太田道灌公の足跡
七重八重、花は咲けども山吹の、実の一つだになきぞ悲しき
城
- 江戸城
長禄元年(1457)4月、道灌公は江戸城に入城した。文明18年(1486)まで30年間を住んでいます。現在の江戸城の本丸の一帯で、自然の地形を利用した中世的な城であった。
- 道灌公時代の堀 道灌公堀
- 櫓を静勝軒 我が庵は松原遠く海近し富士の高嶺を軒端にぞ見る
- 梅林坂 文明10年(1478)、梅林坂上に平川天神を勧請し数百株の梅を植えたことにより、この名前がある。本丸造営にあたり平川天神は門外の現在地に移し地名を平河町とした。
- 石神井城
- 稲付城
- 豊島城
- 平塚城
- 江古田・沼袋古戦場
記念碑
- 道灌公追慕の碑 千代田区一ツ橋1平川門辺り
- JR日暮里駅前 道灌公馬上銅像
- 東京国際フォーラム内 道灌公銅像
- 新宿中央公園 道灌公と紅皿との出会いの場面の像
- 紅皿の碑 新宿区新宿6−21−11 大聖院境内
紅皿は大久保に庵を建てて尼となり、死後その地に葬られたそうです。
- 山吹の里碑 面影橋たもと 豊島区高田1−18
社寺
- 柳森神社−−−千代田区神田須田町2−25−1
道灌公が江戸城築城に当たり、鬼門除けに京都の伏見稲荷を勧請する。また、多くの柳をこの地に植えた。江戸の地に創建した始めての社寺です。
- 椙森神社−−−中央区日本橋掘留
田原藤太秀郷、将門の乱を鎮定の為、戦勝を祈願する。文正元年、道灌公、雨乞祈願に霊験あり、伍社稲荷大祭を遷し祭祀する。江戸時代には江戸三森の一つに数えられ恵比壽大神を祭り祭祀す。
- 築土神社−−−千代田区九段北1−14−21
- 天慶3年(940)江戸城本丸上平河村の観音堂に平将門の霊を奉り、津久戸明神とする。
- 文明10年(1478)、道灌公が江戸城の鎮守として社殿を造営する。
- その後、数度の移転
- 山王日枝神社−千代田区永田町2−10−5
- 平川天満宮−−千代田区平川町1
道灌公が、菅原道真公の霊夢を見て、文明10年城内に天満宮を建立した。その後、徳川家康公が築城のため平河門外に奉遷し、慶長12年秀忠公、現在地に奉遷、地名を平河町と名付けた。
- 櫻木神社−−−文京区本郷4−3−1
文明年間、道灌公が江戸築城の際、菅公の神霊を京都北野の祠より同城内に勧請せられたのがはじまり。後二代将軍秀忠の時代に湯島の台坂上なる旧桜の馬場の地に遷座。1691年、現本郷の地に再び遷座し本郷の氏神として現在に至る。
- 太田姫稲荷神社−千代田区神田駿河台1−2
道灌公の姫が天然痘に罹ってしまった時。山城国の「一口(いもあらい)稲荷」に平癒を祈願したところ、姫は全快したと伝えられております。後に江戸城を築く時、その鬼門除けとして、姫を救った「一口稲荷」を移し奉りました。長祿元年(1457)の事であります。元は神田錦町一丁目→聖橋の橋詰に在りました。
- 諏方神社−−−−荒川区西日暮里3−4−8
元久2年(1205)の創立で、豊島左衛門尉経泰が勧請。文安年間に道灌公が神領を寄進し、徳川時代に神領を賜わり、寛永12年社殿を現在の地に御遷座し、明治になり日暮里・谷中の総鎮守の神社
- 赤城神社−−−−新宿区赤城元町1−10
正安2年の創祀で牛込早稲田村田島(今の早稲田鶴巻町)に鎮祭されたが、寛正元年に道灌公が牛込台に遷し奉り、その後、弘治元年、牛込氏により現在の地に遷し奉ったものである。
- 荻窪八幡宮−−−−杉並区上荻4−19−2
寛平年間(900年頃)の創祀。道灌公らが戦勝を祈願し、社殿の修復や献木(道灌公槇―現存する)を行った。
- 西久保八幡神社−−港区虎ノ門5−10−14
寛弘年中(1004〜12)に、源頼信が、石清水八幡宮の神霊を請じて、霞ヶ関のあたりに創建したという。道灌公が江戸城を築いた時、現在地に遷された。慶長5年(1600)、関ヶ原の戦に、崇源院は戦勝と安全を祈願し、その報賽として寛永11年(1634)社殿を造営した。度々、火災に遭い、宝物・旧記等をことごとく失った。
- 市ヶ谷亀岡八幡神社−新宿区市ヶ谷八幡町15
文明10年(1478)、道灌公が江戸城の鬼門鎮守として鎌倉の鶴岡の八幡神を勧請
- 根津神社−−−−−−文京区根津1−28−9
日本武尊が東制の途中、千駄木の地に須佐之男命を祀ったのに始まる古社で、文明年間に道灌公が社殿を再興した。
現在の社殿は宝永3年(1706)5代将軍綱吉が嗣子家宣の氏神社として甲府宰相の江戸邸に奉建したものです。当時の権現造りの社殿、唐門、透塀、楼門、透塀等の建物が全て現存し、江戸時代の代表的な建築として、国の重要文化財に指定されています。境内は徳川綱重公が庭につつじを植えたことに始まる、咲き競う数千本の「つつじ」の名勝です。
- 湯島天満宮−−−−−文京区湯島3−30−1
文明10年(1478)、道灌公が再建し、天正18年(1595)徳川家康公が江戸城に入り、五石の朱印地を寄進。
- 静勝寺
- 本行寺 荒川区西日暮里3−1−3
- 青松寺
青松寺は文明8年(1476)、道灌公が開基し、1600年に現在地(東京都港区)に移ったと言われる曹洞宗のお寺です
- 局沢16寺
- 日蓮宗 法恩寺 墨田区太平
- 日蓮宗 大法寺 江戸川区平井
- 日蓮宗 本妙寺 豊島区巣鴨
- 日蓮宗 浄心寺 江東区平野
- 日蓮宗 本行寺 荒川区西日暮里
- 浄土宗 善徳寺 台東区浅草
- 浄土宗 聖徳寺 台東区松が谷
- 浄土宗 浄土寺 港区赤坂
- 真言宗 地蔵院 台東区元赤坂
- 真言宗 多聞院 新宿区弁天町
- 天台宗 東光寺 台東区西浅草
- 禅宗 祝言寺 台東区松が谷
- 禅宗 青雲寺 荒川区西日暮里
- 禅宗 祥雲寺 豊島区池袋
- 禅宗 宝泉寺 中野区上高田
- 道灌公五輪供養塔 (東京都墨田区太平1−26−16・法恩寺)