものです。第1部は定家の生涯、歌人・学者としての功績、歌の特色などを簡潔に論じた評伝「藤原定家」。第2部は主に『明月記』の引用から成る詳細な「定家年譜」。そして第3部が定家の秀歌撰となっています。家集『拾遺愚草』『拾遺愚草員外』から佐佐木博士の選りすぐった337首は、この多彩な貌を見せる天才歌人の全体像を手っ取り早く知るための、最良の導き手となりましょう。

 

なるべく原本の姿を忠実に移すことを心がけましたが、現代の読者の便をはかり、漢字は現在通行の字体に改め、難読字にはルビを振り、年譜に引用された漢文は訓み下し文に改めるなどしました。集中の歌や解説中の引用歌の誤りと思われる箇所は、『拾遺愚草』定家自筆本や後年同じ編者によって編まれた岩波文庫版『藤原定家歌集』によって正しました。年譜には誤植・不備・不統一などが少なからず見られたので、補訂版として出来る限りの訂正を試みました。

左はサンプルページです(クリックすると大きくなります)。

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定家歌集(補訂版)-【kobo電子書籍】





 

●拾遺愚草全釈シリーズ 全20冊(完結)

文集百首全釈 (シリーズ18) 250円

文集百首全釈

『拾遺愚草員外』のうち『文集百首』の注釈を収録。釈文(読み物)の形で、通釈(口語訳)、典拠(本歌・参考歌など)、語釈、主題や技法についての解説をそなえています。難解な定家の歌を明快に解き明かしつつ、詞の微妙なニュアンスの読み取りにも細心の注意を払いました。シリーズ全20巻の第18巻。
『文集百首』は白居易(白楽天)の詩文集『白氏文集』の詩句を題とした百首歌。建保六年(1218)、定家五十七歳、円熟期の作。広く愛誦された名句を翻案し、あるいは変奏して、和漢の名手が競い合うかの感があります。比較文学的にも注目されている歌々です。
たとえば白詩の句「耳裏頻リニ故人ノ死ヲ聞キ、眼前唯ダ少年ノ多キヲ覚ユ」を題とした歌は、「みどり子をありふるままの友と見て馴れしはうとき夕暮の空」。
(同じ著者の『拾遺愚草全釈五(員外)』に収められたものとほぼ同一の内容ですが、重複する語釈を略していないなどの違いがあります。)

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韻字四季歌全釈 (シリーズ19) 200円

韻字四季歌全釈

藤原定家の家集『拾遺愚草員外』のうち『韻字四季歌』の注釈を収録。シリーズ全20巻の第19巻。
建保六年(1218)、定家五十七歳の作。内裏で韻字を給わって人々が詩を作った時、そのことを伝え聞いた定家が徒然にまかせて試作したものです。所与の韻字を末尾に置いた漢詩句を自ら作り、並行して同じ韻字を結句に詠み入れた和歌を作ったもので、言わば独りで和漢の詠を競作したのです。
春・夏・秋・冬、計六十四首。和漢にわたる定家の豊かな詞藻と円熟の技巧が満喫できるでしょう。
たとえば「詩」を韻字とした漢詩句は「金韻忽チ生ジ残暑尽ク。独吟ス古集早秋ノ詩」。これに添えた和歌は「秋にたへぬ言の葉のみぞ色に出づる大和の歌ももろこしの詩も」。
他に「おのづから秋のあはれを身にかけてかへる小坂の夕暮の歌」、「白妙の色はひとつに身にしめど雪月花のをりふしは見つ」など。
(同じ著者の『拾遺愚草全釈五(員外)』に収められたものとほぼ同一の内容ですが、重複する語釈を略していないなどの違いがあります。)

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藤川百首全釈 (シリーズ20) 250円

藤川百首全釈

『拾遺愚草員外』のうち『藤川百首』の注釈を収録。シリーズ全20巻の第20巻。
冒頭の一首に「関の藤川」が詠まれていることから『藤川百首』と通称される百題百首です。四季歌、恋歌、雑歌。題は全て四字の結題(むすびだい)で、古来難題百首として重んじられてきました。為家・為定・三条西実隆ら、後代の二条派歌人は皆この百首を宿題として取り組んだのです。
たとえば「卯花隠路(卯ノ花、道ヲ隠ス)」の題で定家が詠んだ歌は、「卯の花の枝もたわわの露を見よとはれし道の昔語りは」。
和歌本文は古板本を底本とし、新発見の古写本等と校合しました。 (同じ著者の『拾遺愚草全釈五(員外)』に収められたものとほぼ同一の内容ですが、重複する語釈を略していないなどの違いがあります。)

