「おなか健康!不老の秘訣!?」
  とし坊 の読んで得する健康情報
No.6 【長寿・老化関連情報 Back No.2】


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2001/12/08
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 2001/12/08 
『不老長寿のカギを握っているのは「粗食」かも知れないと、米国の遺伝子研究が新事実を解き明かした。カリフォルニア大リバーサイド校のスティーブン・スピンドラー教授らは、老化が起きるのは遺伝子のスイッチの入り具合が変わるからとの考え方を示した。』という記事。

この画像はLink先のオリジナルデータにLinkしています。クリックすると拡大できます!  「腹八分に医者要らず」という諺が、少しづつ科学的に裏付けられようとしています。残念ながら未だ動物実験のデーターですが、傾向的にはヒトにも当てはまるでしょう。

≪要約≫
 遺伝子情報はDNAに書き込まれているが、全て働いておらず、スイッチが「オン」になって、たんぱく質を作り出すものと、「オフ」の状態で何もしないものがある。
 「青年マウス」と、「高齢マウス」の肝臓の細胞から、約11,000種類の遺伝子を比べた所、約1%の遺伝子の状態に差があった。
 その内の46種類は役割が解明されており、炎症反応やストレス反応のほか、プログラムされた細胞死(アポトーシス)の抑制などに関係している20種類の遺伝子のスイッチは青年マウスで「オフ」、高齢マウスでは「オン」の状態だった。

 反対に、アルツハイマー病にかかわりが深いとされる「アポリポたんぱくE遺伝子」をはじめ、DNA複製や異物代謝などに関連する26種類の遺伝子は、青年時代は「オン」で、年をとると「オフ」になっていた。
 こうした遺伝子の働きの差が、老化に伴うガンや各種の病気の発病に関係していると考えられようだ。

その他に判った事は、「超高齢マウス」でも「粗食」にすると、19種類の遺伝子の発現状況が若返ったことや、生後まもなくからカロリーを控えて育てると、最長42〜43カ月 の寿命が60ヶ月まで延びた。

 カロリーだけを減らし、たんぱく質やビタミンなど他の栄養素は必要量をとることが重要だと、スピンドラー教授は説いている。


2001/12/02
   ----Nikkei BP Biztech 医療・介護・バイオ 2001/11/22 
『オランダの医師の研究チームが、55歳以上のオランダ人約7000人を対象に7年にわたって行った調査により、解熱・鎮痛剤などに使われるイブプロフェンなどの非ステロイド系消炎剤(NSAIDs)を最低でも2年にわたって定期的に服用すると、アルツハイマー病の発病率が80%低下することが、研究で明らかになった。』と、報じている。

 NSAIDsを1カ月以下飲み続けた2001人は、全く飲まなかった2553人に比べて発病率が5%低下した。
 また、服用期間が1ヶ月〜2年未満の2002人は17%低下、2年以上飲み続けた233人は、発病率が80%も激減した。

 今後の研究で、どの種類の薬品を服用すればアルツハイマー病を安全に予防できるのか特定されるまでは、性急なNSAIDsの服用は危険との考えを、研究チームの1人、エラスムス医療センターのシュトリッカー氏は示している。


2001/011/11
   ----Nikkei BP BIzTech 医療・介護・バイオ 2001/11/07 
『第1回男性の健康世界会議が、11月2日から4日にかけて、オーストリアのウィーンで開催された。男性の健康に焦点を当てた国際会議の開催はこれが始めて。発表演題は心疾患、癌、遺伝、生活習慣、政策、教育・予防、心理など広範囲に及んだ。女性に比べ寿命の短い男性の健康を、改めて見直す新しい試みとして期待を集めそうだ。』と、報じている。

 今年8月に厚生労働省が発表した2000年簡易生命表によると、男性の平均寿命は77.64歳、女性は84.62歳と、男女間で7歳もの差があり、日本に限らず諸外国でも同じ状況。
 1920年には男女の寿命の違いは1年に過ぎなかったが、1990年には既に7年もの違いが生じている。また、癌など死因トップ10に入る疾患の致死率も、断然男性の方が高い。

MedWave記事


2001/010/29
   ----日経ヘルス ニュース2001/10/29 
『米連邦政府のNIH(米国立衛生研究所)傘下の米国立眼研究所の研究で、「老人性円板状黄斑変性」という老化現象による眼の病気が、ビタミンC、ビタミンE、ベータカロチン、亜鉛という4種のサプリメント(栄養補助食品)で、この眼の病気を予防できることがわかった。使ったサプリメントは、いわゆる抗酸化剤として知られているビタミンC、E、ベータカロチンで、亜鉛も 一緒に被験者に与え、6年間追跡調査した。 ビタミン類、亜鉛を個別に与えた場合では、果は薄く、あるいは全く効果がなかった。』と、報じている。

2000.10.15
  今の生活習慣を変えなければ、長生きは苦痛になりかねない
     ------ニューズウィーク日本版  2000年5月17日号 P.58 
 『生活水準の向上と医学の進歩で、平均寿命はめざましく延びたが、健康な老後が約束されたわけではない。寿命が延びたぶんだけ、心身の衰えた状態で生きる期間が延びたということだ。 糖尿病や心臓病、癌など加齢に伴って増える病気の多くは、適度な運動とバランスの取れた食生活で予防できる。いや、少なくとも発症を遅らせることはできる。 問題は、そうした生活習慣を実践している人があまりに少ないことだ。健康意識が高いベビーブーム世代(35〜54歳)も、実際にはそれほど「体によいこと」をしていない。』という、書出しで始まる。

  • いちばん不健康な世代
  • 飽食と運動不足が同居
      食生活も健康的とは言いがたい。ベビーブーマー世代は脂肪の摂取量が多く、果物はあまり食べていない。ベビーブーム世代の男性では、「病的な肥満」が26%にも達している。一番の原因は「仕事と生活環境の変化で、体を動かす機会が少なくなったことだ」。仕事もコンピュータの前に座りっぱなしでは、ほとんど体を動かす機会がない。こうした生活の変化で消費カロリーは減ったのに、食生活は「飽食型」になっている。
  • 日々の積み重ねが大事
       老化のプロセスを遅らせるには、現代生活の利便性や快適さの一部にあえて背を向け、意識的に生活習慣を変えていかなければならない。 食生活にちょっと気を配るだけでいい。のどが渇いたら、炭酸飲料でなく水を飲む。おやつにはキャンディーバーでなく、リンゴをかじる。些細なことだが、長い間に大きな違いが出る。 体を動かすことも同じ。万歩計で日ごろどれだけ歩いているかチェックするといい。

