NTTに電話して聞いてみると、これは発信者番号の通知・否通知、いわゆるナンバーディスプレイと呼ばれているサービスで、発信者番号を通知しない電話の受け取りを拒否しているからとのこと。
解りづらいマニュアルと格闘して、ターミナルアダプタの設定を変えたつもり(それまでの設定が確認できなかったので本当に「通知しない」になっていたか判らない)ですが、やはり「この電話はお繋ぎできません」と、電話が繋がりません。ママには訳の分からない機械に振り回されて疲れ切ってしまいました。ここで、ママの怒り80%です。
もう一度NTTに電話してしてみました。「お宅の電話はISDN回線に変更時、発信者番号を通知しないように設定されてます。」と、また違うことを言い出す。最初に聞いたときはターミナルアダプタの設定だと言っていたくせに今更なに。あのマニュアルとの格闘はなんだったの。ママの怒りは遂に100%です。ISDN回線にしたときにそんな設定に申し込んだか覚えてない。
さらに追い打ちをかけるように「もし、発信者通知に変更ならば手数料2,100円をいたただきます。」と窓口のお姉さんは宣ったのです。詳しく聞くとアナログ回線は無料らしい。
「なぜ、アナログ回線で発信者通知サービスの設定は無料なのにISDN回線だとお金がかかるのか?」ママが聞くと、
「ISDN回線のサービスではそのような対応になっており、みなさんお金を払っています。」
「みなさんがどうだか知らないが自分が納得のいかないことにお金を払うわけにはいかないし、この家に電話がかからないと困る。」とママ。
「だいたい、ISDNに変更したときにそんな話は全然聞いてない。それにディジタル交換機なんだから設定変更なんて端末からちょっと操作するだけじゃないの。なぜ2,100円もかかるの?」と、怒り200%のママです。
「上司と相談して、折り返し電話します。」とのこと。
しばらくして電話があり、「今回は初めてなので無料で変更させていたたきます。」と窓口のお姉さん。NTTが折れるとは思いませんでしたが、きっとうるさい客の応対マニュアルがあって、手間をかけるよりは無料にしちゃった方がNTTとしても楽なんだろうな。きっと変更の手間なんて大したことないだろうし。ごねる客と思われたかも知れないけど、納得できないものはできないのだ。
しかし、184/186、ターミナルアダプタの設定、NTTの交換機の設定、の関係が判りません。交換機の設定が一番強力、次がターミナルアダプタ?、そのあたり窓口のお姉さんに聞いても要領を得ません。お姉さんが言うにはISDN回線では184/186が使えないらしい。本当? そんなの聞いたことがない。
また、今回交換機の設定を変えても、ターミナルアダプタで「通知しない」にすれば、通知されなくなるとのこと。電話だけでは仕組みがよくわからないので、そういったことが解説されているリーフレットを送って貰らうよう頼み、発信者番号も通知するように変更を頼みました。
自分の番号が常に発信されるのもイヤだと思いましたが、町会の用事でそのお宅に電話できないのは困るのでひとまず変更です。だいたい受信を拒否していることが今回の事件の発端なのだ。それなりの理由があるのかも知れないけど迷惑な話だ。来年3月がすぎて町会の役員の任期が終わったら、ターミナルアダプタの設定を変えて発信者番号が通知されないようにしようと思います。
NTTはISDN回線をあんなに勧めておきながら、アナログ回線とサービスの差があり、対応も部署によって違いすぎる。そのくせ説明が足りない。後日送付されてきたリーフレット(左写真)には、ナンバーディスプレイの件は一言も書いてありません。ISDNで184/186が使えるかも不明のまま。また、ママの怒りが復活です。必要なことが全然解らないし、小さな文字で書かれていて、読んで貰うことを拒否している資料です。普通の人にも簡単に解るように説明してくだい。
でも、またNTTに電話する気力も失せてきたので、この奮闘記に書いて憂さを晴らしています。(読まされたみなさんにしてみれば迷惑な話ですが、ご勘弁を)。
肥大化したNTTは早く分割し、また他社の参入など通信の自由化をもっと推進しないとだめですね。インターネットの利用でも米国などに比べると高い通信費を払っているようだし。