趣味の菜園 さといも
(2001年1月08日 更新)
里芋は山芋に対する里の芋と言う意味が含まれています。
なるほど葉の形や芋の粘りなどよく似ている所があります。原産地はインド、スリランカあたりと言われています。里芋は今ではおかずの一部のように考えられていますが、『里芋文化』の言葉が残っていて、過去に稲が伝来するまでは主食の様に栽培されていたようです。
ヨーロッパでジャガイモの栽培が人工の増加に繋がったように主食用品種は大変重要なことだと思います。そんなわけで里芋の品種や調理法は多種多様と思われますが余りよく分かりません。
これからいろいろ調べ、その結果をお伝えして行きたいと考えています。
それから私の大好きなアマガエル君、里芋の葉によく似合う相棒です。観察記録をアマガエルのページに掲載してありますのでお楽しみ下さい。
植え付け:列間を広くあけて下さい。(写真左)
竹の子芋:写真左から2番目のように細長いのです。凹凸が無く調理し易く美味しい品種です。
はすがら:写真右から2番目です。葉の形や色が普通の里芋と違います。茎を食べます。
里芋の花:咲いている期間は数日間です。細長く、割れ目ちゃんの様な形をしています。枯れると花の下がやや太くなりますが、実が成るわけではありません。皆さんは珍しいと思うでしょうが毎年幾株かは花を咲かせます。
芋茎(ズイキ):試作してみましたが想像以上に美味く、これは美容食です。
注意:里芋の茎の汁は衣服に付かない様にして下さい。後から洗ってもとれません。また、調理中に手が痒くなるのは蓚酸石灰によるものだそうです。手に塩や油を付けると良いと言われていますが私は水道の水を出しながら皮を剥いていてそのおかげで痒くなったことがありません。
品種コレクション
@竹の子芋(京芋とも呼ぶ):親芋は地上に突きだして育ちます。調理の時ネバネバが少ないので調理し易く、ホクホクした味がたまりません。更に親芋に付着して育った小芋は柔らかくこれまたおいしいのです。
A赤芽:丸い大きな親芋を食べます。塩で蒸かすのが美味しいようです。
B八つ頭:小芋が親芋に結合して塊になって育ち、頭が沢山結合した状態なのでこの呼び名があります。この名にあやかって正月の雑煮や煮物に用いられる高級品です。粘りもありますがホクホクしていて大変美味しい品種です。
C八つ子:八つ頭の横に出来る孫芋です。小さいのですが里芋類の中で味は最高です。しかも貯蔵期間も長い特徴を持っています。
D普通の里芋
E海老芋(唐芋):エビの様な形をしているのでこの名が着いたようです。お目出度い時の料理に使われます。唐の呼び名は頭と韻をふんでいます。
Fはすがら:里芋に似た葉と茎を有していますが根に食べられるような芋は成りません。主に茎を食べます。