       日々のこうしたちょっとした努力の積み重ねで、長生きは苦痛ではなく喜びに変わるだろう。

  • 健康度チェック

2000.10.07
「長寿と栄養-食品成分による老化制御」 
  〜国立・健康栄養研究所 名誉研究員 板倉弘重 
 人は加齢と共に身体機能が低下し、癌や動脈硬化症、糖尿病、高血圧、白内障など多くの病気が合併して発現してくる。老化現象の進行は加齢と共に個人差が大きくなる。歳をとっても活動力を維持している人もいれば、思う様に活動の出来ない人もいる。老化の進行を出来るだけ抑えて、活動力を維持しながら余命を延長させることが望まれる。そのためには体質に合わせた栄養を考えることと共に、良い健康習慣を続ける様にすることである。

 Breslow氏らは、「7つの健康習慣」として次の項目を挙げている。

  1. タバコを吸わない
  2. 日常的に運動をする
  3. 飲酒は適度か、しない
  4. 1日7〜8時間睡眠を守る
  5. 適正体重を保つ
  6. 朝食を食べる
  7. 間食はしない
 「食と健康」で大切な要因の1つは適正な体重を保つ様に食品を摂取することである。
食事は食品からエネルギーを摂取することであり、エネルギーは生命の維持・運動にとって必須であるが、一方で過剰に摂取すると肥満となる。
 「肥満」は糖尿病、高脂血症、高血圧、膝関節痛などの誘因になる。

 ネズミを用いた動物実験による寿命の研究では自由摂食より、食餌制限をした方が寿命が延長されることが確認されている。ラットでは制限摂食により癌や動脈硬化などの慢性疾患の発症が抑えられている。

 食餌制限により免疫応答能の改善、自己抗体の減少が免疫機能異常ラットで確かめられている。

 加齢に伴って、体内の組織蛋白質が活性酸素の働きで異常蛋白質となって蓄積してくる。加齢に伴う代謝回転の低下は、異常蛋白質の蓄積をさらに増加させて老化が促進される。

 実験動物では食餌制限によって蛋白質の分解半減期が短縮することが認められており、蛋白質の代謝回転を高めることによる異常蛋白質蓄積の低下が寿命延長をもたらすとされる。

     (2000 6/24「食と健康フォーラム」講演集より一部抜粋)


 以上の内容を要約すれば、肥満は老化防止の大敵であるということ。そして、活性酸素の働きで異状蛋白質が蓄積すると老化を加速させるので、活性酸素の働きを抑える「食事」→「食餌」が必要であるということであり、その為にどのような具体策があるのかは、お偉い先生方は述べていない。
 これじゃ、凡人はどうすれば良いか判らないではないか・・・・

 私は、積極的に良質の健康食品を摂取することで、活性酸素対策を行うこととした。 老化を意識する40歳代半ばから実行中である。多分もっと対処することで、120歳までは長生きできるはずだと信じて・・・・。

     ▼私が実践する「長寿の秘 訣?」 ・・ おなか健康!不老の秘訣? 



2001/09/30
≪要約≫
  中国・広州から東へ400キロの街、梅県(メイシェン)。この地方の大多数が客家(はっか)と呼ばれる漢民族が住んでおり、何百年も昔から健康で長生きするという伝説があるという。男性の平均寿命は77.3歳、女性は83.2歳で、最長寿を誇る日本に迫る。長寿地域では一般的に血管疾患による死亡率が極めて低い。梅県では血管疾患の発生率が低い要因には、独特 の食生活に大きな鍵があった。
 梅県では、とうもろこしや米、麦など脂質の低い 穀物類からカロリーを摂取し、更に、塩分の排出を促す食物繊維とカリウムも、野菜や果物から多量に摂取し、血中コレステロール量を低く保つ食生活をしている。
 でも梅県での日常食べている食材から計測してみると、コレステロール摂取量は理想的な数値を大幅に上回る値だったが、タウリンも多かった。タウリンはアミノ酸の一種で、ストレス抑制作用と体内の余分 なコレステロールを排出する効果がある。
 このタウリンは、魚介類や動物の内臓に特に多く含まれる。客家の人々は体力を維持するため豚肉 や内臓系の料理を好んで食べる。このことが結果的に血管疾患の発病を抑え、長寿を生み出す要因となっていたのだ。

 最近の調査では、食生活の欧米化が大きな要因により、日本人の血中コレステロール値は上昇続けており、10歳から19歳の子供の数値が 大きく上昇している。日本の若年層はコレステロールの多い食生活を送る反面、タウリンの補給源である魚介類の摂取量が少なくなっているからである。
 タウリンを効果的に摂取するには、鳥のレバーや牛タンなどがお勧め。また、アサリやかつおぶしなどの魚介類を日頃の食生活にプラスする事。塩分を控え、肉の脂身は熱湯をかけるなど調理法を工夫すると良い。

     ------New Sphere 進化研究と社会 人間と進化
なぜ人間には「死」があるか
50才からの大道楽
「老いても現役 〜高齢者の頭脳に迫る〜」

老化について healthクリック
老化の科学入門
高齢者福祉関連リンク集
財団法人ぼけ予防協会
生と死の謎を解く「アポトーシスの科学」 日製産業
死の総合研究所


2001/09/13
     ------日経ヘルス・News 2001/09/13 
  年をとったマウスを低カロリー食に切り換えたら、短期間で、老化の進行を抑える効果が現れたと、カリフォルニア大学リバーサイド校の研究者が発表した。

 若いマウスと老齢のマウスを低カロリー食で育てたあと、肝臓の細胞で遺伝子の変化を調 べた結果、老齢のマウスでは遺伝子が若返る方向に変化しており、低カロリー食で老化の進行が抑えられて寿命が伸びたことが判明した。さらに、若いころから低カロリー食で育てたマウスはもっと長命だったという。


