5. バリの風景色々
ガソリンスタンドの屋根も独特。電信柱の形も変わっていた。道ばたで屋台を引いたおじさんやおばさんがぼんやり歩いていた。バリの人は家で食事を作る習慣はあんまりないみたい(本当かどうかは知らない)で、普通の人がよく道ばたで食事をしていた。
一度、貸し切りにしたタクシーがガソリンスタンドに寄った。運転手が料金を払ったら、お店の人がドリンク剤のような瓶を2本運転手に渡した。あれは運転手が買ったものか、これものガソリンスタンドのおまけなのか不明。
メングイ(Mengwi)にあるタマン・アユン寺院の境内では闘鶏が行われていた。寺院の拝観料とは別に入場料がかかる。写真は出番を待つ鶏のオーナー、竹で編んだ籠のなかに鶏がいる。ちょっと尾羽が見えている。
バリ人はのんびりした顔の人が多いと思っていたが、ここに居る人々は眼光鋭く、殺気立った雰囲気。男達が闘鶏に熱中している中で、女の人が豚の丸焼きや串に刺した肉や野菜のカレーを葉っぱに乗せて売っていた。こういう感じは日本と同じ。
バリでは男はのんびりひなたぼっこしてる人が多いが、女の人はみんな働き者で太った人なんて見かけない。姿勢が良くて立ち振る舞いが優雅な人が多かった。
南国の木が見えなければ、日本の田舎といっても通じそうな田んぼ。ライステラスと呼ばれる段々畑ならぬ段々田んぼも、日本の山あいの風景に通じるものがある。
写真の田んぼは植えたばかりの稲のようだが、ちょっと離れた所には結構成長した稲もあり、季節に関係なく育てられるようだ。何期作なんだろう?
ホテルで出るお米は細長いインディカ米だったから、この稲もそうだろう。山あいの田んぼなどは機械化もできないから、菅笠のような帽子を被った女の人が田んぼの手入れをしていた。ちょっと前の日本と変わらない。
道ばたには日本のお地蔵様のように石で彫られたバリ島の神様が祭られ、綺麗な花のお供えが置いてある。この石彫の神様を売っている店も車の中からよく見た。あれは誰が買うのだろう?お土産にするには重すぎるし、現地の人が買うなら町中が神様の像ばかりになりそうです。
夜になると、通路の照明に集まる虫を目当てに沢山のヤモリがやってくる。写真のヤモリは体長が40センチほどあり、かなりでかい。レンガの大きさと比べてみてください。
思いのほか動きが機敏で、カメラを準備している間に逃げられてしまうことも多かった。
朝方にはトッケイというトカゲの一種(これはヤモリと同じなのかな)が「トッケイ・トッケイ・・・・」と鳴いている。この鳴き声が13回続くと吉兆だと言うが、眠くて数えてられないよ。
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