記号論的萌え学概論2
「自然は球、円柱、円錐に還元できる」
後期印象派の画家にして、「近代芸術の父」と呼ばれるポール・セザンヌの有名な言葉であります。
ピカソなどを代表とするキュビスムの画家達が、この言葉を拠り所に絵を構築するなど、近代芸術に
多大な影響を及ぼしたのでありました。
無秩序、不規則に見える木々や山々の中に、ある法則を見出そうという、あるいは見出したのかも知
れない一例であります。
彼は同じ山(サント・ビクトワール山)を観察し続け、何枚も何枚も描き落としました。
そうした中で一つの結論、法則を得たのでした。
私もまだまだ観察が足りん、と思った次第であります。
これからさらに萌え絵の観察に励み、萌えの法則の発見に努めようと思った次第であります。
でも火星を四六時中穴が開くほど観察し続けたために、有りもしない運河が地表面に見える幻想に
囚われてしまった天文学者さんがいらっしゃいましたっけ。
やはり何事もほどほどが一番ですか。何より観察する対象が対象だけに。
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2005/2/16