友達のパソコン、FMVデスクパワーはカタログをみるとかなりの高性能パソコンです。Windows98搭載でバンドルソフトも山盛りのようです。こんなに沢山入っていてもどれだけ使うのかな、と疑問に思うほど多いです。前回に書いたようにメディアバレーで購入したそうですが、配達の時にディスプレイやプリンタの接続はしていってくれたと言ってました。また、メディアバレーでは購入時に代金の3%を払うと5年間の保証があるそうです。ちなみにママのパソコンを買ったPCデポでは3年間の無償保証です。
プリンタは繋がっているけど使えないと言うので、試してみたらドライバのセットアップがまだでした。メディアバレーもそこまではやってくれないようです。ママが添付のCD-ROMからドライバを読み込んで設定しただけですっかり尊敬されてしまいました。
電子メールをやってみたいというので、IE4.0を使ってトライしてみることにします。富士通のパソコンなので手っ取り早く、インターネットプロバイダはInfoWebです。オンラインサインアップやWWW接続のセットアップは、今回一緒に行った友達が以前に来たときにすでに終えてありました。InfoWebだと簡単にオンラインサインアップができるようになっていたらしいです。パソコンメーカはこうやって自社系列のプロバイダの契約を増やしていくのね。AOL(America OnLine)がいくら大量のCDを配っても日本でのシェア拡大は難しい?!
ママはIEのメールは使ったことがなかったのですが、一緒に行った友達は普段IE3.0のメールを使っているというので、一緒になってWindowsの基本操作から始めました。と言っても二人共、心許ないインストラクタなのですが。
初心者なのでまずマニュアルを読めば良いのにとは思いますが、「そんな面倒なことしたくない、読んでも判らない」ときっぱり言いきるのです。「取りあえず、目の前でメールを書いて出して、来たメールを読んでみて判らないことは質問するから」とのこと。まあ、そんなものかも知れない。初めからマニュアル読んでも分けわかんない単語ばかりでてきて、混乱するだけかもしれない。(マニュアルの分かりづらさの件は前々から書こうとしているのですが途中で筆が止まったままです。そのうちに掲載します。)
それでは実戦あるのみ。まずはIE4.0(というか、Outlookというらしい)の送信箱にメールを書くことにしました。宛先に相手のアドレスを書くのに半角英字を使うことを教えて、一本指でキーを探しながら入力しました。件名は日本語入力ですが、これにもかなり手こずりました。何とか、本文に「元気ですか」と書いて、送受信キーを押してやっとメールが送れました。電話のモジュラージャックの口が一つで、通信するときに繋ぎ換えるのが面倒なので二股に分けるプラグを買うことを勧めておきました。
ここまでに約1時間、そろそろ子供たちが飽きて騒ぎ始めたのでその日はここまでです。CD-ROMからサンリオゲームランドをインストールして子供たちにパソコンを明け渡しました。そして、ママたちは幼稚園の噂話に花が咲いたのです。彼女にはキーボードに慣れて、日本語入力の練習をすることがパソコンに親しむきっかけだよとアドバイスしておきました。
おだてられ、いいところ見せたいママは自宅に帰って自分のパソコンにIE4.0を入れてこっそり勉強しようと思ってましたが、ママの非力なノートパソコンでIE4.0は荷が重すぎると同居人に指摘されてあきらめました。マイクロソフトの作るシステムってどうしてどんどん巨大化してるの?新しいハードを買わせるためのインテルとの共謀ではないかと疑ってます。
後日、今度は自分のノートパソコンを持っていき、その場でメールのやり取りを実演しようとしました(このときも二人ででかけた)。彼女の家は横浜なのでAsahiネットの横浜のアクセスポイントを調べ、ダイヤルアップネットワークを準備して出かけたのですが失敗です。Asahiネットの回線に繋がりません。そのときは動転していて訳が分からなかったのですが、ダイヤルのパルスとトーンの違いでした。家ではISDNでトーンで設定してあったので、普通の家ではパルスだろうと頭から決めつけていたら、彼女の電話はプッシュホン契約でした。やはり付け焼き刃の浅知恵では化けの皮も剥げやすい。もっとパソコンについての知識を深めたいと真剣に思いました。
その日はメールの件は置いておいて、MS-Wordで幼稚園のお知らせ作ることしました。初めてWord97を使ったのですが、イルカのマスコットがでてきて色々と説明してくれるのです。親切なのかもしれないけど、ちょっとうるさいので帰ってもらいました。こういうところもソフトを重くしているような気がします。なんとか、お知らせもプリンタで印刷でき、パソコン購入の成果をだせました(^_^)
あとは、早くメール交換ができるようになって主婦ネットワークが広がるといいのですが。
超整理法で有名な野口悠紀雄さんの書いたシンデレラのパソコン「超活用法」を読みました。女性誌への連載だったためか、『知的な貴女の眠っている才能を呼び覚まします』という、ちょっと臭いタイトルと内容が鼻につくところもあります。でも、パソコンを使ううえでの便利な利用法がたくさん載っていて役立ちます。女性誌の為に書かれた本といっても読者の性別は問いません。
合いの手に入る阿川佐和子さんのコラムはこれからパソコンを始める人にも、何年も使ってる人にも楽しめます。ただ、この本は女性初心者向けのマニュアルではなく(実際にパソコンを使うためにはもっと詳しい記述が必要。)パソコンを巡る文化を女性向けと言う型で書いてある本です。パソコンを買うことは可能性を買うことなのであるという意見に同感です。
最近、2日続けてパソコンの操作について旧い友達からも電話でHELPを求められました。主婦でパソコンを使おうという人は確実に増えているようです。以前にSOHOのことを書きましたが、今後は主婦向けのパソコンサポートも結構いい仕事になるかも知れないなぁ、と考える今日この頃です。そのためにも億劫がらずにパソコンの新しい機能を試して行こうと思います。ママの新しいチャレンジは随時ご報告します。