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過去の体験を、ふと思い出した時に書いているページです

最新120分待てってか!?(2005.4.16)


おまけ:高校時代のつとむの事件簿
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露天風呂にて

 ある温泉での出来事です。そこの露天風呂は、男性用と女性用を仕切る板に、隙間がたくさん空いていました。おばさん達が見ている(監視している?)ので、友達と仕切に背中をつけて入浴していたのですが、その時、女性用露天風呂に若い女の子が2人、入ってきたようです・・・

おばさん「ちょっとあんたたち、のぞかれてるわよ!
     ほら、あそこに背中が見えるでしょ」
女の子1「ホントだ〜」
女の子2「でもあの背中の肌の色、A君の肌の色に似てる〜」
女の子1「なんであんた、A君の肌の色、知ってるのよ!」
女の子2「・・・・」

 どうやら僕らは連れの男性と間違われたようです。しかし、となりはとっても気まずい雰囲気・・・。僕らは耐えきれず、くすくすと笑ってしまいました。

女の子2「えーん、笑ってるぅ〜」

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スティングの悲劇

 「スティング」っていう映画をご存じですか? ダスティ・ホフマン主演で、テーマ曲が有名なあの映画です。ある日、深夜放送でこの映画を見ていた時に、悲劇は起こりました。ついうとうとしてしまって、映画の銃声で、はっと目が覚めました。

「バンバーン!」
あっ死んじゃった。あれっ、あれあれっ・・・

 この映画を見たことがある方は、もうおわかりでしょう。僕は、中身を全く見ずに、ラストシーンだけを見てしまったのです。世界中で、たくさんの人が評価しているこの映画。そして、この映画の最大のポイントは、エンディングでの大ドンデン返しなのです。多くの人が味わえる世界遺産を、一つ失った痛恨の一夜でした。

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「氷点」にやられた!

 「氷点」というのは、三浦綾子作のあの有名な小説です。主人公は、不倫の妻への復讐の意を込めて、自分の娘を殺した犯人の娘を引き取り、妻に育てさせる、というあらすじです。クライマックスでは、窮地に追い込まれたその娘、陽子が服毒自殺を図り、ひん死の重体のさなか、実は陽子は犯人の娘ではなかった、という知らせが入ります。「どうか陽子よ、死なないでくれ」という主人公の強い想いに、同化するような気持ちのまま、小説は終わります。

 以前、三浦綾子さんの小説をいくつか読んでいた僕は、ここではた、と思いました。三浦綾子さんは、大のキリスト教信者。「罪を憎んで人を憎まず」というのは、確かキリスト教の教えであったはず。ということは、陽子が犯人の娘でなかったと知ってほっとし、「助かってくれ」という想いを強くした自分は、まさにキリスト教失格。これはやられた!と感じたのは、自分だけでしょうか?

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三浦綾子さんのご冥福をお祈りいたします(1999.10.12)


スキー板の呪い?

 お金のない学生にとって、スキー用具の新調は夢のまた夢。知り合いに頼んで、要らなくなった用具を分けてもらいます。たとえ、前の持ち主が転倒して重傷を負ったというちょっと縁起の悪い板でも、お構いなしです。ところが・・・

 ここは東北のあるスキー場。2泊3日のバスツアーで、朝早くスキー場に到着しました。さあ、3日間滑りまくるぞ!とゲレンデに出たものの、なぜか両手がスースーします。どうやら、グローブを忘れて来てしまったようで、今考えるとこれがケチの始まりでした。しかたがないので、売店で一番安いグローブを探し、泣く泣く兎のマークの入った白いグローブ(9800円)を購入。やっと滑ることができました。

 昼食を食べて、午後は山頂から!とリフト向かう途中、雪面から顔をのぞかせていた草に足を取られて転倒。額に鈍い痛みを感じ、とっさにグローブで額を押さえました。しかし、これがいけなかった。なんと、買ったばかりの真っ白な皮製のグローブが、血で真っ赤に・・・。どうやら転倒の際に、はずれた板で額を強く打ったようで、ふもとの病院で3針縫うことになってしまいました。2泊3日のスキー旅行もパー。やっぱりこの板には、呪いがかけられていたのかも・・・

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大雪で動けない!

 二十歳でスキーを始めた僕は、あっという間にスキーの虜に。しかし、その心とは裏腹に、トラブルや不運が続きます。上記の怪我も、その一つ。特に、東北のスキー場で大雪にあった時は、もう大変でした・・・

 2泊3日のスキー旅行で、貸別荘に宿泊していた僕らは、朝起きてビックリ。別荘がすっぽり雪に埋まっていたのでした。しかも、雪はどんどん降り積もっています。

「この雪じゃ、車が出せないよ。今日はスキーは無理かな・・・」
「それどころか、今日は東京に帰れないんじゃないか?」
「食料ももう無いぞ! このまま動けなかったらどうする?」
「食料買い出し部隊を組んで、町まで歩いて行かないといけないぞ!」

 お昼過ぎにブルドーザーがやってきて、なんとか貸別荘から脱出できた僕らですが、道路が渋滞でぜんぜん動きません。1km進むのに、1時間はかかってしまいます。渋滞にはまっているうちにガソリンがなくなってきて、なんとかスタンドまでたどり着いたものの、ハイオクしかない状態。しかし、それでもまだいい方だったのです。なぜならば、僕らの2〜3台後でハイオクも売り切れてしまったのだから。車の外は、相変わらず猛吹雪。日もだんだんと暮れていく。果たして僕らの運命は・・・

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中尊寺で一人?

