図書館にリクエストしていた立花隆さんの「インターネットはグローバル・ブレイン」がようやく借りられました。リクエストしてから約2ヶ月、リクエストしたことを忘れていたらハガキが届きました。こういう本は旬が命なので、話題になったときにすぐ読めないとちょっと熱が冷めてしまいます。まあ、このへんが図書館の限界かな。
本の前半は、WWWサイトのガイドのような感じです。でもよくあるようなURLを沢山載せただけのガイドではありません。マスメディアではなく、個人が情報を発信できることによって、こんなこともできるんだ、というものです。どちらかというとマスメディアでは表舞台にでることの少ないアンダーグラウンド的な情報発信についての紹介が多いです。
後半はインターネットに関係する著名人との対談が載っています。ママは前半のWWWガイドより、こちらの方が興味深かったです。
世の中、景気がとっても悪いようで、このまま不景気が続くようならママも働かなくてはと切実に考えます。収入は増えないけど、子供達の養育費(食費、衣料費、教育費、医療費など)は年々増えていくのです。何兆円だかの所得税減税が実行されてますが、焼け石に水です。
前に書いたNIFTYのFWORK(在宅勤務フォーラム)でも、アスキーの西和彦の退任で仕事が減っただの、入力の単価がますます下がったのって暗い話題が多いです。「お仕事下さいコーナー」は毎日きらめきの人材が在宅の仕事を求めていますが、実際に仕事はあるのでしょうか?
この不況に負けないようにママはパソコンを利用して家計管理に役立てています。毎月、予算を決めて家計簿を付けてお金の出入りに気を付けているし、半年に一度は、銀行口座の残高を一覧表にして我が家の財産を把握しています。
最近は表計算ソフトを利用して、ローンの返済額を見直しています。PMT関数を利用して、利率や期間,借入金を入力すると毎月の返済額が素早くわかります。毎月の返済額を先に決めておいて、ゴールシーク機能を使うと、逆に期間や借入金が判るのでいろいろな場合を設定してシミュレージョンできます。こうやって総返済額を調べると、今の低金利時代は貯金するよりもローンの返済です。
たまにマクドナルドに行く時も、ホームページのクーポンを印刷して持っていき、セット割り引きのうえにデザートまでも無料で貰っています。(なんだか、主婦の友みたいなケチな話でゴメンなさい)しかし、こうやって家計の無駄を省いても3人の子供たちの教育費にあっという間に消えててしまいます。
今回の不況の一因はWindows95ブームだ。と、いうのがママの新説です。
これが単にパパの無駄使い自粛だけなら大した事ないですが、企業になると深刻な問題です。世間に遅れをとるまいと業務の効率化を狙って投資したものの、うまく活用できないうちに時代遅れのパソコンになってしまった。まだ減価償却も済んでないので買い替えることもできないし、また買ってもすぐに古びてしまうかと思うと思い切った投資もできない。パソコン以外の投資もちょっと慎重に考えよう、ということになってしまう。
今の日本の不況は戦後の混乱から急速に立ち直って経済的に一応成功した後の、今までの矛盾や無理・無駄が全て悪い方に循環して起きていると思う。Windows95は一つのきっかけだ。こうなったら一人一人が考え方を変えて、今までの経済成長が異常で、今の状況が普通の事なんだ、と思わないと納まらない。でも、それが難しい事なんですね。
街には商品が溢れていますが、本当に欲しいモノがありません。バブルの時の反動でしょうか。メーカーの人たちはバブルの時と同じようにモノを作って売りたいと願っているようですが、どうも消費者の心を掴めない。週末にでかけたメディアバレーもパソコン売り場はガラガラでした。ボーナス前とか、Windows98前の買い控えだけならいいけど、それだけじゃないんでしょうね。