GOING TO BELGIUM


Roots Rock Festival.Nidrum,Belgium,1998 Summer

番外編:野外フェスティバルで生き残る法

「豪雨対策」

(1)靴は水が入らないようなものにする。無理な場合はビニール袋を靴下の上にはき、その上から靴を履いて足を濡らさないようにする。

(結果) はじめは革のウォーキングシューズで行くつもりだったが、これを聞いて前をファスナーで閉められるナイロン製のスニーカーにした。おかげで泥泥になったけれどゴシゴシ洗うことができた。2日目はさらに靴の上からスーパーのポリ袋をかぶせ、輪ゴムで足首をとめた。すべるので歩くときに注意が必要だったが、これは役に立った。

(2)雨用のポンチョかウィンドブレーカーを持参、それに野球帽タイプの帽子をかぶると風が吹いてもポンチョのフードが飛ばされないので万全。

(結果) ポンチョはスポーツ観戦用の全身をすっぽり覆うものがあったのでこれを持参。下に着たジャケットのフードが紐でしぼれたので、風が強いときは、そこに安全ピンで留めてしまうつもりでいた。

(3)タオルを持って行き、万一濡れてしまった場合はマーチャンを適当に買って着替えること。替えのGパンかスラックスを用意できればなお可。

(結果) 飛行機に乗るとき用以外にGパンを1本持っていき、これをライブ用にした。泥だらけになったがあえて洗わず(ホテルにはクリーニングサービスはなく、村にコインランドリーもなかったので)、そのまま乾かして、完全に乾いてからこすり落とした。2日間続けてこれをやったので、帰って洗ったら洗濯の水がすごかった(^^;)。

(4)カメラ、フィルムも濡れないようにビニール袋などに入れておく。

(結果) 冷凍食品用のファスナーがついたストック袋に入れていった。ジャケットのポケットにビニール袋のまま入れ、撮るときも袋の中からレンズだけ出して撮るように。おかげでカメラもフィルムも無事。

「寒さ・暑さ対策」

*昼間暑くても夜になると冷え込むので長袖のダンガリーなどを腰に巻いて行く。暑さ対策にもタオルはあると便利。頭と首は太陽光線からガードすること。

(結果) タンクトップ、長袖Tシャツ、ダンガリー、半袖Tシャツ、ジャケットと重ねてちょうどいいくらい。2日目にはそれでも寒くて、もう1枚半袖Tシャツを着た。いざとなったら、パジャマも着てしまおうかと思っていた(^^;)。私は冷え性なので、夏の旅行でも機内用にストッキングは必ず持っていくのだが、これが現地でも必要だった。暑さ対策は今回必要なかったが、一般のフェスティバルではこっちが必要な場合が多いんじゃないかと思う。

「敷物」

*地面は湿っていたり濡れている可能性が高いので敷物も兼ねて、大きめのビニール袋を持って行くと便利。マーチャン入れにしたり、雨の時被ったりもできる。

(結果) 初めはレジャーシートを持っていくつもりだったが、ゴミ用のビニール袋(燃えないゴミ用の厚手で丈夫なもの)にした。正解だった。袋になっているほうが、ほんとに何かと便利。1日目にナイロン製のポンチョだけだと水がしみてきてしまうことがわかったので、2日目にはビニール袋に3か所穴をあけ、ジャケットの上からかぶって頭と両手を出し、その上からポンチョを着た。保温にも役立った。

「時間配分」

*とにかく目的のバンドを無事に観て、無事に帰って来ることが大切なので、他のミュージシャンは休憩時間に充てるぐらいのつもりで。

(結果) ほんとにその通り。2日目、5時くらいまでホテルで休んでいてよかったと思う。でなかったらとても夜中までもたなかったし、ダニーに「ジャンプ!」と言われたって、逆にへたりこんでしまっていただろう。

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