新築計画書を貰いましたが、サービス範囲の地区の人口、図書カード登録者の割合、一人当たりの貸し出し数など統計的に分析し、何冊分の書架が必要であるかなどの説明がありました。他に間取り(と云のかな)などの青写真も載っています。バリアフリーの設計で寝転んで本が読めるなど新しい工夫が随所にあり今から楽しみです。残念なのが、中央図書館に設置されている蔵書の盗難防止装置(BDS:Book Detection System)を導入しなければいけない、と云うことです。設置しない場合の年間損害が450万円にもなるそうです。公共の財産を持っていってしまう人がそんなに居るとは思えないけど、プロの仕業なのかな。
図書館は人の知識を拡大させる一種の外部記憶です。有名なアレクサンドリア図書館のように人々は紀元前の時代から知識の外部記録を行ってきました。今は毎日膨大な本が出版される時代ですが、それでも図書館はみんなの知の財産です。図書館の蔵書が増えるのはパソコンの記憶容量が増えるのに似ています。新築や運営にはお金がかかるけど、よい税金の使い道だとおもいます。
最近の新聞に筑波大学の図書館が蔵書をインターネットで公開する記事が載っていました。これからの図書館は、単に蔵書数だけでなくインターネットなどを通じて世界中の蔵書へのアクセスができることも大事だと思います。これは、新金森図書館への要望アンケートにも書いておきました。世界中の図書館、大学、官庁などの情報がインターネットでアクセスできるようになったとき、それはまさに「インターネットはグローバルブレイン」です。
パソコンを買って1年半の間に、いろんなソフトを考えなしにインストールしてきたらハードディスクの容量が足りなくなってきたようです。前にも筆王やNetscape Communicaterをインストールするときにハードディスクの整理をしたことを書きました。今まではなんとかなってましたが、いよいよ苦しくなってきました。パソコンを使っていると以前に比べて時間がかかり、ハードディスクの書き換えが多くなったようでカリカリと苦しそうな音が頻繁にしています。
体験版などはインストールして試したあとできれいに消せないようで、ところどころに残骸が残っています。これがハードディスクを圧迫しているのではないかと睨んでいます。サテライト200のハードディスクの容量は810MB、今ボーナス商戦で売れ筋のノートパソコンは2GB以上が標準?ですから、ずいぶん差がついてきました。でも、ハードディスクを増やそうにもノートパソコンはデスクトップのように簡単にハードディスクを増やせません。
以前、東芝からハードディスクの交換サービスの案内がきたことがありましたが、結構な値段(7万円だよ)だったので見送った経緯があります。あのサービスには現状のハードディスクの中身をそっくりコピーしてくれるサービスも入っていたのでデータの引越しのことも考えなくてよかったのですが。引越し楽々パックで手間を省くか、自分で全部やってお金を節約するかの違いですね。
金森図書館のように全く新しい建物を作って引越ししてしまえば、今までの蔵書の一時的な保管なども心配しなくてもすむのですが、交換するとなると住みながら家をリフォームするようなもので面倒そうです。さて、どうしたもんだ。
と、思っていたら、同居人がノートパソコンのハードディスク換装マニュアルが特集されている「Mobile PC」というパソコン雑誌を買ってきました。取り替えることを「換装」というらしい。もともと同居人はハード志向の強い人で、すっかりハードディスクの換装に乗り気です。面倒なことが嫌いでハードのよく分からないママはこのまま騙し騙し使えるなら、いらないソフトを捨てるするなり、データ圧縮ツールを使って空き領域を増やしていく方が安心ではないかと思うのです。
しかし、このあたりの家庭内のパソコンを巡る不協和音はやはり夫唱婦随ということで、次話で技術監修者に同居人を迎えてハードディスク換装による記憶容量増強計画と実行の全貌を明らかにします。乞うご期待。
でも、今一番欲しい記憶容量は自分の脳味噌です。最近記憶力が落ちてきて、聞いたばかりの電話番号が正確にメモできない、用事があって台所に行ったら何の用で来たかを忘れている。さらに毎日、日記もメールもパソコンで書いているせいもあって、漢字がどんどん書けなくなってきました。
子供たちの連絡帳に書く文章が全然書けない。朝の忙しい時にわざわざパソコンで文章を作っては、連絡帳に書き移しているトホホの母です。これからは脳細胞も減る一方なんだから、困ってしまう。今2歳の3男が学校に入るころには電子メールで学校に連絡が取れるように世の中が変わらないかしら?