北ラス・フォーラム-5
奇岩城の実相
私の見たこと、したこと、考えたこと
才口千晴
第一小法廷がもんじゅ控訴審の
原判決を破棄したのはマチガイだを私はわがHPに書いた。第一小法廷の判事だった才口元判事はわたしがこの判決を批判していることはちゃんと調べたうえ
で、今日仲間内で講演したとき、もんじゅの技術的内容がどういうものかなど全くわからないでした判決だと告白した。知らないものは知らないまま判断せよと
いう制度だからやむを得ないだろうというロジックだ。これは「私の持論の文系官僚と文系マネジメントが日本を滅ぼす」
のロジックを逆手にとってひらきなおったものであった。その彼にしても、彼が最高裁を去る時に、かの悪名高い社会保険庁トップ上がりの横尾和子判事が後ろ
から放った言葉「あなたのおかげで民はどう考えているかわかりました」には怒っていた。ずっと役人していると上から目線が身に染みてしまうと批判する。行
政官
出身の判事である横尾氏は行政側が裁かれるときは、はじめから無罪と決めていたのを目撃していると才口判事はいう。もんじゅは行政がしでかした不
始末だから当然控訴審の原判決を破棄するのが当然ということになる。すなわち日本の司法は行政の僕のような存在ということになる。才口氏は管財人としての
手腕を小泉氏に評価されて判事になったのだが、ついうっかり横尾判事に同調して、もんじゅを生かした結果、日本国家の不良債権の一つの始末に失敗したとい
う皮肉なことになった。われわれの税金負担が増えたことになる。
May 10, 2013