2001/08/03
     Nikkei BP MedWave ’01/08/03 
     Mainichi Newsくらし・娯楽 ’01/08/03 
     Yomiuri On Line News社会 ’01/08/03 
     Asahi.com生活 > 医療・健康  ’01/08/03 
『厚生労働省が8/2に公表した「2000年簡易生命表」によると、平均寿命(0歳の平均余命)は男性が77.64年(対前年比0.54年増)、女性が84.62年(同0.63年増)だった。これまでと同様、世界の中でトップクラスの水準を維持している。なお、平均寿命の男女差は6.98年となり、前年より0.09年さらに拡大した。』と、報じている。

▼詳細については、 厚生労働省のホームページまで


2001/07/22
     Medwave・コラム医師も戸惑う健康情報/小内 亨
『人成長ホルモン療法における成長ホルモンはペプチドホルモンであり、飲んでも消化管でアミノ酸に分解されてしまうため、経口剤とはならず、その効果を発揮させるためには毎日注射を打つしかない。それでも、米国では若返りのため人成長ホルモン療法を受けている人は1万人に及ぶという。
成長ホルモンを投与して老化を防ぐということの理論的根拠は、New England Journal of Medicineに発表された論文に基づいているようだ。成長ホルモンの補充により、筋肉量の増加、脂肪の減少、皮膚状態の改善などが期待され、種々の老化に伴う問題が解決するというのだが・・・・・、 成長ホルモンの血液中の濃度が正常範囲ならば副作用はないと考えられるが、過剰症ではどのような問題が起こりうるかは先端肥大症を連想すれば分かる。過剰状態が体によいわけはない。・・・・
成長ホルモン自体には細胞を若返らせる効果はなく、細胞増殖を刺激したり、タンパク同化を促進させたりして、見かけ上若い体にするだけであり、人成長ホルモン療法はただ老体に鞭打つような治療にしか思えない。』と、結んでいる。

 やっぱりそうでしょうね。 毎日注射することが必要な治療方法って、良いことはないのは、それだけで理解できそうですね。


2001.06.18
   ------US Health News 
 ビタミンEのなかでも最大の効果があり、吸収し易いのが天然ビタミンEであるという研究結果が出ているという話題です。

 やはり、ポイントは「天然のビタミンE」という点です。 サプリメントを選ぶ際の目安にしたい項目です。

 アルツハイマー予防や活性酸素対策に効果が高いことが指摘されている「ビタミンE」について、老化現象やをも遅らせる働きがあり、更に不妊症対策にも効果があるという。

▼豊富なE
 各種の病気に罹る危険率を下げる効能のほかに、ビタミンEの老化防止特性が免疫全般を強めるという。
その理由として、健康な初老者を対象に、B型肝炎、破傷風、ジフテリアおよび肺炎に対する予防接種に伴いビタミンEを与えた所、免疫系機能の著しい増加を示したという。(JAMA 1997; 277:1380-1386)。

 更に、ビタミンEを毎日服用していた不妊症の夫婦の精子活性度及び受精レベルが向上したという。(J Androl 1996; 17:530-537)。

▼予防とビタミンE
 ビタミンEを毎日服用している人ループを5〜8年間追跡した結果、天然のビタミンEを摂る事によりガンと診断されたケースが32%、ガンと診断され死亡したケースが41%にそれぞれ減少した ということより、ビタミンEは癌を含む一連の病気に罹る可能性を減少させるという(J Natl Cancer Inst 1998; 90:440-446)。

 更にビタミンEの服用は心臓麻痺、心臓発作の危険率の減少させる可能性もあると、心臓血管疾患の発症生態と予防に関する第41回会議における研究討議で報告された。

 ビタミンEは単独でも有効な老化防止ビタミンなのですが、ビタミンE、ビタミンA、ビタミンCに加えベータカロチン、セレンなど相互作用のあるものを含んだ自然のものには老化防止を一層高めるという。

 これは、良く云われるところの、複数の野菜果物を食べることで、これらに含まれ複数の酵素が相互作用の働きで効果が倍増するという効果なのでしょうね。

▼Eの解明
 ビタミンEの豊富な食物は、種子、ナッツ、全穀類、不飽和植物油、アスパラガス、アボカド、ベリー類、および濃緑葉野菜ですが、食物源だけではビタミンEの効果を得られるほどの量は摂れないと云うことですので、天然の成分を含んだ良質のサプリメントを選んで、補うことが大切と云うことのようですね。

 この良質のサプリメントを選ぶ皆さんの目が、老化防止の度合いを左右し、長年の使用で相当さが出てくるものと思います。

《参考情報》
「果物と野菜の濃縮抽出物の摂取による血漿中のカロチノイド、アルファ・トコフェロール及び過酸化脂質の変化」
「野菜と果物の抽出物が高齢者におけるリンパ球のDNAに対する損傷を減少させる」
「野菜と果物の抽出物を補助食品として摂り、高齢者の喫煙者および非喫煙者が免疫機 能を改善する」
  --------私が集めた或るサプリメントの参考文献の日本語翻訳情報

●長寿関係の情報を纏め、私なりに纏めた「長寿の秘訣」 

2001.04.09
 「健康」とは? 改めてこう問われると、答えに窮するのですが、このサイトの「健康感」は、人の生きがいや尊厳といった人間的見地からの視点で「健康」を捉えおり、これからのあなたの「健康感」を見つめなおす為に、非常に有効なものとなるページです。
 「健康」とは病気でない状態ということには違いないのですが、病気を予防することこそが健康であると考えても、ちょっとしんどいものがあります。又一方では、大半の方がそうである様に、自覚症状さえなければ健康には無関心で、不摂生な生活習慣に陥りっていながら、それを改めもせず、いったん病気を抱えると医療へ盲目的に依存し、失意うちに、生きる意欲を失ってしまう方をよく見かけます。
 何のための「健康」なのか、目的が不明確のまま、ただ単に健康志向に走りっても、長続きがしないのも事実です。