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韻歌百廿八首全釈 (シリーズ16) 250円

韻歌百廿八首全釈

『拾遺愚草』のうち『韻歌百廿八首』の注釈を収録。シリーズ全20巻の第16巻。
当時内大臣だった九条良経に命じられ、建久七年(1196)に定家が独詠した百二十八首です。漢詩の韻字(韻を踏むため句末に置かれる字)百二十八を予め選定し、それを各歌の第五句に詠み入れるという決まりのもとで詠まれています。題詠の流儀に拘らない自由な態度が見られ、大胆な表現・趣向を用いた異色の作が多いことで注目されます。「旅人の袖ふきかへす秋風に夕日さびしき山の梯」(新古今集に入集)、「ゆきなやむ牛のあゆみにたつ塵の風さへあつき夏のを車」(玉葉集に入集)。
(同じ著者の『拾遺愚草全釈三(中巻)』に収められたものとほぼ同一の内容ですが、重複する語釈を略していないなどの違いがあります。)

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仁和寺宮五十首・最勝四天王院障子和歌全釈 (シリーズ17) 250円

仁和寺宮五十首・最勝四天王院障子和歌全釈

『拾遺愚草』のうち『仁和寺宮五十首』『最勝四天王院障子和歌全釈』の注釈を収録。シリーズ全20巻の第17巻。
『仁和寺宮五十首』は建久八年(1197)、仁和寺御室守覚法親王主催の歌会に詠進した五十首歌。『新古今集』撰入の代表作を生んだ、定家にとっては記念すべき和歌催事でした。「春の夜の夢の浮橋とだえして峰にわかるる横雲の空」。
『最勝四天王院障子和歌』は後鳥羽院が京白川に建てた御願寺、最勝四天王院の障子絵に描く四十六の名所歌枕を題に、当代一流の歌人十人が競作した障子歌です。建永二年(1207)、四十六歳、円熟期の作。定家の詠進歌には入魂の作が並び、その多くが障子歌に撰定されました。「泉河かは波きよくさす棹のうたかた夏をおのれ消ちつつ」。
(同じ著者の『拾遺愚草全釈三(中巻)』に収められたものとほぼ同一の内容ですが、重複する語釈を略していないなどの違いがあります。)

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内大臣家百首全釈 (シリーズ12) 250円

内大臣家百首全釈

『拾遺愚草』のうち『内大臣家百首』の注釈を収録。シリーズ全20巻の第12巻。
建保三年(1215)、内大臣九条道家主催の歌会に詠進された百首歌です。定家五十四歳。久々の百首歌詠進に定家は老練の技で応え、新古今風とはやや異なる新風をも試みています。殊に恋歌の秀逸が目立ち、多くが勅撰集や自歌合に採られました。定家の到り着いた詩法の極致を見せる恋歌が並んで圧巻です。「白玉の緒絶の橋の名もつらしくだけておつる袖の涙に」「袖のうらかりにやどりし月草のぬれてののちをなほやたのまむ」。
(同じ著者の『拾遺愚草全釈二(上巻の下)』に収められたものとほぼ同一の内容ですが、重複する語釈を略していないなどの違いがあります。)

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内裏名所百首全釈 (シリーズ13) 250円

内裏名所百首全釈

『拾遺愚草』のうち『内裏名所百首』の注釈を収録。シリーズ全20巻の第13巻。
建保三年(1215)、順徳天皇の命により詠進。全国各地の百の名所を、四季・恋・雑に割りあてた、史上最初の名所百首であり、後代の名所題詠の規範とされました。「生駒山」の題で定家が詠んだ歌は、「生駒山あらしも秋の色に吹く手染の糸のよるぞかなしき」。「佐夜中山」題は「関の戸をさそひし人は出でやらで有明の月のさやの中山」。
(同じ著者の『拾遺愚草全釈二(上巻の下)』に収められたものとほぼ同一の内容ですが、重複する語釈を略していないなどの違いがあります。)

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建保四年院百首全釈 (シリーズ14) 250円

建保四年院百首全釈

『拾遺愚草』のうち『建保四年院百首』の注釈を収録。シリーズ全20巻の第14巻。
建保四年(1216)、三たび後鳥羽院に詠進した百首歌です。定家は苦吟しつつも洗練された技法を様々に駆使し、粒揃いの百首となりました。「昨日けふ雲のはたてをながむとて見もせぬ人の思ひやは知る」、「夜もすがら月に憂へて音をぞなく命にむかふ物思ふとて」。
(同じ著者の『拾遺愚草全釈二(上巻の下)』に収められたものとほぼ同一の内容ですが、重複する語釈を略していないなどの違いがあります。)

