発掘だ! (第 2 現場)


(1996/8/17 撮影 at フルンドッホ・モンゴル)

15:00 雨は止んだ。曇り。少し楽な服に着替えて、バス 2 台に乗って出発。 道なき道をガッタンゴットン、丘を越えてどっこいしょと走る。 ゲルと放牧牛、羊の群れが窓から見える。25 分ほどで発掘地に 到着した (写真) 。丘の上から急な斜面を歩いて降りる。 このへんは大昔、海か湖で、この崖の斜面に、貝の化石が沢山出る とのこと。

冷たく降っていた雨はあがったばかりなのだが、その水はすぐに シュワーと地面に吸い込まれて、水たまりも、小川も、すでにない。 水の流れた溝が残るばかり。短い草しか生えていないので保水力が 小さいのだろう。乾いた風が吹き始めると、ここが半砂漠で あることを再び思い出す。

15:30-16:30 の間、ここで各自自由に発掘。 僕は、すぐに茶色く骨っぽいものが岩の表面に見えているのを見つけて、 それをずっと丁寧に削っている。けっこう固くて大変。しばらくして 飽きたので、割れ目から力を入れてえいやっと割ったら、貝の形にはがれた。 貝だった。


1997/05/20 T.Minewaki
1998/05/06 last modified T.Minewaki

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