WALKING PARIS IN WINTER



1月4日(土)

あ、きょうは待ちに待ったクリニャンクールの蚤の市です! と、はりきって出かけたのはいいけれど、

広すぎる\\(;^0^;)//

なにしろ広くて(ひとつの街みたい)、いっぱいお店があって、すてきなものが山ほどあるのだけれど(アクセサリーも食器も服も家具も)、物がありすぎると反動で何も買いたくなくなってしまうことって、ありません? ほしいと思うものがひとつくらいなら「これ、いくらですか?」「もっと安くなりません?」という交渉もできますが、店先にあるものほとんどが欲しいものだと、どうしていいかわかんなくなっちゃう。体調を崩していたのも影響してたかも・・・。

あとで後悔するとはわかっていながら、精力的に買いまくるWのうしろを、ただボー然とついていく私なのでした。

「あら、額縁買ったの、いいわね」
「へえ、その箱も?」
「絵まで買ったんだ!」
と羨みながら、10フランで買った焼き栗を食べつつ歩く私でした。

途中カフェで軽くお昼ごはんを食べたりして、2時くらいまでいたかしら。別の骨董街に行くというWと地下鉄の駅で別れ、再びルーブルへ。 ようやくフェルメールを見られて、とりあえずは心残りもなくなりました。


好きな画家がいると、美術館めぐりも楽しみになりますよね。フェルメールのように作品数が少ないと、初めから「あの美術館にはあれが あるはず」と、楽しみにして出かけますが(ところが展覧会のため国外に出ていたなんてことがあると悲惨)、そうでなくて、予備知識なしに入った美術館で、好きな画家の作品に思いがけず出会えたりすると、すごく幸せになってしまいます。その上、新しいお気に入りができたりすると、なおうれしい。


待ち合わせの BAZAR D'HOTELL DE VILLE まで行ったら気分が悪くなり、Wが30分も遅れてきたのでますます悪くなって、息もたえだえにレストラン DARU ( 19, RUE DARU ) へ。キャビアの専門店です。「なんにも食べたくないよぉ」と訴える私の声を聞かないフリをして注文するW。

それでもさすがにキャビア、おいしかったぁ。あんなにおいしいの、生まれて初めて食べました。「えっ!」と驚くほど高かったけどね。キャビアだけで124フラン。それでも、日本に比べたら格段に安いですものね。タラモサラタも、たらことオリーブ油だけの本物だったし、パリの中でもスノッブなグルメの集まる店のようです。すっかり満足してホテルに帰り、荷造りをしました。


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