恐竜発掘講義 (2) バルスボルド博士


(1996/8/17 撮影 at フルンドッホ・モンゴル)

外では風が吹き、雨がぱらついている。 風上に黒雲があるので、天気は悪化しそうな様子。
9:30、風雨が強いので、恐竜についての講義(その2)はゲルの中で 行うことになった。 今日はバルスボルド博士自らが説明。 南ゴビなでどの最新の恐竜化石発掘成果を、写真を見せながら詳しく 説明してくださる。例えば、

これらは世界初の資料だそうだ。

ところで、僕の体調は思わしくない。鼻水と喉の痛みがかなり辛い。 講義中も咳が抑えられない。他にも数人、喉をやられてゴホゴホいっている。 ゲルの床のすき間からピュウピュウと風が吹き込む。

説明がひととおり終わると、質問コーナーとなり、沢山の質問が投げかけられる。 「鳥の先祖は恐竜なのか?」「恐竜は砂漠で穴に住んでいたのではないか?」 「パキケファロサウルスは雌をめぐって頭突きをしたのか?」などなど。
博士は権威ある学者なので、慎重に言葉を選んで答えるが(いいかげんな ことを言うとあとが大変だからね)、やりとりは楽しそうだ。 時間を大きくオーバーして答えてくれた(10 時予定が 11 時半に)。


13:00 昼食のころには、風上の空が明るくなりはじめ、雨も止む。 でもかなり冷えるので、着られるものは全部着て、雨ガッパもかぶっている。
昼食は、具なし饅頭、ホワイトクリームスープ、羊肉ハンバーグと目玉焼、 フライドポテト、コーヒー。


1997/05/20 T.Minewaki
1998/05/06 modified T.Minewaki

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