
きのう夕食をとったEL MESONに行こうかとも思ったが、やっぱ り違うところも開拓したいと思って、向かいにあるCAFETERIA PINATAという店に入ってみた。昼の定食を頼んだ。
*MENU*スープの上にサラダの皿がのって、2段で運ばれてくるあたりが、いかにもお手軽なセットという感じがしてよい。どの料理にもにんじんとキャベツが入ってるし、味もまあまあだったけど、セットで9ペソだから文句は言えない。スープ・・・とりの内臓でだしをとったコンソメで、にんじん、キャベツ、コーンが入ってる。 サラダ・・・きゅうりの輪切り、にんじん、キャベツのざく切り。サラダの代わりに米料理を選ぶと、にんじんとグリーンピースが入ったピラフが来る。 とり肉のオレンジソース煮・・・にんじん、じゃがいも、キャベツ添え まだ時間があるので、ベニト・ファレスの家に行ってみたが、改装中で休み。工事をしている人が「入ってもいいよ」というので入ってみたが、瓦礫の山と古新聞の束がごろごろしてるだけだった。
もう行くあてもないので、目的もなくぶらぶら歩いていたら、お洒落な感じのギャラリーがあったので入ってみた。中庭にはタペストリーが飾ってある。今まで見た中ではいちばんデザイン的だ。名前が織り込んであり、どうやらARNULFO MENDOZA というアーティストの作品らし い。日本風のモチーフを織り込んだものもある。
あとからギャラリーのオーナー女性に聞くところによると、メンドーザ氏は彼女の夫で、前に日本に行って個展を開き、八王子あたりにしばらく滞在して、織物をしていたらしい。
私は彼のタピストリーのひとつに異常に惹かれたのだけれど、お値段が12万円。しばらく迷ったけど、なにしろウサギ小屋住まいだからなあ。
Wは、ここで見た絵に一目惚れしてしまった。ちょっとカンディンスキー風で、もっと大胆なタッチの色づかいがとてもきれいな作品。オアハカの作家でRUBEN なんとかという画家の作品らしい。しかし、こちらのお値段はなんと40万!
そりゃあ、絵としたら安いかもしれないけれど、私たちは画商でもコレクターでもない、ただの旅行者ですからねえ。ふたりとも悩みに悩んで、「また明日来ます」ということになった。
いったんホテルに戻ると雨が降ってきた。部屋で休む私を残して、Wはプールに泳ぎに行った。蛙か、キミは(^_^;)。