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関白左大臣家百首全釈 (シリーズ15) 250円

関白左大臣家百首全釈

『拾遺愚草』のうち『関白左大臣家百首』の注釈を収録。シリーズ全20巻の第15巻。
貞永元年(1232)、関白左大臣九条教実のりざね主催。定家七十一歳、最後の百首歌となりました。「桜」「月」「紅葉」「忍恋」といった、古来最も重んじられた歌題でそれぞれ五首ずつを詠ずるという珍しい組題です。定家の歌は従来の詠風と異なり、抒情的な作が多く、題詠の流儀にこだわらない自由自在さがあります。もっとも、恋歌には相変わらず妖艶な作が見られ、力倆の衰えを感じさせません。「うへしげる垣根がくれのを笹原知られぬ恋はうきふしもなし」、「ももしきの外重をいづるよひよひは待たぬにむかふ山の端の月」、「吹きはらふ紅葉のうへの霧はれて峰たしかなる嵐山かな」。
(同じ著者の『拾遺愚草全釈二(上巻の下)』に収められたものとほぼ同一の内容ですが、重複する語釈を略していないなどの違いがあります。)

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正治二年院百首全釈 (シリーズ10) 250円

正治二年院百首全釈

『拾遺愚草』のうち『正治二年院百首』全首の注釈を収録。シリーズ全20冊の第10冊。
正治二年(1200)秋、後鳥羽院に詠進した百首歌です。定家は三十九歳、歌人としての絶頂期を迎えていました。定家の歌を読んで心を動かされた後鳥羽院は、以後定家を歌壇の中軸として引き立てるようになります。定家が宮廷歌壇に重きをなしてゆく端緒となった、記念すべき百首歌です。「駒とめて袖うちはらふ陰もなし佐野のわたりの雪の夕暮」。
(同じ著者の『拾遺愚草全釈二(上巻の下)』に収められたものとほぼ同一の内容ですが、若干写真画像が多く、重複する語釈を略していないなどの違いがあります。)

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千五百番歌合百首全釈 (シリーズ11) 250円

千五百番歌合百首全釈

『拾遺愚草』のうち『千五百番歌合』に出詠した百首の注釈を収録。シリーズ全20冊の第11冊。
建仁元年(1201)、後鳥羽院主催の歌合。三十人の歌人が詠じた百首歌で、結番されて史上最大の歌合となりました。定家は四十歳、最も充実した円熟期の秀歌が並びます。本歌取りの技巧を駆使した歌が多く、また直前に亡くなった式子内親王への思慕を籠めたとおぼしい歌が少なくないことも注目されます。釈文には定家の番の勝負付と判詞も添えました。「ひとりぬる山鳥の尾のしだり尾に霜おきまよふ床の月影」。
(同じ著者の『拾遺愚草全釈二(上巻の下)』に収められたものとほぼ同一の内容ですが、若干写真画像が多く、重複する語釈を略していないなどの違いがあります。)

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●拾遺愚草全釈 全五巻

拾遺愚草全釈五(員外) 1200円

 
拾遺愚草全釈五表紙

 

拾遺愚草全釈五サンプルページ

サンプルページ(クリックすると大きくなります)

本書は藤原定家の家集『拾遺愚草』三千八百余首すべてを読み解いた全釈書です。最終巻の第五巻には『拾遺愚草員外』の全八七〇首とその釈文を収めます。釈文すなわち読み物の形で、通釈(口語訳)、典拠(本歌・参考歌など)、語釈、主題や技法についての解説をそなえています。難解な定家の歌を明快に解き明かしつつ、詞の微妙なニュアンスの読み取りにも細心の注意を払いました。

『員外』は『拾遺愚草』の続編あるいは番外編です。冒頭の字を予め決めて詠んだ「一字百首」、決められた句を必ず一つ入れて詠んだ「一句百首」を始め、言語遊戯的な要素の大きいことに正編とは異なる特色があります。定家の自序によれば、いずれも僅かな時間に速詠した作といいますが、勅撰入集歌は少なからずあり、定家自撰の『百番自歌合』に採られた歌も幾つか含まれます。筆にまかせたゆえか、かえって思いがけず清新な発想なども時に見え、また白楽天の詩句を題とした「文集百首」のように、比較文学的な観点から近時注目を浴びている歌群もあります。定家の達吟を玩味する上でもやはり欠かせない集でしょう。巻末には若き日の「堀河題百首」、難題百首と言われた老年期の「藤川百首」を付しました。