 病気を目の仇にした健康を考える時代は終わりにし、これからの超高齢化社会において社会的にも味がある高いクオリティ オブ ライフ(生活の質)を持つ人生を刻んでいくための一つの手段として、このような人生を支える望ましい心と身体の状態であるという視点で「健康」を捉えたときに、「健康」とはどうあれば良いのか、自ずと見えてくる様にも思います。

 そんなヒントが見つかることが大いに期待できるサイトです。

▼ミレニアムヘルスフォーラム推進委員会 委員長 水野 肇 氏の「健康観革命」

  • クオリティ オブ ライフ(生活の質)を支える“健康”
  • 新しい“健康”は、自立した強い意志と主体的な行動によって実現する
  • 人としての尊厳ある“死”
  • 健康であることは社会への義務、人々が健康であることは社会にとっての大きな財産
  • 自分の健康は自分で守る!
新しい健康観
  1. 人生80年時代を生きる!/青山 英康氏(岡山大学名誉教授)
  2. 「健康日本21」 施策について/佐桝 進氏(厚生省保健医療局 地域保険・健康増進課長)
  3. 医療保健、介護保健の財政破綻を救う「健康づくり」/田中 一哉氏(国民健康保健中央会 企画部長)
  4. 生活習慣病対策、健康教育のポイント/辻 一郎氏(東北大学医学部 教授)
  5. 健康長寿日本一の町 −なぜ?/三浦 大助氏(長野県佐久市 市長)
  6. 健康づくりは楽しく。サラリーマンやOLを救え!/渡辺 俊介氏(日本経済新聞 論説委員)
  7. 長野県の保健行政について/小林 文宗氏(長野県 衛生部長)
  8. 「共感できる医療」へ/鎌田 実氏(諏訪中央病院 院長) 
  9. 「長野モデル」とこれからのテーマ/飯島 裕一氏(信濃毎日新聞社 編集委員)

2001.02.26
人は何歳まで生きられるか〜新世紀、30年後に人類が迎える難題  
   → Health Media 

 1月13日東京工科大学で、公開講座--バイオ最前線「人は何歳まで生きられるか?」が開催され、相磯秀夫氏(同大学学長)、軽部征夫氏(東京大学国際・産学共同研究センター・センター長)が講演された、そのレポート記事。

▼”長寿の夢”、その前に食糧の枯渇

    120歳まで生きられる可能性は立証されているが、人口増加、熱帯雨林の消失、耕地の砂漠化等により、新世紀に誕生した子供たちの”長寿の夢”は食糧源の枯渇、飢餓による衰弱死により夢のまた夢になろうとしているという。
▼遺伝子組み換え、アレルギーを引き起こす可能性で一騒動

    飢餓を防ぐためにも遺伝子組み換え技術による食糧の増産が必要とはなるが、その遺伝子組み換え食品については、安全面での十分な検証が行われていないために、その対応が今後は多いに問題になるであろう。
▼迫りくる食糧危機、問われる遺伝子組み換え食品の是非

    食糧危機と遺伝子組み換え食品の問題は、人類につきつけられた課題であり、30年後の人口増加と食糧枯渇の前にいやおうなく選択を迫られることにはなる。しかし、現在の遺伝子組み換え食品のマイナスイメージを払拭するために、大手の遺伝子組み換え食品企業は、消費者サイドに立って、「栄養強化」という面へ方向転換しつつあるというが、飢餓を克服する為にも、今後数十年かけて、人類は自らの体で遺伝子組み換え食品の検証を行うという道を選ばざるを得ないのでは?。
▼活性酸素の発生を抑えると寿命が延びる

    冬眠した動物は長生きする。これは活性酸素の発生を抑えるためである。身体には活性酸素を排除する防衛機能も備わっているが加齢と共にその機能が落ちてくる。活性酸素を除去する作用は食品にもある。抗酸化作用を持つビタミンCやEを多く含む食材である。果物や緑黄色野菜に含まれるカロチノイド(色素)も役に立つが、農薬散布された食材だと、逆に活性酸素を過剰に発生させかねない。
▼カロリーを制限すると老化が遅れる

    Science誌'99年/8月号でも紹介された例として、カロリー摂取量を減らしたネズミは他のネズミと比べ、 50%も長く生きたという。
▼「飽食」か「適食」か、地球レベルの問題に

最も長寿な職業は、解脱してから1,800キロカロリーくらいしか摂らない禅宗の僧侶か。カロリー制限すると、活性酸素が出にくくなり、老化の速度が遅くなるためという。 低カロリー食の効用は寿命を延ばすこと以外に他の疾病の改善にも関与しているといわれる。寿命に「節食」が深く関与しているならば、遺伝子組み換え技術で30年後の食糧危機に備えるか、この「適食」で長寿への夢をつなぐのかの選択が迫られる時期が到来しつつある。

≪関連情報≫

  ------------------日経ビジネスオンライン

■とし坊のWebのつまみ食い/「長寿の秘訣」 




2001.01.24
   → Yomiuri On-Lineからだけあ 

≪「からだけあ」のコメント≫
米国のシンクタンクが独自に調査したところ、日本政府の公式推計より10歳以上も長生きする可能性があることが23日、明らかになった。過去の死亡率などを基に確率的に推計する方法で、日本の2050年の平均寿命は、2/3の 「確率」で93.2歳になる。逆に、90歳に達しない確率は1/6程度しかない。
 あと50年後ということは、私は100才の一歩手前・・・、目標は120才だから、この調査結果についてコメントをするならば、過去の日本人は粗食で今の平均寿命を延ばしてきたとは思いますが、今の若い世代の食生活から、私のような素人から推し量っても、現時点の平均寿命80才前後から延びるとは思えないのですが、皆さんはどう思われますか。
 以下のサイトの情報から探って見て下さい。

≪関連情報≫


2001.01.08
   ------US Health News 
 老化や成人病と深いかかわりを持つ、フリーラジカル・活性酸素による体の酸 化についての、私にとっては非常に気になる情報でありお薦めの記事です。
 30才を過ぎればこの老化を意識した生活が必要であり、その為にも是非とも 知っておいて欲しい情報です。

≪US Health Newsのコメント≫
『老化による衰退を遅らせる若さの泉をお探しですか? 若さの泉とはいかないまでも、抗酸化剤がその期待にこたえてくれるかもしれません。ビタミンCやEそしてカロチノイドのような抗酸化剤栄養素が老化の進行を遅らせるだけでなく、がんや心臓病、卒中、白内障の危険性低下を示す研究報告が多く発表されています。』

