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2008.08.16 |
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■北六甲台では、盆踊りは年間を通じて地域最大のイベントである。1ヶ月以上前から自治会を中心に社協、青愛協、婦人部、老人会、子供会など関係団体あげての準備が始まる。子供たちが描いた案内ポスターが、住宅街のあちこちに掲示される。今日はその盆踊りの日である。自治会の会員に事前に配られたプログラム、100円の金券、抽選券がちょっとした楽しみをもたらし参加を促している。開場早々から最後まで社協のテント付近でお付き合いした。
![]() ![]() ![]() ■6時50分、主催者である自治会長の開会挨拶を皮切りにいよいよ盆踊りが始まった。「炭坑節」をはじめ「どらえもん音頭」「河内男節」など盆踊りの定番メロディーが次々と流れる中、櫓を囲む踊りの輪が広がっていく。ジェロのヒット曲「海雪」が今年の踊りの色取りを添えている。 前半の盆踊りの後、来賓の紹介と挨拶がある。市長選挙の年とあってか山田市長も駆けつけて挨拶がある。引き続いて抽選会に移る。丁別に1等から5等までの当選者が次々と読み上げられ、本部席前に集まった参加者たちの歓声と溜息を誘っている。 盆踊りの後半の部が再開された。早目の帰宅が必要な幼児へのお菓子袋のプレゼントも済んだ。徐々に参加者の人ごみが薄れ、会場の熱気が鎮まる中、9時15分頃にようやく長かった盆踊りが終了した。 ■盆踊り会場を老若男女を問わずあらゆる層の地域住民たちが埋めていた。この年一回の地域一体のイベントが、会場のあちこちで様々な形で多くの交流を生みだしている。この街の盆踊りも23回目を数えている。既に多くの子供たちがこの街から巣立っていった。ふるさと意識の希薄な新興住宅街に育った彼らにとって、盆踊りは数少ないふるさとの思い出のひとつになるに違いない。新興住宅街に移り住んだ大人やお年寄たちにとっては、故郷の懐かしい思い出を甦らせるよすがになったのではないか。 |
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