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シリアル番号 表題 日付

1063

ナラ枯れ

2006/07/27

体長4ー5ミリの甲虫カシノナガキクイムシ(カシナガ)がコナラやスダジイなどの広葉樹の樹齢50年以上の老木に1,000匹以上寄生して枯らす。1960年の石油燃料の普及で薪や炭として広葉樹が利用されなくなったため、老木が増えた1980年代から集団枯れ死が発生しはじめた。

老木を倒し、森林の再生をそくする自然の摂理と理解することも可能だが、景勝地の景観が劣化することが問題となる。管理された伐採が必要となろう。

対策は広葉樹を利用して老木が増えないようにすること。グリーンウッド氏が提唱する広葉樹を定期的に伐採利用する現代版薪・炭化技術としての広葉樹発電など有効であろう。

朝日夕刊2006/7/26


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