    ▼酸素:味方と敵   ▼酸敗の回避
    ▼進化を促す     ▼体内で衝突するモノ
    ▼チーム結成
      『スワンソン博士によると、抗酸化剤は単一では効果が薄いが、様々な抗酸化防衛メカニズムの組み合わせを利用すれば、強力な効果が発揮できるそうです。  例えば、ビタミンEが有害なラジカルを無力化する時、ビタミンCとの相互作用によって元の形に再生処理される。体が抗酸化剤のきちんとした供給を維持するために利用する唯一のメカニズムが、このリサイクルなのだという。だから、抗酸化栄養素は、食生活や栄養サプリメントを通して常に補充される必要がある。』
    ▼がんを減らす
      『食生活の中で、色のついた食品を数多く食べると、抗酸化栄養素をうんざりするほど摂ることになる(色素は有効な栄養素を含んでいる)。食生活が野菜や果物、未精白穀類などで様々に彩られていれば、莫大な数の抗酸化剤が力を合わせ相助作用を行って、発癌物質に対するきちんとした防衛が実行できることになる。最近の研究によると、ブロッコリーやストロベリーのような食品は、サプリメントより多くの抗酸化剤を含んでおり、有機栽培食物はさらに強い抗酸化力を備えている。正しい食べ方をすることで可能なことはたくさんある。』
    ▼サプリメントの証明
      『抗酸化剤サプリメントの価値は、多くの臨床的研究で裏付けられており、適量をバランスよく摂取するなら、疑いなくその価値は認められる。』
    ▼影響の過多
      『重要なのはアルコールや医薬品、放射線、喫煙のようなフリーラジカル酸化剤に触れる機会を減らしてダメージを受ける割合を低下していくこと。』
    ▼脳の健康維持にビタミンCとEがチーム結成
    ▼抗酸化剤のグルタチオンがインフルエンザを予防する
    ▼抗酸化剤まとめ

 最近の研究によれば、「一回に抗酸化剤一種を摂ってもうまく働かないし、むしろ、いろいろな抗酸化剤を一緒に働かせると効果が発揮できる」という事の様ですので、この辺をしっかりと抑えておく必要があります。
 食生活の中でも、色取りの良い食品や未精白穀類を数多く食べること(色素には有効な酵素が多く含まれている)で、抗酸化力が相互作用をあらわし、発ガン物質に対する防御作用を発揮することは、多くの研究の結果明らかになってきているということであり、その中でも有機栽培食物はさらに強い抗酸化力を備えているという記述も見逃してはならないと思います。

 又、抗酸化剤サプリメントを適量摂る事は、臨床試験からもその効果は認められつつあり、私の現在愛用しているサプリメントの選択も間違いではない様に思えます。 今回ご紹介するこの様な、何気ない情報の中にも、老化防止の為のヒントが一杯ちりばめられていますし、それをいかに早くから実践する事が大切なのかを訴えているのですが、中々聞いてもらえていないのが残念でなりません。

 更に、サプリメントとしての抗酸化剤を摂り入れる前にもっと重要なのは、日常の生活の中でのアルコールや医薬品、放射線、喫煙のようなフリーラジカル酸化剤に触れる機会を減らしてダメージを受ける割合を減らす事であり、以外と実践されていない事の方も残念でなりません。

≪参考情報≫
  ◎私の健康で長生きする為の「長寿対策」
  ◎何故、乳酸菌が健康に良いのか?
  ◎野菜と果物だけで生活習慣病に勝てる! 
  ◎癌を予防する栄養補助食品


2000.12.07
 ルポライター吉村克己氏の医療関連の記事が纏められています。

 『不老不死は古来、権力者たちの永遠のテーマだった。人間はなぜ老い、死ななければならないのか。近年、死の謎が細胞や免疫などの観点から少しずつ解き明かされようとしている。果たして人間は老化をくい止めることができるのだろうか。』というように、私が最も気にしている話題ですが、(有)光英科学研究所の「腸内細菌と老化・免疫の話」を挙げられて、腸内環境の維持に努めることがいちばんの薬ではないだろうかと、結ばれていた事は以外でしたが、私が実践している老化防止策にも一理が有るものと、勇気付けられました。
  • 生物のリズムを研究
  • 細胞の老化を防ぐ酵素
●長寿関係の情報を纏め、私なりに纏めた「長寿の秘訣」 

2000.10.26

 健康産業新聞メディカルニュートリションに、私が最も気にしている「食」の機能性に関する情報が掲載されております。
 連載の形で「治療・予防食を巡る国研動向を探る」と銘打っており、お薦めの情報です。 

    ≪メディカルニュートリションのコメント≫
     『医療者や患者から新たな医療を求める声が高まっており、最も注目されているのが「食」の分野だ。欧米では既に医療に食品が利用されており、日本でも食品の機能性が医療に貢献していく可能性は大きい。この新連載では、予防医療に関わる食品の機能性について、研究動向を紹介する。 』

    ■セミナー報告: 野本亀久雄氏が講演 「 生体防御の機能維持で病気との共生を」

    ≪メディカルニュートリションのコメント≫
    日本型食材の研究もスタート: 食生活の欧米化が進み、従来の日本食のタンパク質と脂質、炭水化物のバランスのうち、脂質部分が増えている。「食」バランスの偏りは肥満の要因となり、生活習慣病を引き起こす。また、生活習慣病の予備軍が多いこと明らかになり、国家的な問題ともなっている。この生活習慣病の予防や治療に貢献する研究について触れる。』

    ■健康食品調査報告:栄養補助食品、制度化踏まえ実態調査(国立健康・栄養研究所)

    ≪メディカルニュートリションのコメント≫
    『厚生省国立健康・栄養研究所は、国民の健康保持と増進に関する調査研究をはじめ、国民の栄養や食生活に関する調査研究を行い、公衆衛生の向上及び増進をはかることを目的とする研究機関。現代社会に増加する生活習慣病の有効な治療法が求められているなかで、その確立に向けて研究を行っている同研究所の臨床栄養部の主な研究を紹介する。 』

