Running Edinburgh
( エディンバラばたばた )



ダブリンとエディンバラで食べたもの


ダブリンで食べたもの
今回はあまり食べ物の写真を撮りませんでした。イヴェントと映画と観光の合間に適当にすませていたので撮るほどのものは食べていなかったという感じ。とりあえずスコットランド名物のハギスには挑戦しました。

ダブリンではとにかくギネス。一緒だった友人がお酒大好き人間だったので、食事するにも休憩するにも入るのはパブ、注文するのはギネス。ここのところアルコールはほとんど飲んでいなかった私もつられて1日に2パイントくらい飲んでたような気が。不思議とヨーロッパの気候のもとで飲むと酔わないし、あとにも残らないんですよね。

・ソーセージとじゃがいも、野菜のスープ
・牛肉とじゃがいものギネス煮(ソーダブレッド添え)
・アップルパイ
・五目かた焼きそば
・クレープ・シュゼット

これだけかって感じですが、朝がフルブレックファストなので昼食は必要ない。

アップルパイはフィルのお墓参りの帰りに寄ったカフェで。ここは海辺の小さな町なのでパブがなくて(町はずれのほうまで行けばあるんだと思うのですが)、アイルランドで入った唯一のカフェとなりました。でも、このアップルパイは近年食べた中で最高の出来だった。トラディショナルなタイプじゃなくて、パリっとしたパイ皮にあっさり煮たりんごがはさんであるもの。ああ、もう一度食べたい!

五目かた焼きそばというのは、コンサートの終了後、真夜中でレストランが開いておらず、怪しげな中華のファストフード店に入ったときのものです。私は店内の写真を見てこれを選んだのですが、友人はメニューの文字だけ見て Chips & Rice with Curry Sauce というのを注文したところ、皿の上にフライドポテトとごはんが盛られ、上に具がほとんどない黄色いカレーソースがかけられたものが出てきました。カレーはいかにもインスタントという味。こんなもの出して怒る客もいるんじゃないかと思ったのですが、周囲を見るとけっこうこれを食べてる若者が多かった。安くてお腹いっぱいになるから人気なのかも。

エディンバラで食べたもの
・ナチョス(シネコンの中のピザハット)
・アップルパイ2回(映画館の近くのカフェ)
・ハギスとミンスパイ(ロイヤル・マイル近くのカフェ)
・キッシュの野菜添え(エジンバラ城のカフェテリア)
・タンドーリチキンのクレープ包み(コンビニで買って映画館で)
・ベーコンロール(ハイランド・ツアーの途中に寄ったカフェ)
・フィッシュ&チップス(ハイランド・ツアーで行ったネス湖の入り口の村のテイクアウト)
・中華バイキング(J・K・ローリングゆかりの店)
・きのこのピザ(ホテルの前のテイクアウト店)
・チーズとピクルスのサンドイッチ+ポテトチップス(スターバックス)
・シェパーズパイ(「ジキルとハイド」というゴシックパブ)

ハギスというのはオートミールと内臓肉を混ぜて香辛料で味付けしたものを羊の腸に詰めたもので、これだけ聞くと「げっ」という感じですが、意外に好きだという人は多いようです。保守的なイングランド人は「あんなものは人間の食べるもんじゃない」と言ってるようですが。そういえば映画「ハイランダー」でショーン・コネリー扮するラミレスがマクラウドの説明に嫌そうな顔をしてみせていましたが、よく考えるとコネリーはスコットランド人、クリストファー・ランバートはスイス育ちのアメリカ人なんですよね。

で、上の写真のハギスは「ジャンボ・ハギス」と書かれていたので通常のものよりサイズが大きいんだと思います。別にそんなにたくさん食べたかったわけじゃないけど、他の選択肢がなかったもので。本来のハギスは茹でるか蒸すかしたものだと思うんですが、こうして揚げてあるほうが一般人には食べやすいかも。(左の写真は一緒に注文した牛肉のミンスパイ)

かなりスパイスが効いていて(辛くはない)、思ったよりずっと食べやすかった。ただ、やはりくどいのでそうたくさんは食べられないかな、という気がします。本来はマッシュポテトが添えられるものだと聞いたことがありますが、そのほうが混ぜて食べてもいいし、フライドポテトよりも合っているような気が。

ベーコンロールというのはハンバーガー用のパンに焼いたベーコンをはさんであるだけのもので、バターが添えてあったのでパンに塗って食べましたが、これがおいしいのなんのって。ツアーのガイドさんが「ここのベーコンロールはお薦めよ」と言っていただけのことはあります。ただし、パンもベーコンもおいしいからで、日本で真似して作ってもあれほどにはならないだろうなあ。

パブ「ジキルとハイド」はエディンバラ出身の作家スティーブンソン(『宝島』の作者でもある)の作品『ジキル博士とハイド氏』にちなんで作られたパブで、映画「ジキル&ハイド」でジキルの家になっていたのと似たような作りの建物の並びにありました。

中はかなりうす暗く、装飾もゴシック風でロックが大音量でガンガンかかっています。ゴシックメタルというわけでもありませんでしたが。観光客と若者の常連風が半々といったところ。メニューにある料理の名前もホラー風味で凝っていました。メモしようとしたけど暗くて文字なんて書けませんでした。

エール(Mcなんとかという銘柄。エディンバラではこれが多かった)の写真の後ろのほうにかすかに見える本棚はフェイクですが、これが壁になっていて、トイレの隠しトビラにもなっています。表示などないので初めて来た人はなかなかみつからず、うろうろしているのが面白かった。女性用と男性用を間違えて入ってっちゃった人もいたし。

ここのシェパーズパイはひき肉とマッシュポテトだけじゃなくてベイクドビーンズが入っているのがちょっと珍しかったです。そのベイクドビーンズも缶詰じゃなくてちゃんと作っているふうで、味が濃すぎず、豆も歯ごたえがあっておいしかった。カリカリに焼いたパンが添えてありました。

J・K・ローリングのカフェ