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 桜の季節の北六甲台は、あちこちでピンクの彩りで染められる。住宅開発に伴い造成された七つの公園には植林されたと思われる多くの桜が成長している。一方で由緒あるお天上山を開発した北六甲台には、計画的に残された自生林もある。その残された自生林の中に、太い幹を持ち枝ぶりを広げた風格のある桜の樹がある。
 2007年4月12日(木)、北六甲台の中を桜スポットを求めて2時間ばかりを散策した。

 北六甲台の西端の北側斜面には、お天上山の裾野に自生していたと思われる桜林が残されている。1丁目の西端北側の坂道沿いに左右のさくら並木を眺めながら下っていく。合流する農道を西に向かい道なりに南に進む。ここから北六甲台の台地を眺めると桜林の見事な枝振りが展望できる。
 天上公園の周囲を桜が縁取りをしている。公園の北側の斜面にも自生の樹と思われる大振りの桜が茂る。満開の季節の公園北側の道路からの両側に咲き誇る桜の眺めは圧巻である。
 平尻公園の北東側の入口から公園に降りる坂道の両側にも桜が茂っている。お天上山に自生していた自然林の一部を残したものだろうか。
 藤原台や鹿の子台の高層住宅が桜の花の先に見え隠れする。北六甲台の北の高台であるここからの遠望と桜の組み合わせが絶好のビューポイントを構成している。
 鍋倉公園、六殿公園、南公園の北六甲台に散在する各公園にもそれぞれに桜が植林されている。
 北六甲台の東の入口近くのエリアにも見事な桜林を楽しむことができる。有馬病院の駐車場の上に生茂る桜林は、歴史を感じさせる大振りの枝を広げた見事なものだ。
 四丁目との境を造る三丁目の西斜面の桜林も自然林の一部を残したものだろうか。大振りの桜が咲き誇る。
 住宅街の中心部に位置する北六甲台小学校の周辺にも桜が散見できる。小学校の校庭北側と幼稚園運動場南側にそれぞれに桜が植えられている。真ん中の道路の両側を覆う桜が散策の足を止めさせる。
 中央公園の北側の桜、向山公園の南入口の傍に立つ大きな一本桜等々・・・。北六甲台の春を彩る多彩な桜が散策する者をあちこちで楽しませてくれる。