    ■糖輸送体が糖尿病予防の鍵
    ■連載:医療新時代 「予防医療への挑戦(笹塚クリニック)」

    ≪メディカルニュートリションのコメント≫
    ■抗酸化成分で脳機能改善を(食品総合研究所・企画科長:津志田藤二郎氏)
      「食品素材の中に は抗酸化成分と、それを助ける協奏成分があり、それらの成分のバランスは食品素材によって異な り、加工調理によっても変化することが明らかになった。今後は協奏成分の存在を考慮した食品開発や食事を考えることが重要」と説明する。」

    ■連載:医療新時代 「予防医療への挑戦(ホリスティック医学アカデミー)」

    ≪メディカルニュートリションのコメント≫
    ■豊かな高齢社会を目指す研究事業
      「埼玉県立がんセンター研究所の菅沼雅美主任研究員らによる「緑茶による老年病予防に関する研究」は、平成11年度の研究課題のひとつ。老年病に対する緑茶カテキンの機能性を検証した、その研究報告が今年4月にまとめられた。」

    ■サイトカイン抑制など機能性を確認
    ■連載:医療新時代 「予防医療への挑戦(城西総合健診センター・クラブJS)」


2000.09.25

『健康でいきいきとした毎日をいつまでも送りたい。これは、誰もが願うことです。しかし、大気汚染が進み、ストレスも多く、不規則な生活を送りがちとなり、健康を維持していくことが難しくなってきております。だから日頃から、バランスのとれた食事を基本にすると共に、健康を守る働きのある栄養素の一つであるビタミンを十分にとる必要があります。
ビタミンの中でも最近注目されているのが抗酸化作用をもったビタミンで、主なものにビタミンC、ビタミンE、β−カロテンがあります。これらが、がんや成人病を予防したり、老化を遅らせる働きもあることが判ってきた・・・。』という、フレーズで始まるこのページから、抗酸化ビタミンについての情報を見直して、長生き致しましょう!。

 やはり、老化は食事の中身で差がつきます。毎日のチョットした食事の内容を見直すだけで、老化をかなり遅らせる事が出来ると、実感できるのは40歳代後半からだと思いますが、人生80年の時代ですので、今からでも遅くは無いので、意識して食事内容に気をつけましょう。

  • 「抗酸化ビタミンとは読んで字のごとく、酸化を防ぐビタミンです。」
    1. 体内にとり込まれた酸素のうち約2%が不安定な形の「活性酸素」で漂っている。
    2. 安定した形になろうと暴れまわり、フリーラジカルと呼ばれる物質を作りだし、それが細胞に障害を起こさせる。
    3. 激しい運動ストレスなども、活性酸素やフリーラジカルの生成を促進します。
  • フリーラジカルは細胞を攻撃する度に過酸化脂質をどんどん増やす
    1. 細胞が壊され続け、過酸化脂質が増えると、がんや成人病へと繋がり、老化を早める
    2. でも、からだに備わっている防御機能が働いて、酸化を抑えるのが、抗酸化酵素と抗酸化ビタミン
    3. 抗酸化ビタミンは、細胞を壊そうとする活性酸素やフリーラジカルを取り除いてくれる
    4. 日頃から抗酸化ビタミンを十分摂れば、がんや成人病を予防し、老化を遅らせることができ る
  • 抗酸化ビタミンであるビタミンCとビタミンEとβ−カロテンの特徴は
    1. ビタミンCは水に溶け易く、からだの中では水溶液の部分に含まれている
    2. からだの六割位が水分であり、そこにフリーラジカルが発生した場合は、溶けているビタミンCが作用する
        ビタミンCの抗酸化作用以外の働きとして、細胞と細胞をつなぐコラーゲンの生成を助けたり、鉄の吸収をよくしたり、免疫機能を正常に保つ働きをしたり、発がん物質であるニトロソアミンの形成を防ぐ働きがある。

    3. ビタミンEは油に溶けるビタミン
        ・脂質からできている細胞膜や血液中のコレステロールを運ぶ物質(リポたんぱく)などに多く含まれている。
        ・ビタミンEはフリーラジカルをやっつける力が強い、強力な抗酸化ビタミン
        ・動脈硬化の原因といわれる悪玉コレステロールも、コレステロールが酸化されて悪玉に変わることがわかってきた。
        ・抹梢血管を拡張し血液の循環をよくしたり、発がん物質であるニトロソアミンの形成を防いだり、妊娠・出産に関わる働きをもっている。
  • β−カロテンは、緑黄色野菜や果物等に含まれいる色素の一つ
    1. β−カロテンがからだの中で必要に応じてビタミンAになる
    2. β−カロテンも油に溶けやすい性質を持っている。ビタミンE同様、細胞膜やリポたんぱく質の中に多く含まれ、活性酸素やフリーラジカルの攻撃を防ぐ
    3. 前がん細胞を増殖することを抑えて、がんに進行していくのを妨げる
  • ビタミンB2は、水に溶けやすいビタミンの一つ
    1. 動脈硬化の元凶とされる過酸化脂質(いわゆる細胞の酸化)を分解するのを助けます。
    2. コレステロールの低下や血液の固まりやすさを正常に保つ働きもある
        動脈硬化が気になるときは、ビタミンB2を意識してとりましょう。
    3. 成長を促進するのに必要なビタミン
    4. 皮膚や目、鼻、口などの粘膜を健康に保つために必要な栄養素でもある
  • ビタミンCを多く含む食品は、果物、野菜、いも類、お茶などです
    1. 水に溶けやすく、その上熱に弱く、空気やアルカリ、酵素によっても壊されてしまうので、調理法に十分注意が必要
    2. 空気に触れると酸化して効力がなくなるので、切ったり、おろしたりするには食べる直前に
    3. 野菜ジュースやおろしなど、生のままのときは、レモン汁や酢を加えて酸化を抑えるのがコツ
  • ビタミンEを多く含む食品は、植物油、ナッツ類、魚など
    1. 脂溶性なので、油と組み合わせてとると吸収率がよい
    2. 油を使った加工食品にはビタミンEが添加されているので酸化を防止しているが、油は古いものだと過酸化脂質を生成し、逆効果
    3. 紫外線にも弱いので、保存するときは冷暗所に
  • β−カロテンを多く含む食品は、緑黄色野菜や果物など
    1. 脂溶性で熱に強いため、油と一緒にとると吸収もよい
    2. ビタミンEを多く含む植物油を使うと、β−カロテンの酸化を防ぐ
  • ビタミンB2を多く含む食品は、牛乳・乳製品、納豆、卵、ナッツ類、胚芽、レバーなど
    1. たんぱく質と一緒にとると効率よく体内で利用される

