趣味の菜園 トマト
(新設00年2月14日)
トマト原産地は南米アンデスです。 気候は雨が少なく強い日の光と昼夜の温度差が特徴的です。トマトと言えば真っ赤なトマトが代表的ですが、黄色や白色に近いトマトもあります。味はもともと酸味がありトマト臭いものでしたが、品種改良などにより臭みや酸味の少ない、現在のような完熟トマトになりました。
原産地の気候から推測されるようにトマトは高温多湿の日本の気候が苦手のように思われます。トマトの病気が入梅前後に多発するのもこのためと考えられます。ですからトマトを成功させる為には雨除けが欲しいところです。
『栽培のポイント』
@病気に強い品種を選ぶ。
A同じ場所で連作をしない。
B雨や高湿を避ける。
Cわき芽は小さい内に摘み取り、全体の形を整える。
D除草・芽摘み・温度・湿度などで環境の急激な変化を与えない。
E肥料は控えめにする。
F光りを十分に与え、風通しも良くする。
『栽培法』
@発芽の最適温度は25〜28℃なので3月頃の種蒔きには加温が必要です。
A播種後6日目頃には発芽しているはずです。
B発芽後は光をタップリ与える。
C二葉の中心に本葉が見え始めたらポットに移植する。
D5月連休の頃花が咲き始めた苗を畑に定植する。
E雨の跳ね返りが葉の裏にかからないように工夫する。出来れば雨除けをする。
カップラーメンの容器に川砂を入れ、そこに種を蒔き温度の高そうな場所に置きます。
6日後発芽を確認し、本葉が出始める頃ビニールポットに移植します。
苗が大きくなって花が出る頃、畑または鉢に定植します。
定植後、根元に枯れ草などを敷いて雨の跳ね返りを防ぎます。
大きめの鉢に新しい土を入れ、雨を避けながら成育させると良くできます。
良い味を求める場合最も大切なのは日光と品種の選定です。その次に鮮度と思われます。そ
の他に有機肥料を使うことや水を少な目にするなどが考えられますが、品種の差を覆すこと
は困難なようです。また、黄色いトマトは味も少々異なり好みに個人差が有ります。
トマト成育の目標は『実の収穫段数』で、何段の実を収穫出来るかでしょう。
畑の場合は四段以上、鉢植えでは三段を目標にしてみてください。