 8人の仲間で東北に行った時のことでした。お昼を食べようと、中尊寺の駐車場に車を停めました。弁当があるから、と1人が抜け、昼食後には、昼寝がしたいとまた1人抜けました。残った人達は、食後の散歩に中尊寺へ・・・

「ねえ、金色堂も見て行こうよ」(これ僕)
「なに、それ?」
「それって面白いの?」
「もう疲れちゃったからいいよ」
「えっ、お金取るの。やめた、やめた!」
「先に駐車場に行っているよ。バイバ〜イ」

 さて、ここで問題です。金色堂を見たのは、いったい何人だったでしょうか?

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カシャッ

 真夏のミステリー、あなたを恐怖の渕へお導きいたします。

 僕の大嫌いな音「カシャッ」 

 何の音だと思います? カメラの音ではないです。それは、雨の夜道を歩いていてカタツムリを踏んでしまった時の音・・・カシャッ。

 ちょっとは涼しくなりました?

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キョンキョンの母校に行ったことがあります

 中学校の時は剣道部なんてのに入ってたのですが、地区大会はいつもキョンキョンの母校で行われていました。もちろん当時はキョンキョンも中学生だったので(一つ上)、有名人ではありませんでしたが・・・

 その地区大会で、僕はほとんど勝てませんでした。でも一つ上に前田先輩という強い人がいて、その地区大会で優勝して県大会に進みました。その先輩、何年か前にアラスカに行って「愛なんてもらうもんじゃな〜い」って歌っていたようですが、誰だかわかります?

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芭蕉も人間だった?

 芭蕉は天才!と、小学校の時から教わってきたけど、中でも大好きな句は立石寺で詠んだあの有名な句です。

「閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声」

 この句を最初に聞いた時に僕が思い浮かべたのは、立派な杉並木のあるひんやりとした境内で、ヒグラシだけがカナカナカナと鳴いている夕暮れの風景でした。この風景の中に岩はほとんど出てこないので、「句の中に岩を入れるなんてすごい。芭蕉は天才だ!」と僕は勝手に思いこんでいたのでした。ところが・・・

 あるきっかけで立石寺を訪れる機会を得た僕は、寺でみた風景に愕然としました。なぜならこのお寺の名物は奇岩で、ここで俳句を詠めと言われたら「岩」という文字を入れざるを得ない状況だったからです。やっぱり芭蕉も人間だった・・・僕の芭蕉天才説はもろくもこの日に崩れさったのでした。

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いちご狩りで大渋滞

 厚木に住んでいた時のことでした。子供会のいちご狩りで静岡の久能山のふもとに行って、大渋滞に会いました。道は国道150号線ですが、海と山にはさまれて逃げ場が全くありません。お昼2時ごろ到着予定のいちご園にやっと到着したのは、夜の7時ごろ。小学生だった僕は、すっかりバスに飽きてしまって、大騒ぎしていたように記憶しています。誰がこんな旅行を企画したんだ!と友達と一緒に憤りながら、子供ながらに渋滞の恐ろしさを思い知ったのでした。

 それから十数年たったある日、両親とその時の思い出話をしていた時に母がぽつりと言いました。
「あ〜あ、せっかく自分が企画した旅行だったのに・・・」

 お前が企画したんか〜!!と呆れた反面、当時このことを知らなくてよかったなあ、とほっと胸をなでおろしたのでした。

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120分待てってか!?

 愛・地球博の事前予約をWebで行っていたときの出来事です。このとき、朝9時から予約開始で、2つのパビリオンを予約できることになっていました。アクセスが集中する中、なんとか1つめのパビリオンを予約し、2つめの予約をしようとしたところ、次のような警告が出ました。

「予約と予約の間隔は、120分以上あけて下さい」

 今が9時過ぎだから、2つめの予約は11時過ぎにならないとできないのかっ!? なんというアクセス制限! これはやられた!と思いつつ、しかたがないので11時まで待つことにしました。その間ちらちらとWebを見ると、どんどんと予約が埋まっているのがわかります。「予約が埋まらないでくれ」という必死の祈りが通じたのか、何とか空きを保ったままやっと11時に。しかし同じ警告が出て予約ができません。爆発しそうな怒りをこらえてコールセンターに電話してみると・・・

「その間隔は、予約する時間ではなくて、観覧時間のことなんですよ」

 一瞬あ然としましたが、気を取り直して観覧時間をずらしてみると無事に予約完了! ほっと胸をなで下ろしたのでした。しかし言葉でアクセス制限をかけるなんて、なんて高級な技を使うんだろうと感心してしまいました。それにしても、僕みたいに120分も待ちゃった人は他にどれくらいいるのでしょうかね?

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