    『抗酸化ビタミンも体の防御機構の一つ、抗酸化ビタミンだけをとっていれば良いというわけではないということ、
    これらのビタミンが十分効果を出すにも、毎日のバランスのとれた食生活が基本になることを忘れてはなりません。』と結ばれています。


  • 2000.09.18

    100歳への条件・秘訣長寿保健福祉調査より−
         -----「健康ネット」健康長寿のページより---
     世界でも極めてユニークな100歳以上の長寿者を対象とした面接調査が、(財)健康・体力づくり事業財団によって実施され、その内容が紹介されています。

    ▼1.全国高齢者名簿登載者の構成

      1)全国高齢者名簿登載者の性・年齢別分布
      2)全国高齢者名簿登載者の都道府県別分布
      全国高齢者の分布は、概ね西高東低型であり、全国高齢者の多い県は九州・中国・四国地区に集中し、逆に少ない県は関東・東北地区が主である。
    ▼2.長寿者(調査回答者)の特性
      1)平均身長・平均体重(自由回答)
      2)両親の死亡年齢及び兄弟姉妹の死亡年齢(自由回答)
      長寿者の両親および兄弟姉妹には長生きの人が多い。
    ▼3.長寿者の生活歴
      1)最も長く住んでいたところ(単数回答)
      7割の長寿者が現在の住所で長年暮らしている。最も長く住んでいたところが「現住所」であるという人が69%となっている。
      2)一番長く従事していた職業(単数回答)
      長寿者の職業は農林業が最も多く、一番長く従事した職業としては、「農業・林業」が42%で最も多いが、昭和56年度調査に比べてその割合は低くなっている。やはりサラリーマンはストレスが多いって事なのか? 未だ未だサラリーマンとして働いた世代が100歳台に達して入ないって事なのでしょうね。
      3)現在の喫煙・飲酒状況
      長寿者で現在タバコを吸っている人は男性では11%であり、昭和56年度調査に比べて比率は低い。「以前は吸っていた」は36%と、喫煙中止者の割合が増えている。

      現在酒を飲んでいる人の飲酒量をみると、男性の78%、女性の93%は「1日に日本酒で1合未満」であり、殆どの人が適量あるいはそれ以下である。

      4)70〜80歳頃の状況

        @運動の頻度(単数回答−自由回答)
        運動をしていた人は半数以上で、内容は散歩が主である。長寿者が70〜80歳の頃、運動をしてたという人は52%であり、その頻度をみると「ほぼ毎日」という人が43%と圧倒的に多い。
        A趣味の有無(単数回答−自由回答)
        趣味を持っていた人は男性で7割、女性で6割であり、種類では男性で「園芸・庭いじり」女性で「和裁・編物・手芸・洋裁」が第1位を占める。

        この結果は当然ですね。趣味無くしては、生きては行けないという事が裏打ちされたデータだと思います。

        B生きがい(複数回答)
        生きがいとして感じていたのは「働くこと」が第1位であると云う事ですが、これについては、将来的には減るように推測致しますが・・・。
        Cサポートネットワーク(相談・支援の相手)
        病気などで困った時、面倒をみてくれた人は圧倒的に家族であるということは、やはり子供はスープの冷めない距離にすんでいる事が条件の様にも思います。
        D中年(40歳頃)以降の食事のとり方留意点
        長寿者が食事のとり方について中年以降心がけているものとして、「1日3回規則正しく食べていた」が72%を占め最も多く、以下「腹八分目」(49%)、「家族そろっての食事」(47%)、「緑黄色の野菜を食べる」(45%)等が上位となっている。

      5)日常生活の活動能力(単数回答)
      長寿者の日常生活状況をみると「1日中ベッドで過ごす」が31%、「ベッド上の生活が主体」が26%であり、寝たきりまたはほとんど寝たきりの状態の人が57%を占める。と云う事ですが、やはり理想は健老死ということでしょうか。
      6)長寿のための心がけ(複数回答)
      長寿のための心がけベスト5は、「食事に気をつける」「物事にこだわらない」「規則正しい生活」「睡眠・休養を十分にとる」「適当な運動をする」である。
      7)長寿の秘訣(単数回答−自由回答)
      長寿の秘訣について、1つだけ自由に回答してもらった結果の上位ベスト20でみると、長寿の秘訣としては、「物事にこだわらない」をあげる人が男女とも15%で最も多い。次いで「腹八分目・暴飲暴食をしない」。

    2000.06.26

    「健康グッズ」これは効いた!(BackNumber)
         -----週間現代Online
     週間現代に紹介された「健康関連グッズ」が紹介されていますので、参考にされては如何でしょうか。

    加齢臭を防ぐ
    肝機能を回復させる
    野菜不足を解消
    生活習慣病の予防
    免疫力を高める


    2000.06.19

    老化は防げるか
       ------−-------日経サイエンス1月号 1999.11.25
    動物を使った研究や長寿を誇る人の疫学的研究などから,老化のメカニズムは着実に解明されつつある。
    テロメアとガン
       ------−-------日経サイエンス'96/4月号1996.03.25

    染色体末端に存在するテロメア。老化研究で大きな話題となりましたが,老化と表裏一体のガンの研究からも注目を集めています。

    カロリー制限が老化を遅らせる
      ---------Nikkei Science '96/3月号 1996.02.24
         /R.ヴァインドルッヒ


    2000.06.12

    抗酸化物質 Vs. アルツハイマー病
         ------US HEALTH NEWS

     『American Journal of Clinical Nutrition(Vol 71, 2/00)によると、ビタミンA、C、Eやセレニウムなどの抗酸化物質は、老人の知的機能を低下させる主な原因であるアルツハイマー病を予防したり、その症状を軽減させる効果があるとされています。』

