GOING TO BELGIUM


Roots Rock Festival.Nidrum,Belgium,1998 Summer

8月3日の(4)

すっかりウキウキしてグランプラスを後にし、空港へと向かった。あとは12時間の飛行を耐えるだけだ。チェックインのときにパリではFに着きますから歩いてCまで行ってください。10分くらいですからと言われた。え、バスじゃないんですか?」「バスだとAを回ってBを回ってそれからCだからすごく遠回りになるんです」「なるほどしかし、この荷物をかついで10分も歩くと思うと・・・。

売店で家族と友人たちに土産を買う。あとコンピレーションCDのおまけが付いたフランスのHM/HR専門雑誌「HARD N HEAVY」があったので買った。向こうの雑誌にしては紙質がよく、写真もきれいで、読めなくたって見るだけでも楽しいだろうと思ったもので。カフェテラスでまたもやビールを飲み、ようやく満足できた。さあ、帰ろう!

そしてパリ。FからCまでの道は死ぬほど遠かった(・_・)。動く歩道はあるものの、途中なんども乗り換えなくてはならないから、そのたびに降ろした荷物を持ち上げなくてはならず、これがもう腰にこたえるのなんのって。

成田行き(というかヌメア行き)の飛行機は帰りも満席。今回は禁煙席の通路側になれたが、スタッフが食事の用意をする場所の横だったので前の座席の下が普通より狭い。機内持ち込みのバッグをここに置いて足置きにする私は、えらく苦労してしまった。土産に買ったチョコレート類は仕方がないので上の棚に上げた。

お腹もいっぱいだし、疲れが最高潮になってきたしで、食事もしないで寝てしまう予定だったのだが、機内のアナウンスで最初の映画が仮面の男だと知り、もう少しがんばることにした。たいした映画ではなかったが、東京でお金を出して見ずにすんだだけでもよかったと思うべきか。

映画が終わるとすぐに爆睡体勢に入ったが、ふくらはぎがパンパンに張っちゃって、つらくて熟睡できない(;_;)。そりゃあ2日間ほとんど立ちっぱなしでコンサート見て、おまけにスリムのジーンズが濡れてどんどん締まってきたのをはき続けたんだものねえ。脚には過酷な境遇だったわけだ。

時々立って足を伸ばす運動をしたり、椅子の上におばさん座りしたりと、あらゆる手段を講じてジタバタしたがどうしようもなかった。またエールフランスってほんとに座席と座席の間が狭いのよねえ。夜便があって便利なのでエールフランスのマイレージに入って、出来るだけ利用しようと思ってたんだけど、次はもういやかも(・_・)。

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