シリアル番号 | 表題 | 日付 |
328 |
ブラック・ショールズ式 |
98/12/5 |
●株式投資のリスク分散のためのポートフォリオ・セレクション理論
●ブラック・ショールズ式の数学理論は京都大学名誉教授伊藤清の定理
●NHKスペシャル番組「マネー革命」
●石村夫妻著の「ブラック・ショールズ微分方程式」によれば:
ー株投資収益率の平均値はリターンであり、分散はリスクである。ポートフォリオにすればリスクを小さくできる。
ー株価Sの株式を∂f/∂S単位買い、価格f(S,t)の派生証券を一単位売るポートフォリオを作り、株価のブラウン運動・・・すなわちウィナー過程・・・ウィナー過程を一般化した伊藤過程の動きの部分を消去したブラック・ショールズ偏微分方程式を作り、これをフーリエ積分展開で解いて派生証券(=コールオプション)の価格評価公式を求める。
ーコールオプションの価格は現在の株価S、株価のボラティリティーσ、非危険利子率r、満期の株価St、オプションの行使価格X、オプションの期間xより求めることができる。
ーブラック・ショールズ偏微分方程式は京都大学名誉教授伊藤清が考案した熱伝導方程式型偏微分方程式を転用したものである。
ー確率分布はガウス分布を使っている。実際にはべき乗分布になるのでブラック・ショールズ式 ははノーベル賞を受賞したとはいえ危険な代物で、現にロングターム・ピャピタルマネジメントは破綻し、2008年には金融危機を発生させた。
Rev. August, 15, 2009