    2000.06.05

    ●『長寿の源 沖縄料理
           ------Yomiuri On-Lineいきいき健考人・からだけあ
    沖縄は、世界有数の長寿地域としても知られる。100歳以上が365人(1999年9月末)もいて、超高齢者の元気ぶりは目を見張る。健康県を支える沖縄料理の奥深さが注目されている。
    ◆豚 頭から足まで食べ、活力
    ◆豆腐2倍食べる
    ◆苦みが消化液分泌促すゴーヤ
    ◆海ブドウ常食
    ◆食塩は少ない
    ◆のんびりもいい
    ●『 更年期障害を薬で改善 エストロゲン服用 ホルモン補い “老人病”も防ぐ(
           ------Yomiuri On-Lineいきいき健考人・からだけあ
    発汗やいらいらなどで中年女性を悩ませる「更年期障害」。欧米ではこれに対し、「ホルモン補充療法(HRT)」が広く行われている。このHRTについて考えてみませんか?。
    ◆月経不順、ほてり、イライラ、疲労感…
    ◆閉経前後の10年
    ◆動脈硬化を予防 アルツハイマー発症遅らす効果も
    ◆黄体ホルモン併用 欧米では一般的療法
    ◆利点・欠点比べて
    ◆健康に老いる手段 米国の専門家に聞く

    2000.03.28

    老化の科学入門
      〜菅原努著、第二の人生の楽しみ ・「老化学ことはじめ」より
       ------百万遍ネット
     若い読者諸君には、いささか興醒めのタイトルなのですが、毛嫌いせずに覗いてみていただければ、老化に関する研究の経緯を含めて、最新の成果まで優しく読む事が出来て、高齢化社会を別の視点から見直す事が出来きます。

     老化制御が現実的にどんな形になるかを描いた一例が「ガリバー旅行記」であり、この引例からスタートし、高齢社会を迎えた日本でこそ、その活力の維持のために老化を防止し若さを保つことの重要性が再認識されるべきであり、老化研究が今ほど重要性を増している時はないという考え方の元に、話は構成されている。

     乳酸菌が長寿に関係しているとする「メチニコフの長寿の科学的研究」のエピソード、高度な医療やケヤーに支えられて100歳に届いたという有病百寿者の現実、人間の歴史的経緯の中での平均寿命の変化における中世時代の疫病流行の影響等、日本人の寿命がどの様に変化してきたかが、掲載されています。

     はたまた高齢化社会になって労働人口が減って問題だとする考え方は間違っており、70年前の50歳代が現在65歳代の死亡率という事から、死亡率を一つの健康指標と考えると、日本人はそれだけ若返っていることから、高齢化社会をそれ程心配する必要もないとする考え方は非常に興味深いものです。
     平均寿命が延びることは、活性酸素等によって傷つけられる細胞が増えるのであるからガンによる死亡率が上昇するのは当たり前であり、死亡率としてはガンよりも循環器疾患こそ長寿の敵であるというのは、正に頷けるものである。

     その対策として生活習慣病と云う面から「食餌と健康」にも言及していることも、私としては付け加えておきたいと思います。

     環境問題と健康という関連において、大気汚染や内分泌攪乱物質について老化という面における影響は、更に研究が必要であるとしているが、地球温暖化により気候が変化して台風の発生が増え災害死ガ増える事を示唆していることも興味深いものである。
     最新の老化に関する考え方として、「老化は遺伝プログラムかすり切れか」という章に紹介されているので、是非とも一読をお奨めしたいと思います。

     老化に注目した集団の老化速度を表す指標として「ゴムペルツ関数」が解説されており、年令別死亡率を対数目盛りにとって年令に対してプットすると直線になるということで、ヒトの場合はどの集団をとっても40才位以上で直線になるという。面白いことはこの直線部分の傾きが世界中のいろんな集団(国や民族など)で全部同じであるということである。即ち年令と共に段々と死亡率がふえるが、その増え方すなわち老化の早さは世界共通という事実。
     この直線が、平均寿命が伸びると共に死亡率の低い方へ下がって来たが、直線の傾きは依然として同じであり、全体として死亡率は下がったが老化のスピードは変わらないという事実。しかしその年令の死亡率を老化の指標としてみるとわが国では同じ年令で も昔より若くなっているということ。

     これらの事より、私は老化のスピードを落とす為にも、活性酸素対策としてもっと食餌を見直し、果物・野菜を多くして抗酸化性の有る食品を摂りたいと、再認識したのですが、皆さんは如何でしょうか?

    1.老化研究の目標
    2.老化をどのようにして研究するのか
    3.天寿を全うする
    4.平均寿命と最長寿命
    5.日本人の寿命---狩猟採集から農耕へ
    6.日本人の寿命---倭国から江戸まで
    7.日本人の寿命---江戸末期から現代まで
    8.高令化社会の構造
    9.高令化とがん
    10.高令化と循環器疾患
    11.寝たきりと痴呆
    12.環境問題と健康
    13.生物の進化と老化
    14.老化は遺伝プログラムかすり切れか
    15.平均寿命と老化
    16.脳は老化するか
    ≪参項文献≫
    ●「野菜と果物の抽出物を補助食品として摂り,高齢者の喫煙者および非喫煙者が免疫機能を改善する
    ●「野菜と果物の抽出物が高齢者におけるリンパ球のDNAに対する損傷を減少させる
       ------「ジュースプラスについて学術論文で立証されていること
    2000.03.12

    10歳の若返りを可能にした総合ホルモン治療
       ------シロノクリニック
     アメリカ・カリフォルニア州の長寿医学研究所(所長Drチェイン)で開発された「総合ホルモン補充療法」の紹介記事。
    ▼総合ホルモン補充療法とは
    『若返り』を可能にするホルモン補充療法の原理は、加齢と共に降下し始めるホルモン分泌量を、若い頃の水準に戻すという“ホルモンのバランシング”。足りなくなったホルモンを戻りたい水準(年齢)のレベルまで、少量づつ長期間にわたり投与すること。
    ▼治療は次のような手順で行われる
    ▼効果の即効性について
    ▼若返りの効果とバリエーション
    ▼全身ホルモン療法 Q&A

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