『拾遺愚草』の本文は時雨亭文庫所蔵本を底本とし、他本によって校合しました。「堀河題百首」「藤川百首」のみは早大図書館蔵六家集板本を底本とします。

巻末には収録歌一覧・補注・校訂一覧・初句索引を付しました。電子書籍の利便性を活かし、釈文と補注・索引はリンクによって繋がれています。



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●拾遺愚草全釈 全五巻

拾遺愚草全釈一(上巻の上) 980円

 
拾遺愚草全釈一

全五巻の第一巻には、『拾遺愚草』上巻の前半八百首を収めます。不遇の中、歌道に修練を重ねた、定家三十歳までの作です。西行の勧進を受けて詠み、若き天才の出現を告げる『二見浦百首』。西行を追善して桜と月の巨大な連作詠をなし、青春の記念碑となった『花月百首』。他に『初学百首』『皇后宮大輔百首』『閑居百首』『奉和早率百首』『重奉和早率百首』『十題百首』を収録。

※2014年8月、改訂三版が出版されました。

サンプルを読む アマゾンで買う

 

拾遺愚草全釈二(上巻の下) 1200円

 
拾遺愚草全釈二

第二巻には『拾遺愚草』上巻の後半部七百首とその釈文を収めます。『歌合百首』(六百番歌合)、『正治二年院百首』、『千五百番歌合』、『内大臣家百首』、『内裏名所百首』、『建保四年院百首』、『関白左大臣家百首』。定家円熟期から晩年に及び、歌風の変化も興味深い七つの百首歌です。

※2014年8月、改訂版が出版されました。

アマゾン詳細ページへ(「内容紹介」で各百首について簡単に説明してあります)

 

拾遺愚草全釈三(中巻) 900円

 
拾遺愚草全釈三

第三巻には『拾遺愚草』中巻の全五百二十五首とその釈文を収録。定家三十五歳から六十八歳までの定数歌(百首歌を除く五十首歌や三十首歌)と屏風歌を集成した巻です。特に三十七歳で詠んだ『仁和寺宮五十首』は秀歌の多いことで知られ、「大空は梅のにほひにかすみつつ曇りもはてぬ春の夜の月」、「春の夜の夢の浮橋とだえして峰にわかるる横雲の空」、「夕暮はいづれの雲のなごりとて花橘に風の吹くらん」など、『新古今集』に採られた名作が目白押しです。

※2014年8月、改訂版が出版されました。
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拾遺愚草全釈四(下巻) 1000円

 
拾遺愚草全釈四

本書全五巻は藤原定家の家集『拾遺愚草』三千八百余首すべてを読み解いた全釈書です。第四巻には『拾遺愚草』下巻の全八六〇首とその釈文を収めます。釈文すなわち読み物の形で、通釈(口語訳)、典拠(本歌・参考歌など)、語釈、主題や技法についての解説をそなえています。難解な定家の歌を明快に解き明かしつつ、詞の微妙なニュアンスの読み取りにも細心の注意を払いました。
下巻は『拾遺愚草』正編の最終巻です。歌会・歌合出詠歌、私的な贈答歌などを、四季・恋・雑等に部類し、定家の若年期から晩年期まで、歌人としての全生涯にわたる作品が収められています。定家の実生活や死生観を知る上で欠かせない重要な史料でもありましょう。
巻末には収録歌一覧・補注・人名索引・初句索引を完備。電子書籍の利便性を活かし、釈文と補注・索引はリンクによって繋がれています。
※2014年8月、改訂版が出版されました。アップデートの仕方はTOPへ。
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●拾遺愚草全釈シリーズ 全20冊(予定)

初学百首全釈 (シリーズ1)



二見浦百首全釈 (シリーズ2)



皇后宮大輔百首全釈 (シリーズ3)

閑居百首全釈 (シリーズ4)



早率露胆百首全釈 (シリーズ5)



重奉和早率百首全釈 (シリーズ6)



花月百首全釈 (シリーズ7)



十題百首全釈 (シリーズ8)



歌合百首全釈 (シリーズ9)



新校拾遺愚草



pdf版電子書籍

 拾遺愚草 定家自筆本による 販売を終了しました。